データって、こんなにも多くの活用シーンがあるんだ!と、Datalympicに気づかされた話

皆さん、こんにちは。nest事務局の吉田です。
今回は、私のもうひとつの顔である「Mr.Datalympic」としてのお話です。

今年もDatalympicを開催しました。
Datalympicは「データ活用で世界を笑顔にする」というnestと共通のビジョンを掲げて実施している、今年で2回目になるビジネスコンテストです。

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昨年に続き多くの方にご参加いただき、今年は173チームより86作品を提出いただきました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

nest事務局メンバーとして普段はビジネスでのデータ活用シーン、例えば売上データや在庫データ、生産データの可視化などと接することが多いのですが、Datalympicの作品を拝見すると「データって、こんなに多くの活用シーンがあるんだ!」と気づかされます。

同じビジネスでも、研修受講者の目線のデータを可視化して研修効果を測定する、脳波データを使って作業効率をアップさせるなど、ちょっと変わったデータを使う作品もあり、普段の業務では気づかないデータも多々あることが分かります。

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「業務」ではなく普段の生活の中でのデータ活用をテーマにした作品も多くありました。
アミューズメントパークやショッピングモール、イベント会場など多くの人が集まる「場所」を起点としたデータ活用、最近e-sportsとして注目されているコンピュータゲームや家庭菜園、旅行など特定の「趣味」を起点としたデータ活用など、暮らしの中にもデータがあふれており、まだまだ活用されていないことが分かります。

皆さんも、今取り組まれているデータ活用に加えて「他にどんなデータがあるんだろうか? そのデータも加えて活用できないだろうか?」と少し幅を広げて考えてみてはどうでしょうか。

そんな取り組みも、私が事務局を務めている「nest」の中で共有していければ、と思っています。

「あったらいいな」や「面白い!」だけじゃない!

さて、もう1つDatalympic作品に共通する点があります。
それは「あったらいいな」や「面白い!」だけではなく、「データ活用を事業に落とし込んでいる」という点です。

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作品を製作いただく過程で、まずデータ活用のアイデアをたくさん出していただき、その中で「どのアイデアがお金を払ってまで使っていただけるか」という観点で絞り込んでいただきます。
つまり、明確に「価値を提供し、成果を生む」データ活用アイデアだけが残り、作品として資料化され発表されています。
ビジネスコンテストですので当たり前ですが、そこでふと思ったことがあります。

皆さんの中で自社でデータ活用に取り組まれて「成果」が出ている方は、その取り組みを事業化できるものもあるのではないでしょうか?

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成果が出るまでには、色々な試行錯誤やご苦労がある思います。
しかし、その結果「成果」が出ているのであれば、他にも同様のニーズがある方に提供して「成果」を上げていただく、というアプローチもアリですよね。
まず、nestの中で共有いただき他の方に評価いただくことから始めて、その上で事業化のプロセスをnestメンバーの知見を借りながら進めていく...という「nest発の事業」があっても良いのではないか...と思ったりします。

来年は「nest」の中で皆さんとそんな取り組みもしてみたい...と思いつつ、年の瀬を迎える今日この頃です。

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