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転職エージェントだった私が、気づいたら担当企業の採用チームにジョインしていた話


初めまして、
マネーフォワードPeople Forward本部の
遠藤 祥浩(えんどう よしひろ)と申します。
マネーフォワード入社から1.5ヶ月ほどを経過し、
すでに非常に濃い時間を過ごしていますが、
この度、初のnoteを投稿します。


私の自己紹介とマネーフォワードに
ジョインした経緯について、
入社してから担当しているミッションについて
知っていただくきっかけになれば、
と思っています。


自己紹介

仕事用写真


私はこれまでのキャリアでは主にweb、IT領域の
人材紹介業に従事してきました。
人材紹介業には大まかに分類して
2種類の型があり、
一つは、「分業型」(企業担当者と候補者担当者が分かれている)と呼ばれるものと、
もう一つは、「両面型」(企業と候補者の両者を一気通貫で担当)というものです。


キャリア初期はITエンジニア転職支援に
特化したベンチャーの人材紹介会社で
キャリアコンサルタント(候補者担当)として、
多くの方々のキャリアと向き合ってきました。
このときは候補者様ひとりひとりの
キャリアをどうつくっていくか、
という課題に対しての
コンサルティングをメインで行っていました。


その後、より深いコンサルティングのためには
実際に提案する企業やマーケットの情報も
更に必要になると考え、より大きな採用課題、
経営課題の解決に挑戦すべく
大手人材紹介会社のJACリクルートメント
(以下、JAC。)に転職しました。

JACでは「両面型」のコンサルタントとして
企業側と候補者側の両者に対して
採用/転職の支援に従事しました。
JACは深い顧客理解のために経営者、
現場の方々と直接話し、
その企業のパートナーとして採用支援を
行う点に私は魅力を感じており、
各クライアント企業の採用支援に
個人的にも大きなやりがいを感じていました。


マネーフォワードとの出会い


JAC入社時からweb業界のスタートアップ企業を
担当するチームに所属し、
IPO前後のSaas企業を中心に
スペシャリスト、マネジメント、
CxOクラスの採用支援に従事していました。
(在職中初期はビジネス職種と
エンジニア職種を担当し、
後にエンジニア職種を専門で担当)

この領域を選定した理由は、
クライアント企業のビジネスに対する
想いへ共感でき、これから急成長を
遂げようとするフェーズにおいて
より近い位置から採用支援できることに
魅力を感じていたからです。
そして、私が担当するクライアント企業の1社が
マネーフォワードだったのです。


当時私のメンターをしてくださった先輩社員は、
多くの実績を持ち、ベンチャー企業界隈でも
名が通った方で、企業と向き合うスタンスや
心持について指南してくださりました。
後に私がマネーフォワードとの関係性を
作っていくうえでのベースとなる考え方も教わり、
その一つが企業の
MVVC(Mission、Vision、Value、Culture)の
理解、共感
についてでした。
担当するクライアント企業が
目指している世界観を理解し、共感し、
企業と同じ目線で採用を
手伝えるか、といったことを
よく議論していました。


JAC時代のマネーフォワードとの関係


マネーフォワードを担当した約3年間は、
数々の喜びをともにし、
また、苦難を乗り越えることもありました。

担当になった当時はIPOの直前だったこともあり、
かなりのスピードで事業拡大、
組織拡大も進んでおり
初めてのアポイントではその勢いを
強く感じたことを覚えています。
マネーフォワードが以前入居していた
森永ビルのフロアに訪問するたびに
「なにか面白いことがここから始まりそう」
ワクワクする感覚を持っていました。


担当開始から数ヶ月は、
書類選考がなかなか通らない、
見送りの理由も「カルチャーフィット懸念」など
抽象的な内容の理解が追いつかず
ヤキモキする時期もありました。


余談ではありますが、
エージェントあるあるの一つとして、
「カルチャーフィット懸念ってなに?」
「そんなこと言ってたら採用できないですよ」

という議論があります。
属人性、抽象度の高い内容なので、
一朝一夕では理解できるものではありません。
(もちろん勘所の良い方は
すぐにキャッチアップされます)
第三者的に見ると「内輪ノリ」と
見えるかもしれませんが、
実際は言語化は難しくとも企業の求心力となる
重要な定性要素であったりするのです。


この状況の突破口となったのは、
当時マネーフォワードの「ひとり人事」だった
小川さん(現マネーフォワードキャリア)との
アポイント時に会社そのものや事業、
MVVCについて丁寧な説明をいただき、
解像度が格段に上がったことでした。


追ってまもなく、マネーフォワードに対して
初めてのご縁をつくることができました。
その後、マネーフォワードの人事体制も徐々に
増強されるにつれて、
さらに多くのご縁をつくることができ、
現在カンパニー執行役員やVPoEとして
ご活躍されている方々の採用も
支援することができました。
当時JACのなかでは
「遠藤くんといえばマネーフォワード」
というイメージを持たれていたと思います。


このように書くと、
いかにも順風満帆な話にも見えますが、
侃侃諤諤と、時には意見の衝突もありながら
関係を醸成してきました。

「協力して採用活動を成功させたい」
という思いは同じでも
「採用を支援したい」と思うエージェントと
「支援してほしい」と思う企業には、
それぞれに対して「こうあってほしい」という
期待値があります。
お互いの期待値と実態にギャップが
有るときには、もどかしく感じてしまい
ときには率直に指摘することも
あったりするのです。


ただし一見ぶっきらぼうでも、
率直に言ってもらえる内容に
採用成功のための建設的な要素があります。
そうやって言ってくれるだけでも
パートナーとして期待してもらっていると思い、
それに応えようとすることで
お互いに目指している「採用成功」
イメージが共有できるようにも
なったと思います。


結果として、長い時間をともにし、
お互いの価値観を理解しようと
してきたこともあり、
私はマネーフォワードに対して
潜在的な「仲間意識」を持つように
なっていきました。
今思い返すと、円滑なやり取りのみであれば、
これほどマネーフォワードと心理的に
近づくことはなかったかもしれません。
言い換えると、こうした過程で
マネーフォワードのMVVCの考え方、
在り方について共感を
強めてきたのだと思います。


転職することについて


JAC時代の業務は好調で、
このままエージェントとしてのキャリアを
積み上げていくことを考えていました。
実際に、これまでのキャリアのハイライト
とも思える出来事も多く、
社内での月間個人MVP(約800人中1位)や
所属チームが半期での
チームMVP(150チーム中1位)といった
表彰をいただく機会もありました。


しかし、JACでも新組織の立ち上げなどの
大きな動きもあり
私はマネーフォワードの担当を
離れることになりました。
その時に、自分でも気づかないほどに、
いつしか自分が持てる力や想いの多くを
マネーフォワードに向けていた
ということに気づいたのです。

ちょうどそのタイミングで人事の
菱沼さん富田さんとプライベートで
接点を持つようになり、
マネーフォワードでのキャリアについての
可能性を考えるようになりました。
ただし、その時は人事としての転職のみでなく、
エージェントとしての
成功体験もあったことから、
マネーフォワードシンカでの人材紹介業の
ポジションも並行して
検討させていただくことになりました。


マネーフォワード入社への意思決定


転職軸を改めて整理し、
それぞれのポジションについて、
今後のキャリアのイメージを考えた結果として、
マネーフォワードPeople Forward本部の
メンバーとしてジョインしたいと
心を決めました。

これまでのキャリアでは、
クライアントの事業や
MVVCの理解・共感を深め、経営課題、
事業課題を解決できる人の
採用に注力してきました。
その最たる例が私にとっては
マネーフォワードであり、
マネーフォワードの採用に寄与していきたい
という想いを最も形にできるのが
People Forward本部だと感じました。

また、マネーフォワードの成長戦略、
事業計画を踏まえて考えると
「採用」と一口にいっても今後の事業成長、
組織拡大のために様々な企画や打ち手を
打っていく機会があることに
自身のキャリアにとって大きな可能性を
感じたことも決め手になりました。


マネーフォワードでの
現在のミッションと今後やりたいこと

 
“Technology Driven”をもっと前へ。

マネーフォワードが大切にするValueの一つに
"Technology Driven"というものがあり、
読んで字のごとく、テクノロジー駆動で
顧客満足度の高いプロダクトづくりを行うことに
重きを置いています。
マネーフォワードの社員の約40%は
エンジニアとデザイナーで構成されており、
技術力やデザイン力がプロダクトのみでなく
事業成長を支える大きな柱となっています。


現在私は、企業としての成長の要になる
エンジニア採用をメインに担当しており、
CEO、CTO、VPoE陣とともに、会社として、
エンジニア組織としての将来像を描き、
採用要件の策定、リクルーティングと
一部オペレーションを行っています。
入社1.5ヶ月とはいえ、エンジニア採用に
おける課題に対して毎日真っ向から
向き合っていると思っています。


マネーフォワードでは、
すでにリリースしているプロダクトの
機能追加や改善を行っており、
会社としての成長フェーズに連動するように
プロダクトとしての第二次成長期に
差し掛かっています。
一方で新規プロダクトも
毎年複数リリースしており、
エンジニアリング力が
年々強く求められている状況です。


また、エンジニア採用は競争が激しく、
候補者に対しては企業としての魅力、
入社して得られる経験、
ともに描ける未来像などの訴求のみでなく、
我々としても日々変化する
マーケットに対してスピード感と
現場や経営を巻き込んだチームワークをもって
採用に臨む必要があります。

このように多くの課題と向き合っていますが、
面接の中でCEO辻さん、CTO中出さん、
VPoE渋谷さんとも話したとおり、
“Technology Driven”というvalue
より追求することでマネーフォワードを
「日本が世界に誇れるテックカンパニー」
していくことを採用側から支えていきたいです。


最後に


私の転職活動の振り返りのようになってしまいましたが、
自己紹介とマネーフォワードにジョインした経緯を
拙筆ながら投稿しました。
このnoteがきっかけでマネーフォワードの事業、
カルチャー、またはキャリアに
興味を持ってくださる方が
増えてくれることを願っています。
読んでいただきありがとうございました。

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