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未知の男性二人に心肺蘇生を施し、まもなくその二人の心臓外科手術を担当して助けた医師の話【カナダ】ネットで拾ったニュースの屑籠 No. 10

久しぶりに「ニュースの屑籠」で紹介したくなるような話題に出会いました。

誰でもが「こんなお医者さんが自分の主治医になってくれたらなあ」と願いたくなるような素晴らしい医師のお話です。

コリー・アダムス医師は、アルバータ州カルガリー大学附属病院に勤務する心臓外科医です。彼は、過去1年半の間に全く予測していなかった場所で、二人の男性に出会い、その二人にその場で心肺蘇生(CPR)を行って一命を取りとめただけでなく、後に同じ二人の心臓外科手術を担当し、現在は二人とも元気になっているという逸話の主なのです。

昨年6月、コリーさんと妻のジェニファーさん(医師)の二人でアルバータ州キャンモア付近でハイキングをしていた際、助けを求める男性の声を聞きつけました。声の主の方に近寄ると男性は顔面蒼白になって倒れていました。その場でコリーさんは男性(60歳)に心肺蘇生を20分間にわたって試みた結果、男性は一命を取りとめることができました。

その後まもなく、コリーさんは勤務する大学病院で複雑な心臓バイパス手術を担当しましたが、その患者は何と彼が心肺蘇生で救助した60歳の男性でした。

その2か月後、コリーさんとジェニファーさんが子供たちと一緒に散策に出かけていた時、道路から3メートルほど下の灌木類の中に意識不明の状態で倒れていた男性を見つけました。後でわかったのですが、この男性(34歳)は先天的な心臓疾患を持っていて、その日、ジョギング中に発作が起きて意識を失ってしまったのです。コリーさんはすでに脈拍も止まっていた男性に心肺蘇生を施し、同時にジェニファーさんが救急車の手配をしました。男性は救急病院に搬送され、生き返ることができました。数日後に、コリーさんがこの男性の心弁交換手術を担当し、手術は無事終わって現在、男性はリハビリ療法を受けているそうです。

コリー・アダムス医師は、「どなたにも、心肺蘇生(CPR)の講習を受けることを勧めています。いつ、どこで、どんな時CPRが役に立つか、一寸先のことは誰にもわかりません」と語っています。

彼は心臓外科の専門医ですが、こんな素晴らしい医師が自分のファミリードクターだったらなあと思いませんか。。。

このニュースの記事全文を下記、URLで見ることができます。

https://www.cbc.ca/news/canada/calgary/calgary-doctor-saves-patients-heart-surgeon-cpr-hero-1.6242854


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