見出し画像

ヴェトナムの壇蜜似の彼女 6

一旦帰国した俺達はまた来月ヴェトナムに行く事に。

次回は1週間の滞在予定だ。


何と大志君も彼女が出来たみたいだ。

300円でマッサージを受けれるお店を見つけて
通っているうちに、そこの女の子と仲良くなった。

写真を見せてもらう。

ちょっとぽちゃっとしていて巨乳だ。

最近田舎から出て来たばかりの純情乙女。

次回のヴェトナム訪問時は、彼女の実家に行くらしい。

おおお!

「スピード結婚もあるな。」

「いやーそれも良いですね!」

嬉しそうにする大志君。

帰国してからは毎日ヴェトナム語の勉強に
明け暮れていた。

俺も毎日トィとスカイプで会話していた。

便利な世の中だ。

たこ焼き屋の方も順調に売り上げているようだ。

日本人駐在員のお客さんにも人気のお店になっている。

弟も毎日楽しそうに汗を流して働いてる。

トィにはそれが嬉しくてたまらなかった。


それから時が過ぎて、
俺達の2回目のヴェトナム訪問。

俺は前回のホテルに泊まる。

大志君は彼女の家に転がり込む事に。

トィはホテルの部屋で到着を待っていてくれた。

今回は俺とトィの2名で予約してある。

1ヶ月ぶりの再会に嬉しさ100倍!

すぐにラブラブが始まる。

彼女が通う日本語学校の時間ギリギリまで愛し合う。


部屋で少し休憩した後、たこ焼き屋に顔を出した。

弟はいなかったが、アルバイトがせっせと
たこ焼きを焼いていた。

たこ焼き1個ちょうだい!

バイトは俺の顔を知らない。

覆面調査員になった気分だ笑

変わらない味で美味しい。

弟は仕入れにでも行っているのだろう。

とりあえずトィの学校が終わるまで
ビールとたこ焼きでのんびり過ごす。


しばらくして弟が戻って来た。

笑顔で挨拶して握手した。


その30分後にトィがたこ焼き屋に来た。

俺と待ち合わせしていたからだ。

久しぶりに美味しかった焼肉屋に行く。


相変わらず美味しかった。

そして彼女の勤めるカラオケに行き、
楽しい時間を過ごす。

そしてホテルに泊まる。

今回は小説をたくさん持参している。

普段は読む時間が有れば他の事に使いたいから、
こういう時にいっぱい読む。

読み終わった小説はトィの日本語学校に
寄贈するつもりだ。


しばらく平穏な日々が過ぎる。


そんなある日、
とんでもない事が発覚する。


弟が裏ギャンブルで多額の借金がある事が分かった。

トィに軍資金を回して欲しいと連絡が来たからだ。

毎日日本円換算で5000円以上は売り上げている。

月の売り上げは20万円位になる。

おかしいでしょ!

そこで発覚した。

日銭が入ると人は使いたくなる。

無くなってもまた明日入って来る。

その繰り返しが徐々に首を絞めて来る。

日本円換算で総額20万円。

もちろん売り上げは全部失った後の追加の金額だ。


これにはさすがの俺も呆れてしまう。

そこまで面倒は見れない。

たこ焼き屋で頑張って返済しなさい。


トィも悲しみに暮れる。

弟が正しい道で成功しつつあると思っていたからだ。

とりあえず弟と話す。

とあるお店の2階に賭けポーカーが出来る所がある。

日銭が入った弟は以前の仲間に誘われて
ついつい遊びに行った。

そこではまってしまう。

トィが学校が終わる頃にたこ焼き屋に行き、
カラオケの仕事に行った後で
またポーカーを打ちに行く。

だから全然気づかなかった。

酷く反省している姿を見て、
多少力になろうと思う気になった。


イカサマされてる可能性もある。

「俺も連れて行け。」

トィを通訳に3人で裏ポーカーへ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?