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同じ夢を繰り返し見る

1年に3回くらい、まったく同じ夢を見ることがある。

そのうちのひとつが、「高校のスタンプが足りなくて卒業できない夢」だ。

スタンプって何? と思われた方もいらっしゃるだろう。

私が在籍していた通信制高校は、ラジオ体操のように出席を「スタンプ」で管理していた。

火曜と日曜に登校日があるのだけど、毎回、自分で受ける授業を選択する。そして、授業を受けると先生が冊子(生徒手帳のようなもの)にスタンプを押すのだ。

科目によって、必要なスタンプの数が違う。

はっきり覚えていないけれど、たしか数学は年にスタンプ4個(4時間)でクリアできた気がする。体育と国語と英語は10個くらい必要だったような……。

私は学校に行くのがめんどくさかったので、春から夏にかけて、かなり頻繁に登校した。

早めに必要な数のスタンプをすべて集めて、冬はテスト以外ほとんど学校に行かない作戦だ。

通信制は基本的に4年で卒業なのだけど、私は3年間で必要単位をすべて取得したため、3年で卒業している(年次短縮という)。

だから、現実には「単位が足りなくて卒業できない!」と青くなった経験はない。

なのになぜか、夢の中の私は

「どうしよう、英語のスタンプが足りない……このままじゃ単位落としちゃう!」

などと焦っては涙目になっている。

卒業から15年以上経っているのに、まだこの夢を見るのだ。


また、「修学旅行の朝なのにまだ荷造りができていない夢」と、「演劇の舞台の本番なのにまだ台詞を覚えていない夢」も、頻繁に見る。

これらの夢に共通するのは、自身の準備不足によってピンチに追い込まれるという展開。

夢の中の私は、「どうしよう、どうしよう」とオロオロし、事前の準備を怠った後悔の念に苛まれる。

どういう心理状態のときにこういう夢を見るのかは、自分でもわからない。

もしかして、深層心理が「慢心するな」と警告してる?

だけど私は、夢から覚めた途端に「あー、夢で良かった~」とケロッとしてしまうので、警告だとしてもあまり役立っていない。


まあ、だからなんだという話だけど、ちょっと思い出したから書き留めておいた。

今度これらの夢を見たら、心理状態との因果関係について考察したい。


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