Today I Read #180

Hall M, Attard TM, Berry JG. Improving Cohort Definitions in Research Using Hospital Administrative Databases-Do We Need Guidelines? JAMA Pediatr. 2022;10.1001/jamapediatrics.2022.0091. 

データベース(レジストリ)研究における課題。これは、AMR時代にぶち当たりまくった壁ですね・・・。コホーティング、曝露、アウトカムの特定など、方法論的な課題が散在しており、全体的に問題が山積。まずもって、コホートの定義は、レジストリ自体のコホートが正確という前提にたっているので、そもそもここがどうなんという話も。コホートの作成によってどの程度、研究精度に影響するかという研究はほとんどないし、データベース研究のピアレビューでは正確なコホート定義についてはほとんど問われない。これは、査読者の専門知識と焦点が別にあり、コホート選択が研究デザインや統計処理の一部と見なされてない可能性もある。Health Services Researchタイプの雑誌ではこのあたりのピアレビューが結構ちゃんとしているので、内的妥当性を評価する能力を高められる機会があるかも。

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