Noto Sansをすべてのデジタルデバイスに

Noto Sansをすべてのデジタルデバイスに

デジタル庁 ブランド
https://www.digital.go.jp/about/brand

Noto Sansを公共文書の標準フォントに

デジタル庁のブランドを表現するフォントとしてNoto Sansを使うのは良い選択だと思う。それならOSメーカーに働きかけて、主要OSにあらかじめインストールされているようにしよう。日本語の文書がどんな環境でも、ほぼ同じに表示・編集できるという統合的な日本語環境が実現できることは、DX的にも大きな価値がある。

多様な環境で、変わることなく表示・編集できるということは、「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル」にもあっているし、細かい調整をするために手作業を必要とするというような無駄を防ぐこともできる。

Noto Sansは、文字数の多さや、Noto Sans CJKによって東アジアの文字をカバーできることも含めて、公共の文書で使うフォントとして適している。ロゴに使うだけでなく、公共の文書における標準フォントにしていくことを考えるべき。そして、役所や、さらに一般でも使えるようにするには、OSにあらかじめインストールされていることが重要になる。一般のパソコンにインストールされていない、勝手にインストールしてはダメということでは、オープンソースでも活用できない。

日本のデジタルな文書環境全体のデザインを

デジタル庁が要請すれば可能だと思う。こういうことはデジタル庁というような存在でなければできないこと。Noto Sansはオープンソースなので、OSメーカー側にも金銭的な負担はない。デジタル庁の仕事としては、日本全体のデジタル環境の整備を考えるべきだし、役所やビジネスにおける文書の作成・公開・蓄積のモデルとなる手法やテンプレートを開発していくというのも重要なことなのではないか。

Noto Sansと基本的に同じフォントである源の角ゴシックを主要OSにインストールするべきということを、ずいぶん前から書いているのだけど、フォントの名前問題も重要で、一般の人にNoto Sansと源の角ゴシックは同じフォントといってもわからない。そのあたりも改善されるとよいのだけど。


源ノ明朝・源ノ角ゴシックを主要OSにインストールしてほしい

フォントの日に想う日本語のフォント環境

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グラフィックデザイナー、ウェブデザイナー。 メディアのデザインやプランニング、コンサルティング、デザイン関連の執筆。 著書に『デザインの教室』『デザインの授業』『フラットデザインの基本ルール』『ビジネス教養としてのデザイン』など。東京造形大学非常勤講師、経団連推薦社内報審査委員。