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内定を取り消された!

転職活動中のAさんからの連絡です。

『先日面接に行った企業からの内定を取り消されました。』

えーーー!!

ということで、

今日は、【内定】まわりの企業と求職者における認識の違いや捉え方の違いにより起こってしまった事例よりお伝えしたいと思います。


まずは、Aさんから状況を詳しく聞いてみることに。


すると、
企業との面接の際に内定の話があり、いつから入社出来るかといった話になったようです。

仕事をしながら転職活動をしていることもあり、内定の後、退職交渉を行い、引継ぎをして退職する必要があります。

その為、入社日については、早くて1ヵ月程度かかると伝えた様です。
(転職活動においては普通のやりとり、一般的な期間ですね。)

すると企業からは、もっと早く入社をして欲しいとの希望が伝えられたとのこと。

その上で、企業の改めての判断として、内定を出すことが出来ない。
その様になったとのことでした。

Aさんからの話を元にしており、もう一方の当事者である企業の話を聞くことが出来ていませんので、その点はご了承ください。


では、このやりとりを参考に、企業と求職者の間にある認識の違い、ギャップは感じられるでしょうか???

ここからは、状況を想像しながら、同じようなことにならない様、想定問答をするしかないのですが、、、


企業側の意見として、考えてみました。

・そもそも正式な内定を出してはいない。
・いつ入社することが出来るかの確認は選考上必要なこと。
・入社して欲しいタイミングで入社出来なければ内定は出せない。
・良い方だったので、内定を出したかったので、入社日の調整の相談をした。

などなど、もっとあるのかもしれませんが、主にはこんな感じかと。


では逆の立場、求職者の意見や想いを考えてみましょう。

・内定という話が出たので、内定が出るものと思った。それが出ないと言われたため、内定が取り消されたと捉えている。
・入社日については、まだ退職の話が進んでいないため、具体的な話が出来なかった。実際に退職交渉を進めてみた場合、企業の希望する入社日に間に合った可能性もあるかも!?
・最短イメージの退職日程よりは、少し余裕を持った期間を伝えていた。
・内定という話が出たことにより、選考としての対応ではなく、退職日、入社日の話を行ってしまった。

とこんな感じ。


企業としても、求職者としても、それぞれがその立場での対応を行っており、どちらも大きく間違っている感じはありません。


ただ、
企業の側としては、『内定』という言葉は、求職者にとってはとても重い言葉なので、その点を少しだけ理解して使ってあげて欲しいということ。

また、
求職者の側としては、転職活動に慣れるほどその活動を続けて欲しい訳ではありませんが、少しだけ企業が考える人材採用ということを知り、対応を図ることも必要だということ。


今よりももう少しだで良いので、お互いの理解が進めば、企業と人の良いマッチングがもっともっと進むような気がします。


すべてを把握する必要はありません。

誰に聞けばそれらの正しい情報を得ることが出来るのか。そのことを知っている、それだけで十分です。


ということで本日はここまでです。

ありがとうございました。

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■ 編集後記
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企業が出していない内定を取り消されたという求職者。
求職者が内定と思える発言を企業がしていたら勘違いを
生み出したのは企業ということ。
ただ、勘違いしないだけの力が求職者にもあるといい。
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