今こそ助けを必要とする顧客に向き合う。以上。
人事の方や採用支援、就職支援側の人たちと最近話になるのは、「コロナによる採用・就職活動への影響」や「アフターコロナ」の話。
合説の中止だけであれば「一時的な影響だよね」だったのですが、内定取り消しなどのニュースも出てくると、リーマンショックや震災を思い出すわけです。
私も2006年にジョブウェブへ新卒で入り、新卒採用市場というニッチで景気の影響を受けやすいと思われがちな市場でリーマンショック、震災を経験しましたが、振り返って思うことはこれです。
助けを求める顧客に向き合うべし。
と。
その理由は、助けを求めるお客様に向き合い打開する。それを続けると、気づくと自分や会社、そして社会を次のステージに引き上げる貢献になるわけです。
なので頑張りましょう。
ただ、これだけだと「なんで?」「例えば?」の意見が想像できるので補足を投稿しますが、結論で納得であれば、読む時間も勿体無いので閉じて解決策を顧客や会社の垣根を超えて一緒に考えましょう。
その上で、「今時間あるわ」という人はこの後も読んでください。
リーマンショックの後に新卒採用市場を支えた会社たち
リーマンショック前は、景気が良かったですよね。2006年、2007年に就職活動をしていた人たち(=08年、09年卒)の求人倍率は2.16倍。今も求人倍率が高いと言われてますがそれでも1.83倍。
ただ、リーマンショック後は、1.23倍まで冷え込んだわけです。
それでも2000年頃の経済危機の0.99倍までは行かなかった。
採用を中止する企業もある中、採用を辞めなかった企業があるわけです。
それは、どこなのか。
・なんとか日本の雇用を守ろうと考えていた大企業
・今こそ新産業を生み出そうと燃えていたベンチャー企業
きっと他にもあると思いますが、当時ジョブウェブ時代に私から見えていたのは上記のお客様でした。
・先行きが不透明だからこそ自社のアセットを活用して経済を復活させたい。そんな人材を採用したい。
・スマートフォンが普及したからこそ次のステージに社会を引きあげることが出来る。そんな新産業を生み出す人材を採用したい。
高く飛び上がるためには一度しゃがむ必要があると考え、答えがない中で模索を続ける。当然一人で考えると行き詰まります。
そんな時こそチームです。会社の垣根を超えて考え合う。
そうすると結果が出るわけです。
つまり何かしら助けを求める顧客というのは、その背景にニーズがある。
そして成功モデルが生まれると同じニーズを持つ人が次々と現れ市場が形成されていきます。
今こそできない経験
この経験は一個人で考えても価値ある経験になります。
答えがない中もがいた経験は自分を大きく成長させますし、この経験の中での出会いはかけがえのないつながりになります。
営業マンは顧客に育てられる。
少しそれますが、先日この記事を読み、とても参考になりました。
厳しい時こそ練兵だと。
もちろん社内の勉強会や合宿も最高ですが、顧客に向き合うことが最高の練兵ではと思います。
どこかで需要が減ってもどこかで需要は増える
今はコロナの影響でいろんな影響が出てますよね。
例えばマスクが足りない!お客が来ない!
きっとマスク工場では日々想像を超えた改善が行われているでしょうし、飲食店やホテルをサポートする新たな動きもあるわけです。
ここの事例は強烈な筋トレとなり今後に活かされるでしょう。
ただ、この変化は一時的なもの(とはいえいつまで続くんだというのはありますが)
でもよく考えると変化は一時的なものだけでなく、これをきっかけに新たな考えがデフォルトになるような社会を次のステージに上げるような変化もありますよね。
細かくなりますが、少し考えるだけでも色々出てくる。
それを一時的なものか、これをきっかけに変わるものに色分けすると
図示した詳細が合っているかはさておき、言いたいことは、ここでいうと青の領域で試行錯誤をすることは明日への筋トレとなり、オペレーション力を高める。オレンジの領域は新産業になり得る。という話です。
例えば、採用領域では、これを機にZoomのようなスタジオ撮影が不要の双方向のWebセミナーをやると、この方が一度に全国の学生にも会えるし、地方や海外支社の社員も出せて良いよねとなり、来年もこれで行こうとなるわけですね。
そうすると、就職活動が長年解決できていない地域差による情報格差をなくせるわけですね。これってすごいことですよね。
みたいな話があちらこちらにあるわけです。
震災の時に電話では繋がらないからSNSを始めた高齢者の方なども同様。
目の前にいるお客様は何に困っていますか?採用でいうと
・在宅勤務が出た中で採用や育成をどうすれば良いか
・採用人数の見通しが立たない中で、いまの候補者にどう向き合うか
・今こそもっと良い人材を採用できるように強化したい
などでしょうか。
自社でできることの制限を一度横において、何をすべきか考えてみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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