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XXL Freshman 2019 予想大会



2019年のリストが公開されましたね。あーだこーだいう時期がやってきました。個人的にはシカゴとベイがちょっと少ないんじゃないかなーと思ったり。名前あげるなら、CalboyとかEl HittaとかYhung T.O.とかMike Shermとか入っても良かったんじゃないかと思ったり、そんな感じです。

あとフィメールラッパーがかなり増えましたね。しかも全員個性に溢れてて、「フィメールラッパー」って括りだけだと狭すぎて、もう語れないなと感じております。

今回予想するにあたって、私の想いはなるべくカットして、客観的に予想しました。「いやぁこいつぁ入るだろぅよ!!」って意見あれば直接お越しください。DMで住所公開します。

実力、知名度ともに選ばれるのは

Freshmanなんだから、もっと知名度低いアーティスト取り上げるべきでは?と思う方もいますが、XXLもビジネスなんで、そこらへんは関係なく上からバンバンとると思います。去年Lil Skiesが投票終了前にオファーが来てキレてたので、まぁそういうもんかなと。

まずはJuice WRLD。日本公演も記憶に新しいですが、彼が選ばれなきゃ他誰が選ばれるかって感じですね。最近はNicki Minajとのヨーロッパツアーも好調なようで、名前の通りWrldwideでヒットを記録してます。何時間もぶっ通しでフリースタイルやったりしてるんで、Freshmanに時間を取るモチベーションはあると思います。ソロ名義のアルバムもビルボード200で1位なんで、疑う余地はもはやないです。

そしてGunna。彼のNewアルバムもまた初登場2位とのことで、Young Thug中心にアトランタの勢いは誰にも止められないところまできています。その証拠がLil KeedとLil Gotitの2人同時リストインでもありますね。Travis Scottのツアーに帯同してファンベースを確立した後、Shy Glizzyとともに自分名義のツアーをスタートさせ、確実にステップを踏んでいるところです。ここで選出され、さらにブーストをかけるのはほぼ間違い無いんじゃないでしょうか?

最後にYBN Cordae。誰にでもわかるヒット曲とまではいきませんが、Dr Dreからもラブコールを受けているように、ファン含めアーティストもその才能に惹かれているようです。YBN Almighty Jayが最近こけているのも、相対的に彼の評価を上げているような気もしたり...笑。これは個人的な意見なんですけど、去年JIDがFreshmanに選出されたましたが、YBN CordaeはJIDの成功例をそのまま追っている気もしてます。Eminemの「My name is」のリミックスや「Never」とフローがそっくりな「Kung Fu」など、同じようにヒットしてきました。同じように選ばれると思います、はい。

一発のヒットに寛大なXXL

そもそも正直どの基準で選んでるのかは毎年謎ですが、一発屋を一発屋で終わらせないため、継続的にアーティストにスポットライトを当て続けるという性質をXXLは持っていると感じます。アーティストと共に成長するといったイメージでしょうか。Desiignerが選ばれた時も判断基準はパンダさんだけだったような気がします🐼。「Caroline」で登場したAminéや「iSpy」で顔がでかくなったKyleなどを代表に、話題性をかなり重視しているように思います。彼らもFreshman以後は地位をしっかりと確立しました。その観点を基準に何人かピックアップしたいと思います。

クラブに行ったら一時期「Mo Bamba」しか流れてない時期がありましたよね。フェスのフライヤー見たら2段目に必ずSheck Wesの名前ありましたよね? 個人的に彼は入るんじゃないかと思います。今までの曲の構造をぶっ壊すようなスタイルに、NBAとの多彩なワードプレイは、気持ちいいくらいにどストレートで本当最高です。あと、単純にフリースタイルが見たいという気持ちはもう誰にも止められないですよね。

「Leave Me Alone」もそうじゃないでしょうか?この曲と一緒に一気にスターダムを駆け上がってるのがFlipp Dineroですね。特徴のある声の持ち主ですが、「Wanna Ball」などでラップスキルの高さも証明しており、かなりの伸びしろがあります。選ばない手はないはないんじゃないでしょうか?てか俺なら選びます。ハイチ出身の両親、スケートボードカルチャーとの繋がりなど、人としてのあらゆる側面を持つ彼ならではの音楽に期待したいですね。

Roddy Ricchがリリースした「Die Young」の衝撃も忘れられませんね。リアルな生活を描きつつ、レジェンドはなぜ早く亡くなってしまうのかを歌ったこの曲は瞬く間にヒットしました。このトピックと哀愁漂う彼のスタイルがここまでかとマッチした名曲です。最近はYzerrの「Back Stage」がRoddy RicchとMarshmelloの「Project Dreams」に酷似してるとして話題になってますね。まぁ、ここはスルーで。

もうクイーンは存在しない?

女性ラッパーで話題に上がるとすぐに持ち出されるのが、次のクイーンは○○!! と言ったものですが、最近はその傾向も薄れてきてますね。長年、男性ラッパーと比較的多く組み続けることで、クイーンの席は「Nicki Minaj」ただ一つと考えられていたものが、Cardi Bの登場で一気に崩れ去りました。デトロイトビートでGang100%なラップを披露するMolly Brazyや、1曲1分で一つのEPを完成させたTierra Whack。Gucci Maneにベタ褒めされ契約までこぎつけたファッションアイコンの一面も持つAsian Dollなど、本当に多種多様な個性が乱立してます。その流れも汲みとり、今年は女性から史上最多の3人が選ばれると予想します。

「Cash me outside!!」 もうこの言葉の面影は完全になくなってしまいました。Bhad Bhabieです。教育系?のテレビ番組に出演した際、その時の悪い素行が目立ち、一気にバズを起こした彼女ですが、今ではその時の印象は完全に消え、1人のラッパーとして評価されるようになりました。アメリカンなドリームの勝ち取り方ですね。日本のようにたいして面白くない一発屋で消えるまで金を稼ごうという業界ではないです。DA DomanとKodak Blackの新曲も好調のようですし、全体的に見ても普通に選出されるのではと思います。

ちょっと早いような気もしなくもないですが、Megan Thee Stallionは間違い無いです。もし今年選ばれなくても2020のクラスには確実に選出されると思います。ヒューストン北部の大学に通っている現在進行形の大学生です。セクシーな外見から注目を集め、大学で既に人気者であったらしいです(みんなもわかるよね)。Pimp CやThree 6 Mafiaを聞いて育ったと話す通り、その影響を色濃く受けたラップはいろんな意味でやばいものの宝石箱ですね。今は亡き母が目指したラップでの成功を目指し、ものすごいスピードでシーンを駆け上がっています。

最後にチョイスしたのは各メディアゴリ押しのRico Nastyです。派手すぎる外見からもわかる通り、彼女の個性はこのリストの中で最も、いや今の音楽シーンの中で最も輝いてる存在かもしれないです。どこにいても、何処へでも、持てる最大限の100%のエナジーを発揮できるのは、彼女の一つの才能でもあるでしょう。最高のパートナー、Kenny Beatsとの化学反応は、もはや誰にも真似できないステージまで押し上げました。ジャンルを振り分けるとしたらSugar Trapという所に振り分けられるようですが、Rico NastyはRico Nastyです。聴いてみればわかるでしょう。(ライブいったんですけど最高でした、自慢です)

最後の一人は今一番勢いのあるあの男

「Yeah aiiight Blueface baby」このフレーズを2019年に入って何度聴いたことか笑 実力はとりあえず置いといて、こんだけヒットしてたら流石に入れないなんでできないんじゃないですかね。どうしてBluefaceが注目を集めているのかは、こちらで書いたんで割愛しますが、これからもヒットしていくかと言われたら判断は難しいです。ただ、ベイ出身のG Eazyがここ最近西海岸を中心に、Bluefaceをはじめ、ALLBLACKやOMB Peezyといった若いラッパーとも積極的にコラボしていっており、今年の期待度は個人的に高いです。話題性なら今最も注目を集めているだけあって、選出後もさらなる爆発が期待されます。

ごめんね選べなかった。。。TT

Young NudyとかQuando RondoとかYella BeezyとかPolo Gとかどこに入れようかと迷ってたら10人終わっちゃいました。多分10人ってのは決まってないんですけど、ここ何年かは10で統一されてるんで、まぁ間違いないです。去年はLil Skiesが蹴ったことで、9人に減っているんですけど、もしその穴埋めで1人多くとるってなったらLil Moseyだと思います。

あとやっぱりXXLは一貫して問題がある人は弾きますね。YFN LucciはXXLに非協力だったため追放されたり、Famous Dexは当時女性への暴行動画が広まっていたため呼ばれませんでした。YNW Mellyもリーガルプロブレムがあったんで、パスでしたね。まぁ意見が分かれる所だと思うんですけど、自分はこの考えには賛成です。コカイン使ったラッパーを弾きだしたら、反対すると思うんですけど、まぁ少なからずそんなバカなことはないでしょう。

written by Yoshi

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