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Go To キャンペーン事業と行動経済⑤

吉田行動経済研究所調べ
(2020年9月資料-アンケート3日目)
現在日本政府が進めている
「Go To キャンペーン事業」について、
吉田式アンケートメソッドを使って、
アンケートを収集しています。
昨日は、
「Gotoトラベルキャンペーン」について、
アンケート分析を進めて来ましたが、
本日は、
「Go to イート」について、
分析して行きたいと思います。

Q:GO to トラベルに続くキャンペーン第2弾、Go to イートが9月中旬位からスタートする予定です。Go to イートの内容は①購入金額の25%が上乗せされる「プレミアム食事券」(各地域でのみ利用可)、②オンライン飲食予約サイトで経由で飲食店を予約・来店すると「ポイント」付与の2点です。ご存じでしたか?

Go to イートの詳細に関しては二日目の
「Go To キャンペーン事業と行動経済②」
の中で詳しく書いておりますので、
ご覧頂ければと思います。
(有効回答数223名)
知っている
101名(45%)
知らなかった
122名(55%)

これは私的に意外でした。
認知度が高いと感じましたね…
旅行よりも外食と言う観点が、
大きいのかもしれません。
これはとても重要なポイントです。

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Q:Go to イート キャンペーン期間中にキャンペーンを利用して外食をしたいですか?

さて…
知っている45%:知らなかった55%
こちらの比率に対して、
「外食利用したいか?」
においては、
どんな答えになったのでしょうか?
キャンペーンを利用して外食したい!
107名(48%)
キャンペーンを利用した外食はしない!
116名(52%)

以上の結果となりました。

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認知度と直結している

認知度と利用予定度…
ほぼ同じ比率です。
この数字…
皆さんはどう捉えられますでしょうか?
認知度と直結すると思いませんか?
行動経済学は「感情で人は行動する」と、
何度も説明しています。
その中で、
思い込み=バイアスの人間心理も、
数多くあると書かせて頂きました。
人間は現状維持バイアスがあります。
「面倒くさいことは動かない」のと、
「知らない事は分からないまま」でいいのです。
しかし!
一度使ってしまえば、
確実に再度使う!となるでしょう。
人間とは…
そう言う生き物だからです。
続けましょう。

Q:前設問で「いいえ」とお答えいただいた方にご質問です。理由を教えてください。

こちらは色々と選択肢を入れさせて頂きました。
まだまだ少数ですので入れ替わりはあると思います。
(有効回答数196)
第一位:コロナに感染するのを避けたい為
68名(34.7%)
第二位:もともと外食をしない為
40名(20.4%)
第三位:キャンペーンの内容があまりメリットを感じられない為
33名(16.8%)
第四位:コロナ禍の影響で自炊する機会が増えた為
27名(13.8%)
第五位:その他
13名(6.6%)
第六位:特になし
8名(4.1%)
第七位:デリバリーを利用するケースが増えた為
7名(3.6%)

となりました。
外へ出れば、
コロナへ感染するリスクは増えるのは当然ですが・・・
約35%近い方が答えているのが、
深い深い意味を持つと思います。

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Go To キャンペーン事業と行動経済⑤のまとめ

実は今回、
「その他」
とお答えいただいた方のご質問回答の中に、
とても切実なご意見がありました。
そして!
最後の質問となります、
「飲食店でこんなキャンペーンがあったら利用したい!
(例えば、毎週月曜日はビール1杯半額!など)
というのがあれば教えてください。」
について、
明日その内容を、
少し詳しく書かせて頂ければと思います。
明日の記事をお愉しみに!

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