『STAY』(Wake Up, Girls! Advent Calendar 2022 12日目寄稿)

こんばんわぐ、ヨセナベと申します。表題の記事を投稿させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

さて、実はこの機会にあらためて語り継いでいきたいことがございまして、今回筆を執らせていただきました。もし、この記事が目に留まった方に、「ああそういえばそういう話題もあったな」とか「へーよくわからないけどそんなことがあったんだ」などと、ほんの少しでも思っていただけたらとても嬉しく思います。

なお、この記事は、個人的な解釈を多分に含みますので、くれぐれもご注意いただけますようお願いします。みなさまとは事実や認識の相違があろうかと存じますが、ご容赦いただけましたら幸いです。


「Wake Up, Girls!」(WUG、WUGちゃん):この記事では、コンテンツそのものという意味も介在しつつ、基本的には7人組声優ユニットのことを指します。
「鷲崎健(わしざきたけし)さん」:ラジオパーソナリティ・イベントMC・(ミュージシャン)。文化放送『鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト(ヨナヨナ・ヨルナイト)』など自身の番組でWUGちゃんと共演多数。WUGのファンを公言し、その活動を応援されていた。
「学園祭学園」:鷲崎さんの後輩的位置づけのバンド。ボーカル&ギターでフロントマンの青木佑磨(あおきゆうま)さんは、上記番組で鷲崎さんのアシスタントを務めている。


<目次>
1.『STAY』
2.結びに代えて―『虹虫』


1.『STAY』

表題の『STAY』とは、鷲崎さんがWUGちゃんのことを思って作詞作曲したという、未収録の楽曲です(大文字か小文字か不詳なので、本記事ではこのスペルで表記します。)。2019年10月14日に大宮ソニックシティ大ホールにて開催された、上記番組のイベント『アニ玉祭2019スペシャルステージ~鷲崎健ヨナヨナ・フェス』で一度だけ披露されました。

このイベントには、番組に縁のある出演者の他、その月にマンスリーアシスタントとして出演していた吉岡茉祐さんも参加していました。
また、鷲崎さんと青木さんの二人で歌唱された、『ディスコ・ディテクティブ~水曜日の探偵~』という楽曲では、永野愛理さんが振り付けを担当しました。(あいちゃんは客席から二人を先生のまなざしで見守っていたとのことです。本番が上手くいったら二人のためだけに全力で『ハートライン』を踊るという約束をしていたようですが、果たされたのでしょうか?)

このとき台風が来ていたのですが、自分はどうしても参加したかったので、強行日程で参加しました。

というのも、声優ユニットの解散から約半年後に開催されたこのイベントは、鷲崎さんの(及び関係者や一部のリスナーも含め?)WUGへの思いを整理する意味合いもあったのではないかと本当に勝手ながら拝察していたからです。鷲崎さんは2019年3月8日にさいたまスーパーアリーナで開催された『Wake Up, Girls! FINAL LIVE ~想い出のパレード~』に仕事の都合で参加できておらず、その後ご自身の番組でもそのライブのBD映像は見ることができていないとぽろっと溢されていました(今はどうかわかりません。詮索することでもありません)。また同時期に『ワシザキスタイル*ヨシオカモード』という鷲崎さんと吉岡さんの番組も始まり、「ファンからパートナーになる必要がある」という旨のことも話されていたように記憶しています。

(なおヨナヨナでは同年から仙台を軸にしたチャリティーイベント、通称「ヤゴサッハ」を不定期に開催しており、そのイベント内でも一度だけ披露された楽曲があるようです。(参加していないので詳細不明))

自分は解散直前にWake Up, Girls!を好きになったものの、結局ライブには参加できていない経緯があったので、今回のイベントは自分にとって必要なものであると感じ参加しました。
イベント内では、学園祭学園の『any love, anymore』という、自分の好きだった、終わった番組やコンテンツのことを熱く思い飛ばす楽曲も披露され、自分もWUGちゃんや前日開催されたFIVE STARSのファイナルイベントのことを思いながら人知れず泣きました。


さて、『STAY』は、心惹かれたもの(コンテンツ)に対して、終わってしまっても関係ない、自分の中で終わっていなければ誰に何を言われても関係ない、縋って生きていいのだ、
というメッセージが込められた楽曲です。

正直なことをいうと、歌詞も、メロディも思い出せません。(自分はアコギで弾き語りしていたような記憶でしたが、Twitterを遡ると、スタンディングでボーカルだったようです。)

ただその情景と、 珍しく感情を剥き出しにして歌う姿、その曲のメッセージを強く受け止めつつ、感謝の思いを抱いて聞いていたことは、強く覚えています。

(会場で聞いていたはずの吉岡さんと永野さんは何を思ったことでしょうか)

そもそもの自分自身の性質として、過去の楽しかったことを反芻したり、例えばラジオや配信で好きなくだりを何度も繰り返し聞いたり見たりするような傾向があります。

その上で、生きていて大変なことも多いですが、出会った大事なものを大事に持ちながら、生きていきたいと思わせてくれました。
(たとえ参加したかったライブやイベントに行けなくても)

今回の記事もまさにそうです。

だからこそ こうやって今もWake Up, Girls!を好きでいられること、Wake Up, Girls!を知り、加速度的に嵌っていった時のこと、初めてライブ映像を見て衝撃を受けた時のこと、アニメやコンテンツそのもののことを知っていった時のこと、メンバーの人となりを知っていった時のこと、もがいて走り続ける後輩ユニットの存在を知って応援したいと思った時のこと、仙台に初めて行った時のこと、思わずリアルの知り合いに布教して一緒にカラオケに行った時のこと、初めてnoteを投稿して受け入れられた時のこと、SSAのBD映像をネット上のワグナーと同時視聴した時のこと、7人がそれぞれの人生を生きていること…は自分の中で大切なものとして、消えることはありません。声優ユニットが具体的に解散しても、Wake Up, Girls!は抽象的にずっと先の何億光年も存在し続けるということには、このような大事な記憶が、これまでのこれからのワグナーの数の分あるのだと今回思いました。もしかしたら、今後直接的に思い出すことは時が経つにつれ減っていくかもしれません。でも、自分を構成している、大事なものは、自分の中でずっと残り続けます。自分はそれに縋って生きていきます。それでいいんですよ。


2.結びに代えて―『虹虫』

今年鷲崎さんは、数多くの新曲を制作し、その都度、自身のライブで披露されてきました。『虹虫』はその楽曲のうちのひとつです。これも音源化されていませんが、こちらは現在制作中の新アルバムに入るかもしれません。

今年制作された楽曲の傾向として、独特な世界観の物語を表現されることが多く、この楽曲もそのような不思議なお話や設定を表現されており、それを味合うことができます。同時に、「虹」の征服者の名を冠するアイドルのことも連想するかもしれません。

しかし色々な捉え方ができる楽曲だと思います。自分は、自分に都合良く、自分が縋っているものを七色の「虹」に置き換えました。人々はそれを美しいと思い、希望と呼んだでしょうか。

以上



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