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オープンイノベーションと行動経済②

日本は今、改革のスピード化が必要

コロナ禍によって日本や世界はいま、
大きな転換期を迎えています。
実は多くの方が気付いているのですが…
下らない「マスメディア」のネタ提供に、
判断を惑わされているのも事実です。
そんな中でも時間は刻々と過ぎて行きます。
いかに改革スピードが必要であると感じます。
こちらの減益率データをご覧下さい。

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新型コロナウイルスの影響によって、
影響度スコアで見る業界別ランキングです。
(xenoBrain社サイトより引用)
スコアが高いと、
減益(増益)率が大きいと推定される業界です。
そしてこちら…
飲食業界は外してあるのです。

経済損失額減益ランキング

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このデータは実利益金額の減益ランキング予測です。
第一位は何と…
自動車業界で2兆円弱の損失予測です。
第二位が鉄道関連
第三位が自動車部品関連ですので、
この下には…
かなりの下請け(中小企業)がぶら下がっています。
第四位が建設業
そして第五位に意外とインフラ会社となっています。
これは工場の稼働停止や、
商業施設の営業自粛による需要減少で減益予測なのです。

増益率予測

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こちらは増益率予測です。
ステイホームで伸びる「Eコマース」需要
医療器具や医療関連始め製薬会社は今後、
まだまだ伸びていくでしょう。
ドラッグストアも医療関連に比例しますし、
マスクや消毒液等々含め日用品需要も好調です。
そしてコンビニです。
減少率ほどの反比例がないのですが、
堅調に伸びていく予想がつきます。

経済増益率ランキング

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実利益金額の増益ランキング予測です。
第一位は製薬&臨床試験業…
2500億円超の増益予測です。
それでも減益の10分の1なのです。
第二位がスーパー&コンビニ業界、
第三位は医療器具関連で、
第四位にゲーム&コンテンツ制作業が来ました。
おうち需要はまさにこの業界の得意分野です。
そして第五位にドラッグストアです。
意外だったのが…
増益企業のポイントランクと、
増益予測業界が同等だったのに対し、
減益企業のポイントランクと、
減益予測業界が違ったことです。

オープンイノベーションの取り組み

オープンイノベーションは、
組織内部のイノベーションを促進するために、
企業内部と外部との、
技術やアイデアの流動性を高めさせ、
組織内で創出されたイノベーションを、
さらに組織外に展開するイノベーションモデルです。
昨日から始めた第二弾記事を書いていますが、
実はTOYOTAにしても、
鉄道会社(JR各社)にしても、
建設会社にしても、
ほぼすべての業種業態が、
オープンイノベーション事業を掲げているのです。

緊急課題その②

昨日はオープンイノベーションを取り入れるべき
緊急課題その①として、
「プロダクトライフサイクル(PLC)の短期化」
をお伝えしました。
今日は緊急課題その②として、
「消費ニーズの多様化」です。
これは確実に言えることですが、
インターネットやスマホの普及による情報化と
購買行動のデジタル化です。
【圧倒的データ】が集まるのです!
パーソナライズ化をご存知でしょうか?
要は…
デジタル化によって
「ユーザーの年齢、性別、行動パターンから、
より適切で役に立つものを動的に表示する」
事が可能になるのです。
これにより購買率の上昇が確実に起きます。
欲しいモノや興味あるモノが、
次から次へと勝手に紹介されるのですから…

消費ニーズの多様化は顧客情報次第!

ビジネスのポイントは【顧客情報】
だと言う事です。
「DtoC」と言うビジネスモデルが、
大きく展開を広げているのもお分かりかと感じます。
DtoCはDirect to Consumerの略です。
製造者が直接消費者と取引を行うビジネスと言う意味で、
企業対消費者を表すBtoC(Business to Consumer)や、
企業対企業での取引を表すBtoB(Business to Business)と、
並列関係にある用語ですね。
最終的にビジネスは、
「顧客情報を持っているか?持っていないか?」
ここで大きな差が出るのです!
インターネットの普及に始まり、
通販の展開やSNSの台頭から、
ITの進化は無店舗ビジネスの可能性を広げました。
そこから…
モノを持たずとも情報を提供する、
シェアビジネスの広がりへ移って来ています。
それが配車サービスの「Uber」や、
民泊仲介サイト「Airbnb」であったりするのです。
「Amazon」のビジネスを考えれば…
いかに顧客情報が有益か分かるかと思います。

消費ニーズには本音と建て前がある

少し話が反れますが、
資源が乏しい日本は、
東京五輪をきっかけにして、
大きな仕掛けを準備していたのです。
それが観光産業=外資の獲得であったのです。
「2020」と言う節目の年は、
もう戻って来ません!
「2021年に東京五輪が開催される」
と思っている人は、
国民の中で20%もいないと思います。
「開催された方が良い!」
と思っている人は、
80%を超えるかもしれません。
残念ながら…
様々なキャンペーンを打ち出すことはあっても、
宿泊施設は体力が持たず、
廃業を余儀なくされる所は増えていくでしょう。
だからこそ!
【本音と建て前】をしっかり見抜いていく事が大切、
だと感じるのです。
【本音】が最重要なのです。
私は悲観をするつもりは毛頭ありません!
必ず【本音を知るヒント】があるのです。
それは行動からしか生まれないと言う事ですね。
下らないマスメディア情報には載っていませんし、
ネットで調べても本質は出て来ないのです。

オープンイノベーションと行動経済について

今回のオープンイノベーション記事は、
あえて具体的にコロナ禍による
減益&増益ランキングを入れさせて頂きました。
ここから2020年後半に向かって、
どんな流れで何が起きて来るか?
2021年予測はどうなるか?
そして私が重点を置いている、
【BEYOND 2022】へ向けて
様々な予測を行わなければいけません。
情報を待っているだけでは、
流されるだけなのです。
毎度毎度書いていますが、
コロナ禍はコロナ前には戻らないのです。
行動経済の原理原則は、
誰もが幸せになるためのモノでなければなりません!
その上で…
「人間は感情で行動する」と言う本質と、
「超情報化社会」である故に、
「選択肢がより一層増えている」ことで、
更に選ばれる理由が必要であると言う事なのです。
オープンイノベーションと行動経済記事、
Part③と続きます!

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