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普通の会社員がパラレルワークに挑戦してみて良かったと思う3つのポイント

2020年4月のフリーランス転身まで、肩書きは普通に会社員でした。
一般的な4年制大学に入学し、学生時代はバイト・勉強・サークルをそこそこ。学生のうちに何か事業に挑戦することもなく普通の企業に総合職で入社するよくあるパターン。月曜日から金曜日は普通に会社員としてフルコミットしながら4年間を過ごしました。

※パラレルワークとは
2種類以上の仕事を同時に手がける働き方、特に本業を複数持つ場合を指します。パラレル(parallel)は「平行の、並列の」を意味しています。一方、ワーク(work)は日本語で「仕事」と訳されがちですが、実際には「研究、作業、勉強」など複数の意味を持ち、必ずしも営利目的のビジネスばかりを指すわけではありません。
そこからわかる通り、パラレルワークはビジネスだけでなくボランティア活動や非営利団体(NPO)活動などの社会貢献、学術的な研究・調査活動、アーティストの創作活動といったさまざまなアクティビティーを複数平行して継続するものです。もちろん、本業としてビジネスを複数持つこともパラレルワークといえます。

▼パラレルワークの意識調査(ちょっと古いデータだけど参考までに)

・20代の76%がパラレルワークを知らない

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・20代は持っているイメージがバラバラ

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確かに私も始めるまでは全然想像つかなかった。なんか知らんけどすごい人がやってるイメージだった。ということで、実際にパラレルワークしてみて良かったことをまとめます。

きっかけは周りの会社員の“当たり前”に違和感を感じたこと

よくある話だけど数年前の私含め、多くの会社員には下記の常識が浸透しているように思う。

・平日は辛くても仕事を頑張って休日はしっかり休む
・仕事は辛いもの、家族のために頑張る
・若いうちは苦労するもの
・会社に貢献して年収を上げていく

新卒1年目の私はそれをみてヒヨッコながらにこう思ったわけです。

平日頑張るために休日ゆっくり休まないといけなかったりストレス解消でお金を使わなきゃいけない状況って、余暇も仕事に支配されてないか。必要経費として消費してるわけでしょ。
これからの人生の大半を占める労働時間が辛い時間ってあまりに勿体無い。どうせなら楽しみたくないの。
若いうちから楽しんで結果も出してる人がいるのになぜわざわざ辛い道を選ぶ(頑張ってることを否定しているわけではない)
コツコツ年収を上げていけば必ず報われるわけじゃないのになぜ安全な道って認識でいるんだろう。働き手の母数とリーダーの枠を考えたら全員が出世できるわけじゃないのに。

もちろん会社員もそれ以外もいろいろな人がいるので、会社員って肩書きを否定しているわけではないです。私の周りにはそういう人が多いなって思っただけです。

そして気付いたら一番なりたくないと思っていた「華金に会社の愚痴で盛り上がる会社員」になってた…

▼今までで一番会社の愚痴を言い合った記憶のある新卒1年目のある日

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「えーこんな働き方が普通なの。もっと楽しんで働いてる人いないの」って将来が漠然と不安になったことが、会社の外で活動するきっかけ

メンタル的に余裕が出てきた新卒2年目からパラレルワークに挑戦

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▼例えばこんなことに挑戦
・応援したい飲食店のグルメサイトやSNS活用のサポート
・会社員がライフワークとして地域活性化に挑戦することのサポート
・使われていない不動産をリノベーションして面白いスポットをつくる
・普通の飲食店でミュージシャンが気軽にライブするための実証実験
・個人事業主やベンチャー企業のプロモーションをお手伝い

などなど。
本能のままに手を出したのでぶっちゃけ何やってきたか覚えてないけど、とにかく興味のあることをやってみた。

その上で、良かったと思った3つのポイントがこちら

パラレルワークのメリット①:やりたい仕事のイメージを持つことができる

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「絶対にこれを成し遂げたい」という信念が具体的にない人は特にオススメのポイント。

世の中にどんな仕事があるか、その仕事をしている人はどんな人か、何に苦労しているか、自分がやりたいことは何か、イメージを持つことができる。

会社員なので営利目的の仕事ができず、お金をもらったことは少なかった。でも「やりたいことを仕事にするために時間を投資する」「未経験だからこそ、非営利出なければ様々な仕事ができない」って考えで挑戦。

あと一番大切にした、「やりたいことしかやらない」って考えが良かったと思う。
自分の好きなこと、その中で何が仕事になりそうか(世の中的に価値があるか)を肌で感じることができた

だから無償でやった仕事も搾取されたとは思わない。特別な技能も経験もない私にとってはお金以上に大切な経験をさせてもらえた。

パラレルワークのメリット②:自分の得意なこと、苦手なことがハッキリする

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同じメリットを感じている人も多いと思う。

社外の方とお仕事することで、自分が思っているより「どのスキルが優れているか」「何が足りないか」の発見がある。

あくまで「思ったより得意」「思ったより足りない」という“発見”。社会の中で突出して得意とか圧倒的に力不足だったとか、そういう話ではないです。
簡単にいうと

【得意と感じたこと】
・飲食店のために集客を中心とした様々なサポート
・バラバラの思惑を持つステークホルダーの意見をまとめた企画書作り
・企業や自治体のプロモーションにつながる提案
・イベントのファシリテートや講演でのスピーカー
・熱意を伝えて人を巻き込むこと
【足りないと感じたこと】
・エンジニア寄りのWEBマーケティング
・クリエイティブ制作
・会議をふんわりリラックスした雰囲気にすること
・強い意思がぶつかった時に折り合いをつけること

当たり前にやっていていたことが意外と評価されたり、普段頼られていて得意だと思っていても外に出れば通用しなかったり。社会で今の自分がどれだけ通用するか確認できます。

パラレルワークのメリット③:挑戦するかどうか冷静に判断できる

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独立とか副業とか、多くの会社員は周りの会社員があまりやっていないことに対して漠然なイメージしか持っていないことがしばしばある。

パラレルワークすることで、漠然としていた"失敗のリスク"と"成功のリターン"が以前よりハッキリして、挑戦に対して冷静に判断できた。

会社に許可を取った仕事もあれば、許可が必要ない非営利目的の活動も。ただ営利であれ非営利であれ、この働き方をしたことで様々な経験・発見・考えの変化があった。あとは挑戦しているいろいろな人を見れた。

記事を書いている今時点ではフリーランスになっていないのでうまくいくかも分からないし失敗で終わるかもしれないけど、自分に挑戦の勇気と多くの経験を与えてくれたのがパラレルワークだと思う。

それと、パラレルワークしやすくなるからフリーランスになるってのもある。
最近になって「吉田さんこれやってくれませんか」ってありがたいお話をいただくのですが、会社員は会社に許可を取っていないと請け負えないのが残念なところ。だからパラレルワークの幅を増やすためにも脱サラする。

パラレルワーカー仲間やフリーランス仲間が増えると嬉しいな。
新規事業のお手伝いは僕のライフワークなので、何かに挑戦した人は気軽に連絡ください!

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