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2022年の自分の勤務場所、電気代、お小遣いの使途というデータをクソ真面目に分析してみた話

2022年がもうすぐ幕を閉じようとしている。リモートワークもすっかり定着しているが、ふと、「今年はいったい何日、在宅勤務をしたのだろう?」と、#2022年のわたしと仕事 というハッシュタグをぼんやり眺めながら思った。

そこで、自分のこの1年の働き方を、データを見ながら振り返ってみようと思う。数字を出して眺めてみれば、何か気づくこともあるかもしれない。

使用するデータは、僕の2022年の勤務記録(スマホのカレンダー)、家の電力使用量レポート(カテエネのWEBサイトよりダウンロード)、そして僕のお小遣い帳(スマホの家計簿アプリ)である。

なぜ電力使用量とお小遣いのデータが出てくるのかは、読み進めていただければお分かりいただけるだろう。特に、勤務場所とお小遣いの使途の分析については、自分でも意外と面白い発見があったと思っている。

それでは、勤務場所と電気代とお小遣いというデータについて、これからクソ真面目に分析していく。

はじめに|僕の仕事について

はじめに、僕がどんな仕事をどんな風にやっているのかを、簡単に話しておこうと思う。

僕は会社員だが、こんな自由な働き方をしている会社員はいるのか?と思うくらい自由に働かせてもらっていると思う。会社や上司には感謝している。

技術系の専門職で、世の中では「研究者」などと呼ばれる職業だ。(でも、僕自身は博士号をもっているわけではないので、厳密には研究者というよりエンジニアだと思う。)

日々、実験をしてデータを収集し、そのデータを解析し、そこから新たな知見を見出し、僕たちの会社に出資してくれる株主企業様、パートナー企業様の製品開発に役立ててもらう。そんな仕事だ。

以前に技術の専門内容について書いたことがあるので、詳しい仕事内容はそちらの記事に譲る。

素材の分析、データの解析、というのが本業なので、つい、自分の働き方についてもデータとして分析してみたくなったのだ。(職業病?)

働く場所や時間については、基本的に自分の裁量に任せてもらえている。後述するが出張の多い仕事でもあり、出張の日程まではそれほど自由度がないが、それでも日常の業務において、いつどこで働くか、何時から何時まで働くか、毎日どれくらいの分量の仕事を進めるかは、完全に自己管理のもとでやっている。

当然ながら、自由な分、すべての責任は自分に降りかかってくる。自己管理して進められるかどうかがポイントである。きっと、人によって向き不向きがあると思うが、僕にはとても働きやすい環境である。

2022年の勤務場所の内訳

さて、データの分析に入っていくが、「今年も会社へ行くより家で仕事をしている日の方が多かったな・・・」という感覚を持っている。”感覚”ではなく、実際にデータとしてはどうなのか?数字を出してみた。

2022年の勤務場所の内訳

僕の仕事は出張も多い。全国を飛び回っているわけではなく、行先はほぼ1カ所に決まっている。1回の出張で1週間くらい滞在することもある。

僕は三重県に住み、会社は愛知県にある。出社の日は2時間ちょっとの遠距離通勤である。出張先は基本的に兵庫県内の某所(自宅から4~5時間)である、という前置きをしておく。

さて、2022年は出社(23%)するより出張(34%)している方が多かった。そして、出社するより在宅(43%)で仕事をしている方が多かった。普通に会社に出社するにしても片道2時間ちょっとの遠距離通勤なので、在宅勤務がメインとなった今、出社でさえちょっとした出張気分である。

少し余談であるが、なんで会社まで2時間も離れた場所に住んでいるか?というと、僕と妻の実家が近いからである。僕の出張中、妻と子どもたち(5歳&2歳)は、基本的に妻の実家にお世話になっている。子どもたちは、じいじ&ばあばの家にお泊りができて、それはそれで楽しそうである。

三重県は僕たち夫婦の地元でもあり、妻の勤務地でもある。仕事と子育てとその他諸々、うまくバランスを取ったら今の形に落ち着いている。

月ごとの勤務場所の推移

つぎに、もう少し細かいデータを見てみよう。月ごとにどこで働いていたかをグラフ化してみた。

2022年の月別の勤務場所の変化

まずはオレンジ色の折れ線グラフに注目する。6月、10月、11月は出張の日が最も多い。僕にとっての繁忙期である。

次に、青色と灰色の折れ線グラフを比べながら見てみる。だいたいどの月も青色(在宅)が灰色(出社)を少し上回っている。逆転しているのは5月だけである。つまり、基本的に僕は「リモートワーカー」と言えるだろうか。

月ごとの在宅勤務率の推移

さらに、先ほどのグラフから月別の在宅勤務率(在宅勤務日数 / 勤務日数 × 100 %)として見てみる。

2022年の月別在宅勤務率

これを見ると、2~4月あたりと7~8月あたりが、比較的在宅勤務率が高くなっている。意図したわけではないが、一番寒い時期(2月頃)と一番暑い時期(8月頃)は家で仕事している割合が高いということになる。

身体には良い・・・かどうかはよくわからないが、特に最近の夏は温暖化の影響もあってか暑すぎるので、多少の熱中症リスクの低減にはなっているのかもしれない。

在宅勤務の割合が増えると(しかも夏や冬の時期が多いと)、自宅の光熱費は高くなりがちである。体には優しくても、お財布には優しくない・・・(在宅勤務手当の厚い会社がうらやましく思う)

2022年の昼間電力使用量の推移

我が家の2022年の昼間電力使用量をグラフ化してみた(具体的な使用量は伏せさせていただく)。当然ながら、在宅勤務率の高い時期はたくさん電気を使っている。(注:電力使用量は2022/12/26にデータ取得のため、当月分の全データが反映されていない可能性あり)

在宅勤務割合に連動する?!お小遣い使用額

最後に、勤務場所とは直接関係はないが、こんなデータをグラフ化してみた。

僕の月別お小遣い使用額

100%記録できているわけではないが、買い物をしたらその都度、スマホの家計簿アプリに金額を入力することを心がけている。我が家は厳密なお小遣い制ではないが、夫婦でお互い「毎月これくらいにしておこうね」と決めている額はある。それが、グラフ中の赤色の破線である(具体的な金額は伏せさせていただく)。

僕の場合、気持ちよいほどオーバーしてしまっている月もあるが、使いすぎた翌月はやや反省して消費を抑えるようにしている(というのがよくわかるギザギザしたグラフである)。ばらつきがあるが、1年で平均するとちょうど赤色破線のあたりに収まっている(収めている)。

働く場所(働き方)の話をしているのに、なんでお小遣いのデータを出したか?というと、在宅勤務がストレスとなり、その反動でお金を使いすぎているのではないか?という仮説を検証するためだ。

在宅勤務率とお小遣い使用額の関係

在宅勤務率とお小遣い使用額について、既出のグラフを重ねてみた。ここでは割合や金額そのものより、変動の仕方に注目してほしい。

月別の在宅勤務率とお小遣い使用額の関係

まず、在宅勤務率については、2~4月あたりと7~8月あたりに増加することは先ほど書いた通りだ。ここで、月別のお小遣いの使用額はどうかと見てみると、1月、4月、7月、9月は比較的多めになっている。

なぜ1月、4月、7月、9月にお小遣いを多めに使っているかを考察してみる。まず、7月と12月は会社員の僕にとっては賞与の月である。1月と7月のお小遣い使用額が多めなのは、「ボーナスが入ったから、たくさん使っちゃった」というのが実際のところである。(12月に賞与をいただいて1月に使用するという若干のタイムラグと認識)

では、4月と9月のお小遣い使用額が多めなのはどう説明できるだろうか?ここで、在宅勤務率との関係があるかもしれない、と考えた。

2~4月は在宅勤務率が高く、5月になれば在宅勤務率が急激に下がった。つまり、4月は長く続いた在宅勤務月間の終わりの月にあたると言える。

また、7~9月も比較的在宅勤務率が高く、4月→5月ほどの変化ではないものの、11月に向かって在宅勤務率は下がっていく。9月もまた、7,8,9月としばらく在宅勤務月間が続いた終盤の月と言える。

たまたま、ということも言えなくはないが、在宅勤務多めの月が2~3ヵ月続くと、その終盤あたり(つまり4月と9月)でお金を使いすぎてしまう傾向があるように見受けられる。これはある種のストレス発散行動の表れではないかと考えられる。

基本的に家に居ることは好きであるが、とは言え2~3ヵ月家でばかり仕事をしていると、ストレスはたまるものである。

お小遣いの使途をさらに分析したら・・・

ここでさらに、自分のAmazonの注文履歴から、4月頃と9月頃の注文内容を改めて見返してみた。

すると、面白いことに、4月と9月はいずれもカー用品をいくつか注文していた。他には3Dプリンターのフィラメントなど消耗品を買い込んでいたり、コーヒー豆なども共通して購入していた。9月にはアップルウォッチやそのアクセサリーなどを買っていたのも、金額としては大きかった。

しばらく在宅勤務が続き家で過ごす時間が多いと、外へ行きたい!という衝動が出てくるためか、カー用品を買い込んでしまうらしい。クルマを走らせて旅行にでも出かけたい→クルマをもっと自分のお気に入り空間にしたい→ドレスアップパーツを買おう、という流れでカー用品を買っていると思われる(自己分析)。

また、3Dプリンターのフィラメントを買い込んでいる時期は、たいてい家の中でアレコレ何かを作っている時期であるが、家で過ごす時間が長いからこそ、家の中の不便なところに多く気がつき、それをどうにかしようとする行動のようにも見て取れる。

このように、どこで働いているか?というデータと、自分のお小遣いという一見あまり関係なさそうなデータを並べてみてみると、自分の行動特性が見えてきた。データって、面白い。

まとめと、今後の働き方の改善策

以上、この記事では、2022年に自分がどこで働いたか?のデータを中心に、お小遣いの使途まで分析範囲を広げてデータをあれこれ眺めてみた。

在宅勤務で家にいるからお金をあまり使ってないと思いきや、実は出勤や出張の多い月の方がお小遣いの使用額という点では低めであることが分かったことが、個人的には一番面白かった(他人からすればどうでもいい話と思う)。

僕はいまの在宅勤務と出張と出勤が1/3ずつくらいの生活をそれなりに気に入っているが、2~3ヵ月同じような働き方が続くと、やはりストレスがたまってくるのかもしれない。

とは言っても、出張や出社してやる仕事をそんなうまいこと分散できるわけでもない。

それならば、有給休暇などをうまく使って、ストレスをため込まないように在宅勤務が多めの月に有給を多めに取るとか、そういう対策も考えられる。

来年もこの働き方にそれほど大きな変化はない予定なので、2022年の自分の働き方レポートを参考に、うまく自分自身をコントロールできるようになるといいなと思う(特に、お小遣い使いすぎないように)。

1年後、2023年の自分の月別お小遣い使用額を振り返ったとき、どんなグラフになっているかが楽しみである。この件については、追って報告予定である。


ここまで、しょーもない分析レポートを読んでいただき、ありがとうございました。

ぜひあなたも、どこで働いたか?と、お小遣いの使途について分析してみてください。意外な発見があるかもしれませんよ?笑

お気持ちだけでも嬉しいです。ありがとうございます!