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子供の成績を伸ばし、親子関係も良くなる方法

〜京大医学部に地方進学校から塾通いなしで子供3人を合格させた子育て法〜

今日は「子供の成績を伸ばし、かつ親子関係を良好にする方法」をお教えします。


子供の成績を伸ばす方法は、子供の性格や能力に応じて色んなアプローチがありますが、まずは今日お話しする方法を試してください。(中高校生にも使えます)

実際、我が家は、子供が小学生の時にこの方法を使っていました。
(今日お教えするやり方は、最初は親子でしますが、そのうちにコツが分かると、子供は一人で出来るようになります。)


テストなどで間違った問題は、大きく分けて2つのタイプに分かれます。
子供さんがどちらのタイプで点数を落としているかを見てあげてください。時間が足りなくて、取り組めなかった問題は、今回除きます。


1.  漢字、公式、植物の名前、社会など、暗記できていなかったために点数を落とした。
  (数学の公式など、「覚えたつもりだったが、練習が足りなくて間違ったもの」も、こちらに入ります)

2.  英語の文法や数学など、学習内容が理解出来ていないから点数を落とした。


多分、このどちらかに当てはまると思います。


これは私の考えですが、親が手を出していいのは、1の「暗記すれば点数が取れるようになる問題」です。

2の「理解できていない問題」については、学校の先生か塾の先生にお願いした方がいいと思います。
子供と一緒に問題を解いて、「これはこんな風に解くのかな?」「こんな風に考えたらどうかな?」と子供と一緒に解いてやるのはいいと思いますが、親が子供に勉強を教えるのはオススメしません。(私は子供に勉強のやり方は教えましたが、勉強そのものは教えませんでした。)


まず、子供さんの間違った問題がどちらのタイプなのかを、子供さんと話しながら分類してみてください。

そして、もし勉強が苦手な子供さんの場合は、1の「暗記すれば点数が取れるようになる問題」を一緒に覚えてあげて欲しいです。
勉強の苦手な子供は、「覚える」ということが苦手なように思います。というか、覚えるために何をしたらいいか分からない子供が多いように思います。声に出したり、紙に書いたり、反復して覚えたり、覚え方を自分流に考えたり、語呂合わせをしたり、など、工夫をすることを知らない子供が多いです。

頑張って覚えている子供でも、「ただ何度も紙に書くだけ。ただ眺めるだけ。」こんな覚え方をして覚えた気になっている子もいます。(中にはこの覚え方でも、十分頭に入る子供もいますが。)


親子で一緒に覚えてみて、「どんな覚え方をしたら、子供さんの頭に一番残りやすいか?」を一緒に見つけてあげて欲しいです。

学校や塾で「覚えてきなさい」と言われても、実際にどうしていいか分からず、適当にやり過ごしてしまった結果、勉強が遅れている場合もあると思います。

「覚えるくらいできるだろう?」と親は思ってしまいがちですが、案外、出来ていない場合も多いので、一緒に覚え、「覚えるときのコツ」「反復して覚えるとき、2回目、3回目をいつ覚え直したら一番頭に入るか?」を親子で探ってみてください。

一度覚えたものを、1時間後、24時間後、週末、などにまた覚え直してみると、いつやり直したら頭から抜けなくなるか分かると思います。


また、子供が勉強を終えておやつを食べて、勉強のことが頭から離れて油断している時などに、「さっきの漢字は何て読むんだったっけ?」と不意打ちで聞いてやるのも効果的で子供も喜びます。(これはクイズ感覚で楽しくするのがコツです。子供が答えられなくても「ブッブー、違います」くらいでいいと思います。絶対に叱らないでください。)

親子で一緒に楽しく覚えるのが、子供にとって一番効果的で、頭に入りやすいと思います。
そして楽しみながら学習したものは、頭から抜けにくく、その教科も好きになる傾向が強いように思います。

「覚えにくいよね?じゃ、紙に書いて冷蔵庫に貼っておく?」
「昨日の星の名前はもう覚えた?学校へ行く前にもう一度、目を通しておこうか!」
「晩御飯の後、お母さんと問題を出し合いっこしてみようか!」
こんな風に親子で楽しみながら出来るように、工夫しながら進めてみてください。


暗記モノの問題は、すぐに点数が伸びるので、子供さんは「勉強したら自分でも点数を伸ばせるんだ」と自信を持つことができると思います。


こんな勉強を子供さんと一緒に続けていたら、「そういえばこの頃、子供に『勉強しなさい!』と言っていないな」と気付けるのではないかと思います。


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