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【コーチング3冊】「新 コーチングが人を活かす」・「新装版 目からウロコのコーチング」・「ポジティブ・コーチングの教科書」

「新 コーチングが人を活かす」

「コーチング」とは何か

 「コーチング」は、“答えは必ず相手の中にある”という信念のもと、問いを2人の間に置き、一緒に探索し、その中で相手の発見をうながすものです。
 実際に相手が行動をおこしたかどうかがコーチングの成果を測る唯一の基準であるます。
 その為に、相手の自発性を尊重するとともに、行動に関してはいかなる言い訳をも受けつけないことを明言します。
 チームのマネジメントにコーチングを活用する場合は、異論反論をチームや組織の発展という共通の目標に向けての貴重な情報として扱います。
 信頼は異論反論を許し合う中でこそ育まれるのです。

「新装版 目からウロコのコーチング」

相手の答えを引き出す

 「コーチング」とは、会話によって相手の優れた能力を引き出しながら、前進をサポートし、自発的に行動することを促すコミュニケーションスキルです。
 そこには「指導」という概念はなく、コーチとその相手は対等な立場となります。
 相手の職業に関する専門知識も必要ありません。
 コーチングスキルを習得すれば、どのような相手との会話でもそれを活かせるようになります。

自分で「答え」に辿り着いた時に前進出来る

 人は他人から命令されたときではなく、自分で「答え」に辿り着いた時に前進出来ます。
 答はその人の中にあるとするのが、コーチングの考え方です。
 コーチの役割は、相手が答にたどり着くために、聴いて、受け入れて、質問することであります。
 自発的に辿り着いた答に基づく行動は、命令による行動よりも、最終的に高い成果を得られます。
 人は皆条件が整えば、自分の力を最大限に発揮して、自己実現に向かうものなのです。

コーチングの5つのステップ

  「コーチング」の構造は、次の五つのステップで構成されています。
(1)「目標」を掲げる
(2)目標のどのあたりまで到達でき、できていないのは何かを確認する「現状」の把握
(3)目標と現状のギャップをつくりだす「原因(背景)」を本人に言語化させる(4)目標達成のための「行動」として、何を、どうやるべきかをイメージ化させる
(5)「アドバイス、フォロー」をする

 の5つです。

コーチングの構造は、「なりたい状態(目標)-現状=取り組むべき行動」

  コーチングの構造は、「なりたい状態(目標)-現状=取り組むべき行動」として提示出来ます。
 これは「現状に何(行動)を足していけば目的地(目標)にたどり着けるか」を引き出すものだ。

相手の周囲で起きて、人生に影響を与えていることは、その人が責任を取っていくしかない

 相手の周囲で起きて、人生に影響を与えていることは、その人が責任を取っていくしかないのです。
 行動を起こして、自分から「変化の波」を広げていく。それが自分の人生の主人公として生きるということです。

コーチングの相手は、どんな人生であれ、自ら選択して生きている

 コーチングの相手は、どんな人生であれ、自ら選択して生きています。
 コーチが、「相手は主人公だ」という意識で質問や承認を行えば、相手は自分自身をより深く見つめられます。
 そして、有意義で充実した人生を送ることになるでしょう。

「ポジティブ・コーチングの教科書」

「結果を出すためには、すべての強みを総動員しなければならない」

 強みは、最大の成功を生み、人を大きく成長させ、湧き出るエネルギーと幸福感を人々にもたらします。
 マネジメントの父、ピーター・ドラッカーは「結果を出すためには、すべての強みを総動員しなければならない」と述べてます。
 イギリスの応用ポジティブ心理学センター社(CAPP)では、強みを「人にもともと備わっている思考、感情、行動のパターンで、本物であり、エネルギーを生じさせ、最高のパフォーマンスを導くもの」と捉えている。重要なことは、その強みが本物であるかを見極めることであす。

まとめ

 コーチングとは、クライアントが力を最大限発揮できるように手助けすることです。
 従い、クライアントの持つ本物の強みを見出し、それを伸ばすように後押しする能力が求められます。