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勝手によろず支援 その16 - PDCA

久しぶりに検索すると「もう古い」とか「いまさら聞けない」みたいな言葉と共に語られている記事が散見されます。一応、定義をおさらい:

PDCAサイクルという名称は、サイクルを構成する次の4段階の頭文字をつなげたものである。 - Wikipedia
Plan:従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する。
Do:計画に沿って業務を行う。
Check:業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する。
Act:実施が計画に沿っていない部分を調べて改善をする。

あらゆる事象に適用できるフレームワークが無いように、PDCAがフィットするケースと、そぐわないケースは当然存在します。しかしながら、多くの場合は、P(計画)がそもそも実態と乖離しすぎていたせいで、C(評価)が散々で、2回目のサイクルに入るモチベーションを消失してしまっているだけのように見えます(PDCAがそぐわないのではなく使い方を間違っている状況)。本来的には、1回目が大外れでも、「これではダメ」という知見を元に、2回目のより精度の高い計画に繋げるべきものなのに、それを活かせないままになってしまっています。言い換えると、PDCAの本質は、それを繰り返す「サイクル」にあるのに、一周で済ませてしまおうとする間違いを犯してしまいがち、ということです。

よろず支援では、まず、相談に来て頂く段階で「P(計画)」のお手伝いが出来ます。その時点のアドバイスが有益なものになるかどうかは分かりませんが、少なくとも相談者自身が自分の言葉で新規事業や業務改善の目的を語ることで輪郭が見えてくる部分はあるはずです。「D(実行)」はあなた次第ですが、よろず支援のコーディネイターには「C(評価)」のお手伝いをする役目もあります(*)。定期的に「あの計画どうなりました?」と連絡をしますので、是非忌憚なく状況を教えてください。「A(改善)」が出来たら、次のサイクルの「P(計画)」をご相談ください(何度でも無料!)。

(*) 最近、国へ提出するレポートに、このフォローアップが必須であることに気が付き(=レポートの差し戻しを受け)、慌ててあちこち連絡するとともに、この記事を書いてます。やりっぱなしはダメ!<-自戒

宮崎県よろず支援拠点では、中小企業や個人事業主(創業予定の方も!)からのご相談をお待ちしています。ICTに関することであれば、私(伊藤)宛に直接メッセージ頂く形でも受付可能です。相談は全て無料で何回でもOK!

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