つむぎ、北見の遊園地に行く

　今日は家族で遊園地へ。目的地は北見ファミリーランド。10月10日は機界戦隊ゼンカイジャーのキャラクターショーをやっているらしい。つむぎにとっては初めての遊園地。

「つむ、遊園地行こうか？」
「やったぁ、ゆうえんちだいすきぃー！」

　ノリノリだ。10時の開場に合わせるように家を出る。車に乗って20分くらいで到着。人がほとんどいない、寂れてしまった遊園地を想像していたが、駐車場は車でいっぱい。結構賑わっている。

　車を降りて、レトロな雰囲気がなかなかいい園内へ。入場は無料で乗り物に乗るとお金がかかるシステムだ。10枚綴の70円チケットを購入して、この乗り物では3枚、あの乗り物では4枚といった感じ。とりあえず控えめに20枚分購入し、園内をうろうろ。

「あれ、のりたい！」

　つむぎが指差したのは、回転しながらスベースシャトルが上下する乗り物。ちょっと怖そうだけどだいじょうぶかな？と思いながら、乗り口に向かう。必要なチケットは一人4枚。この分だとあっという間にチケットはなくなりそうだ。

　スペースシャトルの座席に座り、シートベルトを閉めようとする。

「おりぃる、こわいー」

　やっぱり直前で怖くなってしまったようだ。大丈夫だよとなだめる係員のおじさん。僕と幸枝さんもあれこれと声がけするも、あえなく断念。打ち上げ直前でスペースシャトルを後にする。

　少しテンションが下がってしまったつむぎ、園内を抱っこして歩いていると、豆汽車を発見。橋の上からかわいらしい汽車の様子を楽しそうに眺める。

「あの汽車乗ってみようか？」
「やだ、のらない」

　汽車に乗るのもちょっと怖いようだ。その後も園内をうろうろするが、帰りたくなってしまうつむぎ。結局乗り物は一つも乗れず、僕もちょっと楽しみにしていたキャラクターショーも観れず、20枚のチケットを握りしめ北見に向かうのだった。

遊園地を後にしたつむぎはハードオフでトミカをいっぱい手に入れました