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【2020年5冊目】これからの会社員の教科書

今回読んだ本は、田端信太郎さんの「これからの会社員の教科書」です。

まず、著者である田端さんの経歴を簡単にご紹介すると、

慶應卒⇨新卒でNTTデータへ入社⇨リクルートへ転職⇨LINE執行役員⇨ZOZO執行役員

とんでもない経歴ですね。。。

近頃、若い世代の起業ブームでありますが、この方は「会社員の鑑」のような方ですね。

田端さんはTwitterでもたくさん発信をされている方で、ビジネスに関わる内容が多いので、私もフォローさせていただいています。

なかでも目に留まったのがこのツイート。

「部下にできることは部下にやらせろ

 自分にできることは上司にやらせるな

 任せることでより大きな仕事ができる」

非常に考えさせられました。


さて、本題の本紹介に戻ります。

例によって、気になったところをピックアップしていきます。

・上司もある意味で、あなたというプロのサービスを買っているお客様である。

 ⇨「自分一人で仕事をしているのではない」とよく言いますが、まさに その通り。「お客様」に目を向けないのはプロとは言えない。


・「目的・制約条件・期限」が守れるなら帰ってもいい

 ⇨上記3つは仕事をする上での最優先確認事項。これが守れるのであれば、プライベートを犠牲にする必要はない。一番ダサいのは、「周りが帰っていないから帰らない」こと。


・トレードオフになる条件を明確にする。

 ⇨「部下の育成」と「短期的な業績」、「新規の顧客獲得」と「既存顧客の満足度」など、ビジネスではトレードオフとなってしまう事柄は付き物。今はどちらを優先すべきなのか、上司は明確に示す必要がある。


・メールはすぐに返す!!

 ⇨すぐ返すのであれば、短文で全然OK.なぜなら、すぐに返しているから。遅く返すほど、「どんな内容が返ってくるのだろう」と期待させてしまう。


・ファクトとオピニオンを明確に区別する。

 ⇨「納品は年内を希望とのことです。」あくまでも希望であって、最悪年を越してもいいのか。それとも、年内に納品できないならキャンセルされるのか。


・ビジネスで主語は絶対に抜くな。

 ⇨「トイレが汚いので、掃除した方がいいと思います。」掃除するのは誰なのか。自分がするのか、上司にさせるのか、はたまた業者を頼むのか。主語がない意見は、何も言っていないに等しい。


・上司への質問は、クローズドクエスチョンで。

 ⇨「こういう事象が起きました。どうすればいいですか。」はNG.「こういう事象が起きたので、自分なりにこう考えて、こうしたいです。いかがでしょうか。」


・「おっさんはメンツが8割」

 ⇨例えば、隣の部署に協力を仰ぎたい事象が発生した時、直属の部長に相談する前に隣の部署の部長に相談しては、直属の部長のメンツは丸つぶれ。情報を伝える順番は意外と重要。


と、ざっと挙げただけでも、これだけ出てきます(これでもだいぶ端折っています)。

田端さんは、「この本を40代の会社員が見て『へぇー』と言っているようでは失格」とおっしゃっています。

私は20代のうちにこの本に出会えてよかったなと思いました。

なかには、私のこれまでの2年間の社会人生活で気づいていたこともあり、少しは成長できたのかなと感じることもできました。(特に最後の2つ。)

このように、復習としても十分役に立つと思うので、すべての年代のビジネスマンにオススメです。

(とは言っても、まだまだ実践できていないことばかりでした。私も頑張ります。)


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