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年上部下の活かし方Vol.2~自己開示という心の扉の開け方~情熱所長シリーズVol.71

こんにちは!
人と組織を咲かせる人財育成コンサルタント
吉田裕児です。
 
年上部下を持つ多くの上司が、『仕事を頼みにくいな』と感じているのではないでしょうか。何かよそよそしい年上部下との心の壁も感じています。

これでは、新人レベルの誰にもできる仕事しか任せることができず、年上部下は、持てる力を発揮することができません。
 
今回の『年上部下の活かし方Vol.2』では、年上部下が心の扉を開き持てる力を発揮する方法を吉田部長と情熱所長の対話からお伝えしていきます。
 
それでは、はじまりです!
 

|心の扉を開いてくれない理由


情熱所長
吉田部長、Aさんが何かよそよそしくて仕事を頼みづらいんです。
本当は、もっと私の仕事を手伝って貰いたいのですが(汗)
どうしたらいいでしょうか?
 
吉田部長
いつも積極的な情熱所長が珍しいね!
どんな頼み方をしているのかな?
 
情熱所長
それなりの仕事を頼んでいるのですが、
「はい、わかりました」の返事があるだけで反応が薄い感じなんです。
もっと、Aさんの意見を言って欲しいと思うんです。
 
吉田部長
そうなんだ。
Aさんは、課長の経験もあるし現場の運営ついて意見が欲しいね。
 
情熱所長
そうなんです。
もっとAさんの持っている経験や知識など教えて貰いたいと思うのですが。
 

|年上部下の立場になって考えてみる!


吉田部長
今、情熱所長は40歳でバリバリの所長さんだけど、もし情熱所長が55歳で役職定年を過ぎたAさんの立場になったら、どんな情熱所長になっていれば心を開けるだろうか?
 
情熱所長
えっ、私がAさんの立場になったら、ですか?
そうですね。困ったことなど相談してくれたら意見も言いやすいと思います。
 
吉田部長
そうだろー。
今の情熱所長は、自分の困っていることをAさんに相談しているだろうか?
 
情熱所長
うーん。してませんねー(汗)
そうか、だから、Aさんは私に意見を言いにくいのか。
 
吉田部長
そうそう。
Aさんは、余計なことはしたくないと思っているし、
たぶん、情熱所長のマネジメント力を高みの見物気分で眺めていると思うよ。
『私なら、こうするけどなー』なんて考えるはずだ(笑)
 
情熱所長
そうなんですか。私のマネジメント力を見定めているんですか(汗)
うーん。どうしたらいいでしょうか?
 

|相談という自己開示が相手の心の扉を開く


吉田部長
Aさんに、『私はマネジメントで困っています。どのようにしたら良いかAさんの意見を聞かせていただけませんか』と相談してみると良いよ!
 
情熱所長
今まで、そんな相談をAさんにしたことはありませんでした(汗)
部下に困ったことを相談するなんて、上司としてのプライドが許さなかったかもしれません。
 
吉田部長
上司としてのプライドを勘違いすると、Aさんは情熱所長から距離を置くようになる。
 
だから、「困っているので、助けてくれませんか」と相談するように自己開示(恥だと思っていることをさらけ出す)してみたら、どうかな。
 
人は困っている人を助けたくなるものだよ。
 

情熱所長
そうですね。
私が、俺は偉いという上司のプライドを持っているから、Aさんと心の壁ができてしまうんですね。
 
吉田部長
だから、困ったことを相談するという自己開示をして、自分からAさんとの間にある心の扉を開いてあげればいいと思うよ。
 
情熱所長
うーん。そうかー。
自分から、心の扉を開いていかないといけないんですね。

それでは、今回の質問です。

 
「部下の心の扉を、どのようにして開いてあげますか?」
 
次回に続けます!お楽しみに!(^o^)v
 
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