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今年会いたい人と、畑違いの転職で出会った人たちのこと

今年の目標が「無事に生き延びる」しか思い浮かばないのだけれど、無理やりにでも向き合ってみることにした。

周りのnote友達がみんなヤマシタマサトシさん作成の「今年を作る10の質問」をやっているので、私も考えてみたくなったのだ。

昔のmixiバトン感覚で書きはじめたら、1問目「今年、会いたい人を10人教えてください」だけでけっこうなボリュームになってしまった。

あと、ライターになってからの人間関係についても書きたくなったので、趣旨を変更して書く。2問目以降はまた次の機会に。

1.今年、会いたい人を10人教えてください

ヤマシタさんの記事が「会ったことない人で」のニュアンスだったので、その条件で考えた。

中前結花さん
DRESSで連載していた『いつもJ-POPを聴いていた』が大好き。なんでこんな文章を書けるのだろう。読むたび羨ましさでクラクラする。

五十嵐大さん
2018年は五十嵐さんの『soar』の記事が出るたび写経してた。こんなインタビュー記事が書けるようになりたい。

栗本千尋さん
このSUUMOのエッセイがとても好きで3回くらい読んだ。Twitter見てていつも、面白い方だなぁ、会ってみたいなぁと思う。

カナエナカさん
どうしてそんなにお洒落なものをたくさん知ってるんだろう。でも、センスは違えど「話が合いそうだなぁ」と思ってる。

木津歩さん
もう2年近く相互フォローで、DMもするのに、いまだに会ったことがない。木津さん、転々としてるから……。

こだまさん
ファンです。母に『夫のちんぽが入らない』を勧めたら、母もハマっていた。私の本を読んでもらえて、感想までいただけて嬉しかったな。

古賀及子さん
日記『まばたきをする体』が好きで、毎日読んでる。古賀さんが出演するイベントを観覧したい。

品田遊(ダ・ヴィンチ・恐山)さん
オモコロで書いている文章も好きだけど、note(特に有料マガジン)の文章が好き。品田さんが出演するイベントを観覧したい。

トリプルファイヤーの吉田靖直さん
『散歩の達人』の連載が好きで、曲も聴くように。この連載、読むたび「私もこんなエッセイ書きたい~~~」って思う。インタビューとか、何かしらお仕事で会いたい。

ぺこぱ・松陰寺太勇さん
同い年なので、おもしろ荘で知ったときから応援してる。売れない時代が長かった(それでも諦めなかった)人のことは本当に尊敬する。そのテーマでインタビューしたい。


会ったことがない人に限定して書いた。

「もう長いこと会ってない人」で言えば、『劇団鹿殺し』のオレノグラフティ君。私は15年くらい前、まだ彼らが小さな劇場で芝居をしていた頃、ボランティアスタッフをしていた。当時からいるメンバーで話せるのはオレノ君かな(年齢が近いので)。演劇だけで生活できる人って一握りなので、本当にすごいと思う。

書いてみて、「憧れの人には、実はそんなに会いたくないな」と思った。会話が苦手だから、いざ対面しても話題に困りそう。

私が一方的にファンでいる相手には、イベント観覧か仕事でかかわりたい。仕事だと話せるから。


2018年、2019年に会った人たちのこと

最近フォローしてくださった方のために説明すると、私は2017年まで山小屋で働くフリーターだった。昔から書くことを仕事にしたいと思っていて、2018年、一念発起してライターになった。

山小屋業界から、まったく畑違いのwebメディア業界へ。もちろん、生活は一変した。

山小屋は共同生活で、いつも周りに人がいた。一方フリーのライターになってからは、基本的に家で仕事をする。夫以外の人間と会う機会は少ない。私はとても、寂しかった。

そんな私を救ったのはSNSだ。それまではリアルの友人と交流するためにSNSを使っていた。しかし、本名ではない吉玉サキ名義でnoteとTwitterをするようになり、ネット上で少しずつ、新しい知り合いが増えていった。

ライターになって半年後、SNS経由で記名記事を書かせてもらえる機会を得た。はじめて「担当編集者」がついたのだ。

正直言うと、webメディアの編集者という存在に「いけすかない意識高い系ばかりなんじゃないか」という偏見があった。PVとかバズとか、軽薄な話ばかりしているんじゃないかと。そういう人たちとは話が合わないかもと不安だった。

しかし、それは浅慮な思い込みだった。意外なことに、ライターになった私が仕事でかかわる人たちは、本質的に自分と似ている人が多かったのだ。価値観が違いすぎて話がかみ合わない、なんてことはまったくない。

山小屋業界とwebメディア業界はこんなにも遠いのに、感性が近しい人がたくさん存在することが不思議だった。

それは、仕事で出会う人に限らない。noteやTwitterで出会う人たちも同じだ。

はじめて「ネットで知り合った人」と会ったのは2018年の夏。noteの非公式オフ会だった。その冬には第一回note酒場で、今仲良くしている友人たちと対面を果たす。

2019年になるとますます、インターネットで知り合った人と会うようになった。

2月には友人を家に招いたし、3月には私のnote毎日更新1周年を祝ってもらった(当時は毎日更新していた)。4月には花見をし、6月にはその後たびたび会うことになる下瀬ミチル嬢と初めて会い、8月には合宿をした。ほかにも、たくさんの思い出ができた。

みんな、経歴も性格もさまざまなのに、一緒にいて居心地がいい。インターネットでこんなに友人ができるとは思っていなかった。インターネットでの出会いに懐疑的なわけじゃないけど、期待もなかったから。

けれど2019年の後半は人に会いすぎて、少し疲れてしまった。出会った人たちのことは大好きで、感謝しているのに、ちょっと引きこもりたい気分になってしまったのだ。

だから今年は、出会いの数を少なくしたい。その代わり、出会った人や、すでに出会っている人との縁を大切に育みたい。

子供の頃だって、1クラスに自分以外35人いたけど、その全員と親しくできたわけじゃない。誠実に付き合える人間の数には限度があると思う。

広く浅くから、狭く(そこそこ)深くへ。

時間をかけて誠実に、コミュニケーションを重ねていけたらと思う。

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