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人はオンライン動画を何分見ていられるのか?

オンラインの授業、オンライン会議やセミナーなど、リモートワークが始まって多くの方がその長短両面を経験されています。

恐らくリモートワークをされている一般の方よりは、オンラインでのやり取り(授業や研修、打ち合わせなど)の頻度や回数が比較的多い私が常に思っていたことがあります(未だに答えは出ず)。

双方向ではなく、ライブでもなく、例えば録画など一方的に情報が提供されるオンラインコンテンツを人はどのくらい真剣に集中して視聴し続けられるのだろうか・・・という疑問です。


この点は実は私にとってはかなり重大です。授業やセミナー、研修のコンテンツの構成そのものに大きく関係するからです。

未だ”一般的には・・・”と発表できる研究成果はないのですが、あくまで 私個人と周辺の人に聞いてみた感触を合わせた結果がこちらです:

ひとは

左は、「ある程度ぼーっとして見ていてよいモノ」「エンターテイメント性が高い娯楽(映画やYoutubeなど)」、もしくは本当に100%視聴者の目的や興味にドンピシャ当てはまったコンテンツを想定しています。

右はその逆です。でも世の中圧倒的に右側に位置するもののほうが多いと思うのは私だけでしょうか。。。。(私自身はいかに面白そうなYoutube動画でも10分以上は苦痛で見ていられません)


私が現時点で考えている、オンラインと「対面、集合、リアル、オフライン」との決定的な違いは、オンラインだと見ている側個人で100%の視聴をコミットさせられることにあるのではないかと。そうなると集中力の消費スピードは速い。これが対面で複数人で同会場で同時に受けていると(見ていると)なんとなくその集中力は場と空気の中で分散され、オンラインほどの集中力を発揮せずともある程度の時間、一方的でも話を聞いていられるのではないかと。(あくまで現時点での仮説です)


先日ある人がこう言っていました

「映画って、あれだけ観ている人を必死にエンターテイメントし続けて、観る人も自分が選んでお金払って見に来ているけど、それでも2時間観せ続けるのやっとだよね」

なるほど、確かに。となると、あれだけお金かけてエンターテイメントしていないその他のコンテンツは一体どうなんだ?と思ったのです。


私がここ2か月間で作り上げたコンテンツは、この前提を100%満たすものではないものの、「人とはこういうものだ(自分も含めて)」という前提を考えて作り込まれたものになっています。


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