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遅咲きのNAV -名声を求めて積み重ねた努力-

2018年某日、

GunnaとプロデューサーのTurboは、アルバム『Drip Harder』のリリースに向けて、毎日のようにスタジオに通っていた。先日エミネムの9時から17時できっちりスタジオに通う話がバズっていたが、彼らはまるで正反対だ。日本のベンチャー企業とほとんど変わらない。

スタジオに毎日のように通えば、何かしら起こるものだ。これまでスタジオで偶然出会ったことがきっかけで生まれた楽曲は数多く存在する。Ty Dolla $ignとJ Coleのコラボだってそうだ。

そんな感じでLil Durkとたまたま鉢合わせた2人は、そのままOff White VLONEのセッションを行なうことになる。Turboにとっては、もともとボツの予定のビートであったが、GunnaとLil Durkのバースが追加されると全く別のビートに変わっていた。

その後GunnaがLil Babyを説得し、バースを追加したことで、この曲は完成したかに思われた。ただそれと同時に、曲自体短かったこともあり、何か物足りなさを彼らは感じ取っていた。そうして、この曲の締めのバースに、新しいサウンドを持ってくる且つ、ビートとマッチしたアーティストを探すことになる。

『Drip Harder』が好きな方はもうご存知のことだろう。そんな適役は1人しかいなかった。NAVだ。

2019年現在、NAVはトラップミュージックを支える大きなアーティストに成長した。4年前まで、彼の名前を知っているものはほとんどいなかったが、今では多くのアーティストがラブコールを送り、アルバムに引き入れようとしている。Off White VLONEはその代表的な例だ。

NAVの場合いつの間にか有名になっていたこともあり、外から見るとラッキーパンチでシーンを駆け上がったアーティストに見えるかも知れない。少なからずラッキーは存在した。だがそれ以上に頭を使っていたことだけは間違いない。

そんなNAVがトロントで生まれ、アルバムチャートで1位を獲得するまでの人生を振り返っていこう。

トロントで生まれる。

Nav(本名: Navraj Singh Goraya)は、1989年11月3日カナダはトロントのRexdaleという地で生まれる。名前から少しわかるが、彼のルーツはトロントではない。両親はパンジャブ(インド北部)からの移民だ。彼が南アジア出身を表す「Brown Boy」という言葉を使う理由もそこにある。父親はフォークリフトの操縦士、母親はコンピューター関係の職に従事しており、そこまで貧困であったわけではないようだ。彼の口からも貧困を表すような単語は出てきていない。

Rexdaleという地名が聞きなれないと思うので、少々説明しよう。

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上路線図はトロントを走るTTC(日本でいうJR)だ。最南端のUnionステーションには、NBAのトロントラプターズの本拠地であるスコシアバンク・アリーナが位置する。DrakeやJ Coleといったビッグネームのライブなんかはここが会場だ。グリーンラインからそのUnionステーションまでのちんちんみたいに出てる部分が、トロントの中心部に当たる。Navの地元であるRexdaleは、北西に見えるピアソン国際空港からさらに北に進んだところに存在するため、だいたい都市部から電車で1時間、車で40分といったところだろう。

Rexdaleは、知らないだけでNav以外にも多くのアーティストを排出している。90年代に名を挙げたHipHopデュオのGhetto Concept。Drakeが『VIEWS』に収録されている「Weston Road Flows」でサンプリングしたことが話題になったJelleestone。中でも有名なのは、2010年のW杯で一躍注目を浴びたK'NAANだろう。名前でピンとこなくても、イントロを聴けばわかるはずだ。

他の都市と比べると歴史や実績は少ないが、確実に音楽が根付いている土地であった。そんなNAVが音楽に興味を惹かれたのは、小学3年生の時。両親からプレゼントされたJBLのBoomboxがきっかけになる。おじがパンジャブでは有名なシンガーだったこともあり、その頃から徐々にスタジオに通うように。高校生の歳になることには、自分でビートメイクできるレベルまでその才能を開花させていた。

順調にキャリアをスタートさせているように見えるが、彼が音楽の道に進むきっかけになったのは、単純に音楽が好きなこと以外にも理由があった。

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何者かが上げたNavが高校時代の頃の写真であるが、この頃のNavは勉学の面でかなり苦労していた。中でも数学が特に苦手であり、何度もテストを落としてはを繰り返していた。音楽に向けて全面サポートとまではいかないが、彼の両親はそんなNavが、音楽の面で才能を開花しつつあることに気づいていた。健康に過ごしてくれればいいという考え方ではあったので、音楽の道に進む決断を止めることもなかった。

プロデューサーとしてのNavraj

そうして音楽の道に進むことを決意したのだが、最初に彼の注目を引いたのは、ラッパーではなくプロデューサーであった。地元でミックステープをリリースするアーティストを間近で見てきたことで、入りやすかったのかもしれない。SonyのAcid Proでビート作りを始め、高校生の時点ですでに、Rexdaleのラッパーに提供までになっていた。今では数十万円の価値があるNavのビートだが、当時は約2000円で提供していたそう。名前もNavではなく、Navraj Beatだ。

今とは全く違うテイストのビートである。時代背景もあるだろうが、こちらはドリルミュージックの影響を強く受けているようだ。Speaker Knockerzと比較している人もいるくらいである。高校生時代から2015年まで、約7年間はローカルのラッパーを中心にビートを提供し、着々と実力をつけていた。

彼の名前はついにDrakeの元まで

2015年7月、Meek Millにゴーストライターを雇っているとディスられるなど、ビーフ真っ只中であったDrake。フィリー出身のエネルギー溢れるラッパーに返せるだけのディス曲を作らなけばいけなかった。

運がいいことに、そこでNavのビートが彼らのアンテナに引っかかる。彼らは同じくトロント出身のアーティストだ。ただ一つ、おかしなことにNavはこのビートがディス曲に使われることなど知らなかったそう。同じくクレジットされているトロント出身のプロデューサー、Daxzのインタビューによると、基本的にはDaxzとNoah 40を中心にビートメイクしており、Navの役割はそこまで大きなパートではなかった模様である。

「Back to Back」は最終的にグラミーにノミネートされるほどの楽曲である。ここから彼の知名度は徐々に増していく。Back to Backがチャートを駆け上がると、次はNavの番であった。

サウンドクラウドに登場

Navの長い友人でもあるJordan “Trouble” Bacchusの助言もあり、2015年の終わり頃からNav名義でサンクラに楽曲をリリースし始める。「TTD(Ten Toes Down)」や「The Man」などの楽曲は、もちろんセルフプロデュースであり、彼のスモーキーで浮遊感のある世界観を忠実に表していた。

実際には「She Know」など2014年以前にリリースしていたトラックもあったが、早々に削除されている。2015年が一つ、ラッパーとしてスタートする新たな区切りであったのだろう。

2つの才能を証明

プロデューサーとしても、ラッパーとしても、彼の評価は徐々に変わり始める。まずはプロデューサーとしてのNavから見ていこう。

これに関しては、何と言ってもTravis ScottがNavをフックアップしたことが大きかった。アルバム『Rodeo』が大きな成功を収め、引き続き高いクオリティーでドロップされた『Birds in the Trap Sing McKnight』。アルバムのタイトルにもなっている「Beibs in the Trap」には、ほぼ無名であったNavの文字があった。多くの人が疑問に思い、彼の名前を検索したに違いない。

プロデュースに加え、バースのほとんどを担当したNavは、MVでも存在感を示した。この功績を認められ、その後はA Boogie Wit Da Hoodieの「Get to You」やKodak Blackの「Save You」などにもビートを提供している。

ラッパーとしてのNav

Back to Backがリリースされた後、DrakeのOVO Sound Radioに「The Man」と「Take Me Simple」が取り上げられるなど、好調なデビューを飾っていた。あまりにも速い快進撃であったが、これにはちょっとしたトリックがある。以前『ミームを通して成長したHIP HOP』という記事で触れさせていただいたが、NavもまたSNSマーケテイングが得意であった。

3年ほど前、Post Maloneの「Myself」がリークされたと話題になり、本人が直々に否定するという事件が発生したのだが、裏で全てを操っていたのはNavであった。

NavはSNSの使い方が非常に上手く、Twitterなどを通しビートを宣伝していた。ラッパーに方向転換してからもその作戦は続いており、最も大当たりしたのがYoutubeで未発表曲と称して自身の楽曲をアップする方法だったわけだ。他にも色々なアーティストで出していたらしいが、Post Maloneが最も引きがあったようである。

ドラッグに対する愛とそこから見え隠れする虚しさを表現した同曲は、4600万回再生されていることからも分かる通り素晴らしい作品であった。Post Maloneの新曲を探していたものたちは、もはやそんなことを忘れ「Myself」を聴いていた。

SNSで爆発寸前のヒットを起こしていた「Myself」は1つのスナチャがきっかけで、大ヒットを果たす。

Kylie Jennerに紹介してもらったアーティストは、ヒットするという逸話が流れているが、Navがまさにその1人だ。この数十秒の動画がきっかけで、「Myself」の視聴回数は300%増加した。

ここまで来ると、レーベルは彼を引き入れるのに必死である。Nav獲得に向けて、多くの手が挙がったそうだが、彼が選んだのは、トロント出身のThe WeekndとマネージャーのCashが共同で立ち上げたXO Recordsであった。「Cash found me I got cash now」という有名なリリックはここからきている。

Nワード問題

日本でも度々問題になるが、Nワードに関する話題はとても敏感なご時世である。ブラックカルチャーとなんら結びつきのない人が、Nワードを発することは基本的にNGだ。ここに疑問を持つ人は単純に勉強不足だろう。

Navの名前が世に知れ渡ったことで、「Brown Boy」など、過去の楽曲でNワードを発していることが掘り起こされ、社会問題にまで発展した。ただこのケースは、勉強不足のためNワードを発したこととはまた違う話だ。まず、彼の出身であるRexdaleの土地柄を知る必要がある。

カナダは他の国に比べても、永住権を獲得しやすい国であり、最も簡単と言われているマニトバ州では、6ヶ月週30時間の労働をクリアすると、申請の権利を受けることができる。

そうしたバックグラウンドを含め、カナダはミックスカルチャーとしても知られている。トロントを旅行で訪れたものはわかると思うが、ダウンタウンでバスに乗ると、常に4ヶ国語くらいは聞こえてくる。トロントに初めて来た人が、「現地民はどこ?」と疑問を持つのは、もはやお馴染みのあるあるだ。

Rexdaleについて詳しく見てみると、人口はおよそ117千人ほど。人口調査において回答をいただいた111千人のうち、母国語が公用語(意外と知られていないが、カナダの公用語は英語とフランス語)の人は47%。なんと過半数を下回る。言語観点で調べても、そのミックス具合が伝わるだろう。

そうした環境の中で、Nワードを発することは、彼らにとってなんの疑問もなく、むしろ1つのカルチャーを形成していたに違いない。Lil Moseyや6ix9ineと言ったラッパーも、それらの環境をレペゼンするために、あえてNワードを発している。

Navも気に留めずに、このまま貫くのかとも思ったが、彼の場合は素直に謝罪した。これは彼らの判断であるし、そこで育ったわけでもない人が一概に意見をすることも難しい。XO Recordsとも契約し、なるべく大きな問題は避けたかったのだろうか。Navはそれ以降、1度もNワードをラップしていない。

Perfect Timingをリリース

そんな問題を抱えている中、リリースされたNavとMetro Boominのコラボアルバムは、文字通りその雑音を消し去った。

トロント産のダークで煙たいサウンドは、アトランタ産のこれまた暗いトラップサウンドと絶妙な組み合わせであり、超濃厚なビートに乗るアーティストたちもまた一段と輝いていた。

そしてこのころからLil Uzi Vertとも、良好な関係を築いていく。Navの最初のインタビューを見るところ、ぎこちなく、リアクションも微妙であり、シャイな性格が前面に出ていた。DJ Khaledとは正反対の性格である。Navの場合は、一定のアーティストと狭く深く関係を固めていった。Navの言葉をそのまま引用しよう。

「Uziとの関係は陳腐なものなんかじゃないんだ。自然に出来上がったものなんだよ。割と早い時期にお互い知りあったこともあって、ミュージシャンとして話すことはほとんどなかったね。友達として普段から遊んでるし、スタジオでさえ音楽の話をしないんだ。やるときはやるって感じさ。みんなが思っているような(アーティストとしての)関係じゃないよ」

2人のヒット曲の1つである、「Wanted You」はわずか20分で完成したそうだ。気を抜くところは抜き、常に100%のエネルギーを注ぎ込めるのは、さすがプロといったところである。

Navが狭く深く関わったアーティストは、ほぼ漏れることなく2年経った2019年で大きな活躍をしている。共作のMetro Boominもアルバムチャートで1位、Gunnaも『Drip or Drown』の初週売り上げは9万ユニットをオーバー。Playboi Cartiに至ってはRedditで神のような扱いを受けている。そうしたNavの、アーティストの能力を見抜く力も長けていたのだろう。

VS XXL

Perfect Timingでは、ラッパーとしてのキャリアが短いにも関わらず大成功を収めたが、ここにきてまた新たな問題に直面する。

ルーキーの枠には収まらないほどの活躍をしていたが、彼の予想と反してXXL Freshman Listに選ばれなかったのだ。毎年ホットなアーティストを10人ほどピックアップする、人気コーナーであることは間違いないが、どのようにアーティストを選出しているかに多くの疑問が投げかけられているのも、また1つ事実だ。

彼はXXL MagazineのエディターであるVanessa Sattenを写真付きで批判した。今まで何と無く、XXLを批判しているアーティストはいたがここまで、はっきりと考えを表明をしたアーティストも少なく、多くのリスナーやアーティストがこの考えに賛同した。MigosのQuavoなんかもそのうちの1人だ。

そしてリリースされたこの曲は、問題作として大ヒットした。変化に富んだ面白いビートだが、安定して発せられるNavの声には落ち着きがあり、むしろ怖さを助長しているような気さえしてしまう。Navにとっても少し挑戦的なリリックであった。これまでお金や女性、ドラッグについてのリリックがほとんどであったため、今までにない新鮮さも加わっている。

あとあと説明するが、Navはとてつもなく承認欲求が強い。インスタグラムでは、「XXLのために曲を作ってる訳ではないし、ファンのために作っているから気にしない」といった趣旨の投稿をしているが、そもそもこの投稿は承認欲求の裏返しとも取れる。

Recklessの大成功

これまでより少しビートもキャッチーなものを選択し、ゲストも相変わらず豪華な布陣で固め、アルバムチャートに初登場8位で登場する。間違いなく大成功だろう。ただ、他の楽曲では、そこまで新規性は感じられなかった。次の週には24位まで順位を落としている。批評家たちの意見も二分した。Pitchforkは5.3と辛口評価をし、「キンキン声がなってる」といった表現をしている。その一方でDJ Boothは、業界で代えの効かない存在だと高く評価した。

ただセールスをみたら、答えはわかっている。1年後には、5億ストリーミングされたアルバムを、成功と言わずしてなんと呼ぶのだろうか。

DJ Boothの言う通り、Navはオンリーワンのアーティストだ。オートチューンをここまでうまく操るアーティストはこれまでいなかっただろう。Nav自身も次のステージに進もうとしていたところ、1つ衝撃的な事件が起こる。

無視されたNav

先ほど、「Navは承認欲求が強い」と触れさせてもらったが、それに関する事件が発生する。彼がPitchforkで話した言葉をそのまま引用しよう。

「名声はずっと欲しかったものなんだ。これはいい問題でもある。ロサンゼルスのデリラから歩いて出てくる時に、TMZ(米ゴシップサイト)が立ってたんだけど、俺の写真を一枚も取らなかったんだ。目の前のランボルギーニに乗ってチェーンを着けたけど、それでもカメラを向けなかった」

もう1つ例を出そう。Viceからだ。

「ヘイターのコメントは聞き流すことができる。でも、同じコメントを10回見たら、少なくとも気にする必要はあるよ」

彼は口では、無頓着で何事にも冷静に対処するようなキャラを作っているが、実際にはめちゃめちゃ世間体を気にしているのだ。そもそもNavのリリックには一貫して彼の憧れ像が見てとれる。お金と女性とドラッグを愛し、ヘイターの話は聞くことなく潰す。有名であるがゆえの悩み。などがトピックだ。「Faith」のリリックを引用する。

「有名になることなく、お金持ちになれたらなぁと思うよ。ダイヤモンドとチェーンを手に入れてさ」

リリックとインタビューの内容が違うと思うかもだが、筋は通っている。Geniusのインタビューでこのリリックを解説した。

「ロスに金持ちの友達がいるんだけど、彼らは全く有名じゃないんだ。彼らは楽しそうだし、なんの目も気にしていないんだ。全てはメリットとデメリットがあるんだけどね」

ここまで見ると分かるだろう。彼は有名になることにかなりのこだわりを持っているが、その一方でネガティブな有名税を払うことを嫌っている。つまりは、我々が抱く、有名人の煌びやかな生活を彼もまた追っているのだ。そうした彼の考え方も、多くの人から共感を得ている部分かもしれない。

ついに念願の1位を獲得

そうしたネガティブなものをモチベーションに変えたNavは、最新アルバム『Bad Habits』でついに念願の1位を獲得する。これまで以上に洗練されたビートとラップは、以前と変わらず高いクオリティーを維持し、Meek MillやFutureといったビッグネームも加え盤石の布陣であった。特筆すべきはプロダクションチームである。

Navがラッパーになる際に背中を押したJordan “Trouble” Bacchusは、アルバムの半分以上の曲に参加。同じく彼らと長い関係にあったMoney MusikやFrostといったメンバーも複数曲でクレジットされており、Navに注目が集まる中、影で成長を続けたトロントのバックアップが光った。そういった意味でも、トロントに原点回帰するような作品であったとも言える。

これまで立ちはだかった多くの壁を、楽曲の力でねじ伏せてきた集大成だ。もちろんTMZもNavを特集している。

もう新たな問題が発生か? 

NワードやXXL Freshman、TMZなど、様々なネガティブ要素をモチベーションに変えてきたが、アルバムチャートで1位をとったらその欲望が収まってしまうのかといった疑問もあろう。そこに関しては大丈夫だ。もう既に、グラミー賞を取りたいと公言しており、当分はそこに向けてのエネルギーが生み出されることだろう。

そして現在、Navはまた新たな問題に直面している。

歌唱力問題だ。現在Navのバースは800万円以上すると噂されており、そこに対する軽いイジリが上ツイートである。オートチューンを剥がされた後の歌声が、しょぼいと言いたいのだろう。

おそらくNavの自己顕示欲を相当傷つけているに違いない。TMZが写真を取らなかっただけで、根に持つくらいなのだから。

そもそもNavの曲はオートチューンありきで作られたものであり、実際の生声を聴いたところで評価が変わるとも思えない。次のアルバムでどのように返すのか、楽しみである。

いつだって遅くない

今HipHop業界は若年化が進んでおり、10代もしくはその下の小学生ラッパーまで出てきている。彼らと比べると、20代半ばでラップを始めたNavは遅咲きだ。ただそれを跳ね除けるだけの、行動力や才能があればこれだけヒットできるという成功例を、Navは我々に見せつけてくれた。生声を聴いて心に響く人はおそらくほとんどいないだろう。彼は自分の強みを最も活かせる場で、挑戦を続けたのだ。その能力さえあれば、年齢は関係ない。

おしまい! 面白かったらリツイートしてね⭐︎ 自分で言うのもなんなんですけど、超面白かったらサポートしてください🙏 オネガイ(>人<;)

written by Yoshi

source:

https://www12.statcan.gc.ca/census-recensement/2016/dp-pd/prof/details/page.cfm?Lang=E&Geo1=FED&Code1=35029&Geo2=PR&Code2=35&SearchText=Etobicoke%20North&SearchType=Begins&SearchPR=01&B1=All&GeoLevel=PR&GeoCode=35029&TABID=1&type=0 

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