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94歳の叔父さんと話してきました。

連休を利用して、田舎の叔父さんと温泉に行ってきました。

亡くなった父の兄である叔父さんは94歳。

岡山県の高梁市というところの山間部で独り暮らししています。

昔から、野菜や果物、お餅などを折に触れて送ってくれる叔父さんに、何かお礼ができたらということと、昔話を聞いてみたいと思ったので、誘いました。

で、行く前と帰ってきてから、叔父さんについてメルマガ書いたのですが、今回は、メルマガの記事を転載させてください。

-----11月4日のメルマガ-----

おはようございます。

3連休も終わりですね。

僕は、親戚の叔父さんと一緒に
温泉に行ってきます。

叔父さんは、父の兄。

岡山県の高梁市というところの
さらに奥の方にひとりで住んでます。

そこには
先祖代々のお墓があるのですが
うちの両親のお墓は京都なので
めったに墓参りに行く機会がなく

お墓詣りと
叔父さんの様子見がてら
行ってこようと思い立ちました。

叔父さんは94歳ですが
まだ元気で
車の運転もしています。

周りの親戚が心配して
運転はやめた方がいいと言っても

「車がなかったら生活できない」

と言って聞かないそう。

確かに超田舎で
歩いていけるところに店も病院もないので
仕方ないのかもしれないし

車を取り上げたら
行動範囲が狭くなって
人にも会わなくなるので
ボケてしまうかもしれない
と考えると
難しい問題です。

都会に引っ越すことを勧めても
一家の長男で
先祖の土地や墓を守ってるという
責任感からか動こうともしないし。

こういうのって
日本中で起きてるんだろうし
これから
ますます増えてくるでしょう。

高齢者が起こす事故を減らすために
一定の年齢や条件で免許証を返納させる
ということだけでなく

もっと根本的な対策をしないと
田舎のお年寄りは大変だと思います。

田舎に住んでるお年寄りと
田舎のない都会のひとをマッチングして
田舎に遊びに行くと何か補助金が出るとか
あるといいかも。

都会のお年寄りと田舎のお年寄りをつなぐ
とかも何かできそう。

そこで仲良くなって
普段からスマホとかでやりとりするようになったら
何かあった時に行政に連絡できたりするし。

でも
そういうのを悪用する人がいるとか
お年寄りが騙されたらどうするんだ
みたいな意見が出てきて
なかなか実行されないんだろうな。

というわけで

たまには
叔父さん孝行してきます。

今日も
ご機嫌まっすぐで!

-----11月6日のメルマガ-----

おはようございます。

前回のメルマガに書いたように、月曜日に親戚のおじさんと一緒に温泉に行ってきました。

94歳とは思えないほどしっかりしていて、温泉に入ってごはんを食べていろんな話をしました。

おじさんにとっての両親、つまり僕のおじいちゃんやおばあちゃんの知らなかったエピソードや、終戦二ヶ月前に学徒出陣で招集され、8月15日の終戦を知らされず、本土決戦に備えて一ヶ月近く山にこもっていた話とか、興味深い話ばかりで、面白かったです。

あれこれ話を聞いてると、おじさんはかなりのオモシロタノシスト。

赴任していた学校(おじさんは元教師)で、先生を呼ぶ時に「先生」というのをやめて、「さん」や「ちゃん」にしたところ、校内の雰囲気がすごく良くなって、生徒や先生に喜ばれたとか、無名の学校を有名校にしたプロセスとかの話は、まさにオモシロタノシズムそのもの。

「何回も校長になれと言われたけど、僕は生徒と遊ぶのが大好きやったから、管理職になることはずっと拒んだ」と嬉しそうに話すおじさんに、僕のルーツを見た気がしました(笑)

前回のメルマガに、いまだに運転していて心配だということを書きましたが、今回、その件について聞いてみると

「都会の高齢者が事故を起こしたからといって、田舎の高齢者まで免許返納を言われるのはおかしい。事情が違う」と週刊朝日に手紙を書いたら、記者が取材に来たというではありませんか!

で、ググってみると、本当に週刊朝日に掲載されたようで、ネットニュースに残ってました。

こちらです。
(記事の中の田井和民さんが僕の叔父さん)

>>>記事はこちら

おじさんとの会話の中で

「歳をとったらどうなるか?という情報が少ないから、自分で体験するしかない。だから、歳をとったら体や精神にどんな変化が起きてくるかということを本に書いたら誰かの役に立つかもしれない」

と言うので

「ぜひ本を書いてくださいよ」

と言うと

「まあ、まだ元気でやりたいこともあるから、もう少し歳とってから書こうかと思ってる」

とのこと。

めちゃ元気をもらいました。

長生きして欲しいものです。

今日も
ご機嫌まっすぐで!

---------メルマガはここまで

正直行って、叔父さんに会うまで、会話が持つかな?と心配していたのですが、いろんな話をしてるとぜんぜん時間が足りなくて、また近いうちに、話をしに行こうかと考えています。

僕がブランディングの仕事をしているという話をしたときも、

「ヨシフミは、抽象度の高い仕事と具体的な仕事の両方、つまり何でも屋をしてるんじゃな」

とめちゃくちゃ的確に言われてびっくりしました。

それにしても、いろんなことを考えさせられる「旅行」でした。

ではまた。

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