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健康経営とナッジと行動経済戦略へ

METIナッジユニットの設立概要

現在、
我が国の行政機関も行動経済学の展開を少しずつ広げようとしています。
以下は経済産業省が立ち上げた「METIナッジユニット」の概要です。
経済産業省は政策の施策効果の向上を図るため、
行動経済学の知見に基づく新たな政策手法である
「ナッジ」の活用に向けて、
省内に新たなプロジェクトチームとなる、
「METIナッジユニット」を設置しています。
今後、METIナッジユニットが中心となり、
専門家の協力を得ながら、
エネルギーや中小企業施策などの分野で、
具体的なナッジプロジェクトを組成・推進します。
との事でした。

健康経営に繋がる経済産業省の取り組み

我々は今、
日本健康経営様と連携しながら、
全国並びに全世界へ「健康経営モデル」を展開しようとしています。
日本健康経営様は、
「意欲的に働き前向きに物事を考えられる、
社会人の健康づくりをサポートし、
人生100年時代構想に貢献します。」を理念に、
活動展開を全国へ広げています。
その延長線上に弊社の展開するGlobal Digital Mediaも繋がったいるのです。
今回の経済産業省主導によるMETIナッジユニットは、
かなり相性が良いことが分かって来ました。

METIナッジユニットと健康経営とナッジ

METIナッジユニットの設立趣旨はこちらです。
→経済産業省においても「ナッジ」の知見を活用し、
【企業】と【健康保険組合】が協力して、
【※従業員の健康づくり】に取り組むことを促す
「健康スコアリングレポート」を送付するなど、
先行的な取組を実施してきているところです。
今般、
社会保障分野や環境・エネルギー分野にとどまらず、
世界的に取組例の少ない中小企業施策の分野も含め、
経済産業分野におけるナッジの活用を進めるため、
省内課室横断のプロジェクトチームとして、
「METIナッジユニット」を設置いたしました。
とあります。
※印を付けたのが「従業員の健康づくり」です。
これはまさに、
我々が日本健康経営様と展開を広げようとしている、
理念と連動しているのです。

厚生労働省の狙いを考える

国は今、
生涯現役世代を作ろうとしています。
以下は、
厚生労働省のHPにある「生涯現役促進地域連携事業」の冒頭分です。
→厚生労働省では、
少子・高齢化が進展する中、
健康で意欲と能力がある限り年齢にかかわりなく働き続けることができる
生涯現役社会の実現に向けた取組を進めています。
とあります。
この理由は、
少子高齢化が著しく進む事での生産年齢人口の低下です。
少子化が進んでいる事で働き手は確実にへり、
高齢者が増える事で社会福祉費は年々増え続ける
そうなると…
年金制度の引き上げは確実です。
分かり切った事ですが、
高齢者雇用の促進は必然となりますので、
国民へ向けて「ナッジ理論(肘で突っつく)」を活用しながら、
「ほらほら、このままではこうなっちゃうでしょ?」
「みんな協力してよね~」と言う形での誘いが見え隠れしています。
これが良いとか悪いとかではなく、
日本人の国民性を考えれば当然の組立なのかと感じます。

情報の積極的取得と新しい仕事術

行政機関(各省庁)は今後、
様々な形でナッジ活用を加速させて行くのは明白です。
だからこそ我々は学ぶべきなのです。
送り手(行政)側に左右されるのではなく、
受け手側の学びを深めることが大切な時代なのです。
まずは自ら情報を積極的に取得して、
常に考える訓練をしておかなければ、
超情報化の波に流されてしまいます。
「考えの先にあるものとは?」
「これはなぜ、こうしようとしているのだろう?」
視点や角度をほんの少しだけ変える事!
言葉の本質を見抜く訓練を行う事だけでも、
新しい仕事が生まれてくると感じるのです。

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