人事がメディエーター(調停人)のスキルを学ぶこと
noteを書くきっかけ先日(といってもnoteを下書きにしていたので、半年くらい経つ)、調停人(メディエーター)養成講座基礎編を受講しました。会社の中で起きている問題は様々ですが、多くは誰かと誰か(場合によっては組織と個人)の間で起きているすれ違いです。これらに対して、人事が間に入って、何とかするためのスキルとして参考にならないかなぁと思ったのがキッカケです。
https://arbitrators.jp/public/1988
調停人(メディエーター)って?
メディエーター(英語:Mediator)は「仲介者」の意味。仲介する人または組織。
海外の方がMediatorを日常的に利用する場面が多く、情報が多い
交渉との違い
交渉:手の内(利害)を見せず、要求をぶつけ合う。
調停:手の内(利害)を見せて、本音で語り合う
カウンセリングとの違い
カウンセリングも学んだが、相手方同席の場合はそこに相手方がいるので、どう要約するか?によって、相手方が聞いていて、誤解して感じることがあるので、非常に難しさを感じた。
しかしながら、うまく使う事により、内省を促すことができる
他に、
・調停は互いの話を聴き、話を整理整頓し、互いに見えるようにする。
・合意しやすいもの、話をしやすい順番の道筋をつける。
・間に入って解決するのではなく、互いに話をする交通整理をする
・噛み合っていないところを見つけて、噛み合わせる
・話すテーマ設定と順序が重要。
・抽象度が高すぎるテーマでもダメ。どちらかによったものでもダメ
メディエータースキルの一般化と応用
このスキルを一般化して、応用出来ないか?と考えた時に鼎談のファシリテートなどには使えそうな気がしていた。
1. 上下関係の影響を少なくできる
1on1の本来の目的はメンバーのため
しかし、上下関係があるので油断するとマネージャーのための場になりがち
第3者の目が入るので、それを防止できる
2. 議論に客観性をもたせられる
2人だとバイアスかかった言い方になりがち
主観で主張し合い、話が平行線になることも
ファシリテーターが交通整理して、ガイドしてあげることができる
3. 無意識のうちに説明責任を果たそうとする
密室だと発言が無責任になりがち
第三者の目が入ると、両者とも無意識のうちに説明責任を果たそうとする
というものでした。良さそう。
直接言えないことを要約することや、間に入って質問をすることで話しやすくすることなどはあるのではいかと感じた。
最後に
受講して、下書き保存にしてからずいぶん放置していたので、さらっと終わりたいのだが、これは実践と繰り返しあるのみだなぁと思う。
2on1とかぜひやってみたいので、興味持ってくださった方はご連絡ください。調停人の役割とか含めて、話をさせて頂きたいと思います。
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