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日本人は日本の事を意外と知らない。日本を離れ、日本の良さを知る

日本人は日本の事を実際どれくらい知っているのでしょうか?勿論、学校で地理や歴史、そして日本の文化などを学んだ事はあると思います。

知っていたとしても、その「良さ」はどうでしょうか?身近過ぎる故、見えない良さもあるのではないでしょうか?

✓海外を知ることの利点とは?

「海外旅行に行きたい」という声を良く聞きます。確かに、世界には本当に素晴らしい場所が沢山ありますし、時には日本で味わう事の出来ない素敵な料理も堪能する事が出来ます。そして、その海外旅行は自分の価値観、人生観を変えるような旅になるかもしれません。

かく言う私も、初めての海外旅行が「タイ」で大きく人生観が変わりましたし、今その「タイ」に住んでいるというのは不思議な縁を感じます。ですので、「海外を知る事」は本当に良い経験になると思いますし、その点に関しては疑いの余地はないと思います。

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✓あなたは日本の事をどれだけ知っているか?

一方でこんな質問を投げかけられた時、どのように答えるでしょうか?

 あなたは日本の事をどれだけ知っていますか?

海外で生活するようになると、日本人が海外に興味を抱くと同様、海外の人達が日本に非常に興味を持っている事に気づきます。私が一緒に仕事をして来た多くの外国人は本当に日本が好きですし、今一緒に働いているタイ人の中には「日本に旅行する事が夢」と語る人達もいます。そして驚く事に

 彼らは時として私よりも「日本の名所、料理そして文化」を知っています

昨今のSNS、特にInstagramなどの影響が大きいかも知れませんが、容易に情報を取得し、それが瞬く間に広がっているのです。

✓日本人は、日本の事を意外と知らない

このような状況下で、私も日本に関しての多くの質問を受けます。一番多いのが、日本の名所に関して、「○○に行った事はあるか?」という質問です。

 恥ずかしながら「行った事がない」と答える確率が高過ぎて愕然とします

最近では、タイ人から「山梨県富士吉田市の新倉山浅間(あらくらやませんげん)神社に行った事はありますか?」と聞かれました。マニアック過ぎるでしょう(笑)

私実は山梨県に6年近く住んでいたのですが、行った事ありません(笑)。

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新倉山浅間神社

日本にいた時には名所であればあるほど、「いつでも行ける」という感覚が強過ぎて、結局訪問できていない場所が余りに多い事に気づきます。そうです、

 我々日本人は、日本の事を意外と知らないのです

✓他国を知る前に自国を知る

私のこれまでに会った「一流」と思うグローバル人材の方々は、皆一様に自国の事を良く理解しています。ただ名所に行った事があるというだけでなく、その名所の歴史的背景含め、そこから話が大きく広がります。

自国を良く理解しているからこそ、他国の違いにも敏感であり興味を持っているので、結果的に他国への理解も深まります

日本を離れ、「日本の事を知らなさ過ぎる」と気づきを得たと共に、改めて

 「日本の良さ」にも気づく事が出来ました

海外に目を向ける前に、日本にも世界に誇るべき沢山の名所や料理、文化が存在します。

 他国を知る前に自国を知る事

それも、一つのグローバル人材の要件だと思うのです。

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