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創造性について

はじめに

たくさんの情報が溢れている現代です。PCやスマホでそれらに簡単にアクセスできるようになり、情報を得ることに苦労しなくなりました。

では、何かを作り出す・創造することについて考えてみたいと思います。作るものは何でもいいのですが、以下の3つの言葉を参考に考えてみたいと思います。

①批判される創造者

消費者ではなく、生産者(創造者)になろう。

批評家になるな、常に批判される側にいろ。

大量消費の時代は昭和・平成と戦後ずっと続いてきたことで、最近始まった話ではないですが、消費するのは簡単な行為だと思います。

そして、ここ10年くらいのSNS時代は、何かを批評することがとても簡単になったと思います。批評するということはどういうことか、にもよると思いますが、揚げ足取りなんかの批評することも簡単なのだと思います。

消費者ではなく生産者、批評家ではなく批評される側にいることのほうが、幸せだったりする一面があると思います。

②情報量と思考量

「情報の量」と「考える量」は反比例する。

たくさんの情報に触れていると「自分で考えている」と勘違いしてしまうけど、実は他人の意見を取り入れているだけで、自分で考えてはいない。

たくさんの情報の渦にのまれてしまうと、自分の頭で考えなくなってしまう。もっと言うと、勘違いをしてしまう、とのこと。ここは本当に気を付けたいです。

「知識があること」と「考えること・思考すること」は別物として捉えることができるか。知識からどう自分の考えを発展させることができるか。とても難しいですが、意識するのとしないのでは大きな差になるのだと思います。

参考本:自分のアタマで考えよう

③インターネット文化における1%ルール

全ユーザーの内たった1%がコンテンツの作成などに参加しており、残り99%のユーザーはただコンテンツを消費しているというもので、この法則においては、多くのユーザーが楽しんでいるコンテンツはたった1%のユーザーによって支えられていることになります。  「1%ルール」は「90:9:1の法則」とも言われ、この場合は、90%がコンテンツを見ているだけのユーザーで、9%がコンテンツを作成はしないがコメントを投稿するなど何らかの形でコンテンツに参加しているユーザー、そして1%が実際にコンテンツを作成しているユーザーとされています。

これは、「インターネット文化における「1%ルール」」と言われていて、少し前の話です。SNSが席巻している現在は、どのくらいの割合であるかは、人により感覚によりまちまちのような気がしますが、私は、10:70:20くらいの感覚です。(10%:コンテンツを見ているだけ。70%:SNS等を使用して投稿/コメントする・20%:コンテンツを作成・プラットフォームを提供)

ちょっと前までは、10%しかいなかったインターネットコンテンツの参加者が、現在は、90%のユーザが利用者ではなく、なんらかの形で参加者になっているように感じます。Youtube・インスタグラム・Twitter・Facebookなどのプラットフォーマーがますます強くなるのでしょうか。

創造性について:参考情報(TED Talkを2つ)

①注目されたいという欲求は創造性を削ぐ(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)

SNS時代=承認欲求時代に、とても腑に落ちるプレゼンでした。注目を集めようとするのではなく、自分が「ある事柄に注目するほうがよい」。という内容で、フォロワー数は重要ではなく、フロー[^1]体験のほうがよいよね、と言っています。

「創造する」ってとても大変で、大それたことに感じますが、自分の身の回りや得意なことに注目し、そこにエネルギーを注ぐことができれば、もう創造している、と言えるかもしれません。

②退屈な時に優れたアイデアが思いつく仕組み:マヌーシュ・ゾモロディ

隙間時間をすべてスマホで埋めていてはいけない、ということが身にしみるプレゼンです。スマホをただのツールに戻し、自分自身を退屈な状態にするってとても大切なことだと感じることができます。

[^1]: フロー体験とは:心理的エネルギーを1つの目標に向けて集中して、行動できている状態 のこと。スポーツなどでは「ゾーン」と言われ、「クライマーズ・ハイ」などが有名

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