子育てはサッカーに通ずる
つむぎと櫂を連れて、街の遊び場へ。幸枝さんは差し迫った仕事があるので、近くのワーキングスペースに向かう。
つまり、フィールドに放たれたのは、体力満点フォワードのつむぎと動きが読めないジョーカー的存在の櫂、そしてそれに相対するディフェンダーのぼくだ。
試合開始。
つむぎと櫂は早速、それぞれが思う方向に遊びに向かっていく。2人仲良く同じ場所で遊ぶ、ということはほぼない。
こういう場合、第一にマークするのは、何をしでかすか分からないジョーカーの方だ。すぐに手を伸ばせる位置をキープしながらついて回る。
一方でフォワードのつむぎも放っておくわけには行かない。そっちはそっちで、体力に任せてチャレンジングな遊びをする場合もある。そのうえ、なかなかの寂しがり屋なので、「だでぃー」と呼ばれたときにはすぐさまレスポンスする必要が生じる。
ゆえにぼくは、櫂をぴったりマークしながら、つむぎを視野に入れる絶妙なポジショニングを取る必要がある。これは、強力なフォワードをマークしながらボールを保持しているミッドフィルダーを警戒するのと全く同じ動きだ。
「だでぃー、きてー!」
呼ばれた、櫂の状況を確認。危ない場面はなさそうだ。すぐにつむぎの方に体を寄せる。
「どうしたぁ?お、それやってるのね」
このときも、視野には櫂を捉えている。櫂は危ないものに近づいていないか、とても重要な問題だ。ぱぱぱっと周囲を観察し、空間把握能力を発揮する。
2人のオフェンスに対して、1人のディフェンス。常に最適なポジショニングとコーチングを行うことで、1時間半の試合時間を無失点で(怪我なく)終えることができた。
子ども2人をワンオペで見ることで、サッカーのオフザボールの動きが間違いなく磨かれるのだ。
なんてね。久しぶりにサッカーしたいなぁ。
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