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【あなたが「できること」は事業のどのレイヤーにあるのか?】

SNS運用やインスタグラムマーケティング、営業支援にバックオフィス支援と、法人向けに実務ベースでコンサルティングメニューを持って起業する場合、「1件2000円」のように低単価のサービスから入ると思います。

もちろんこの実務を提供していくのは、ゼロから実績を積み重ねる最初のステップとして重要です。

しかしながら、ここから「月額15〜20万円」の高単価の法人契約を結めるようになるためには、足りない視点があります。
それは、自分自身が提供しているサービスが「事業のどのレイヤー」に属するものかを考え設計する、という視点です。
少し抽象度が高いままなので、具体的にお話ししてみます。

例えば、ExcelやITツールを使いこなすことが得意スキルとして持っているとして、Excelを使ったデータ入力代行サービスを1件2000円で提供するとします。

「Excelを使ってデータをまとめる」というスキルが事業のどこで必要とされるかというと、会議に必要な資料を作るための「下準備」としての位置付けだったりします。

これは事業運営のレイヤーとしては下の方の階層のになります。
なぜ下の階層になるのかについて事業運営を俯瞰的にみて少し説明してみたいと思います。
Excelを使ったデータ入力代行サービスは、事業運営の根幹ではなく補助的な枝葉としてのサービスになっているからです。
少し言い方を荒っぽくすれば、その資料作成に必要なデータは仮になかったとしても事業運営は進んでしまうということになります。

では、どういうものが事業運営の中で上位レイヤーになるのかというところが気になると思いますが、それは「仕組み」という要素があるかどうかです。事業とは「商品・サービスを提供しその対価をもらうまでの仕組み」と捉えることができます。
「仕組み」という言葉からイメージを捉えにくい方は、「物事の流れ」と言い換えてみてください。
事業を俯瞰的な視点で見て「商品を作り、顧客を集め、販売する」という物事の流れとして捉えるようにしてみると、今提供しているものがどこでどんな風に求められるかが見えてきます。
「仕組み」として事業をみた後に、自分自身が提供するサービスを振り返り「仕組み=物事の流れ」そのものを作るために必要なものなのか、補助的なものになっているのかを一度考えてみてください。

Excelを使ったデータ入力代行サービスは、「仕組みを作ること」そのものではなく「仕組みの一部であると良いかもしれないもの」と位置付けることもできてしまいます。

もしゼロからスタートするのであれば「事業運営そのもの」に関わることができる機会を探してみてください。
その時はまだ自分自身の専門性がなく単純に実働するだけになってしまうかもしれませんが、まずは1つでも良いので事業を動かす側の経験をすることが次へと繋がります。
実働しながら「自分のスキルや得意なことは事業を伸ばすためにどこで活かせるのか」を考えてみることがスタート地点になります。

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