見出し画像

勝手によろず支援 その10 - SSL

SSL (Secure Socket Layer) とは、簡単に言うとWebサイトとそのサイトを閲覧しているユーザとのやり取り(通信)を暗号化するための仕組みです。
from さくらのSSL

最近の主なブラウザでは、アドレスバーの横に南京錠のようなマークが付いています。例えば、この記事だと note.com の左側に小さく表示されていると思います。ここをクリックすると、接続の安全性についての説明などが表示されます。このマークが表示されず代わりに「Not Secure」と表示されてしまうサイトは通信が暗号化されておらず、場合によっては通信内容を読み取られてしまう危険性があることを示しています。

実はちょっと昔までのインターネットはこの「Not Secure」の方が普通でした。郵便で例えると、ハガキをやりとりするようなもので、「最近どう?」みたいな気軽なやり取りなら多少覗き見されたってそれほど問題ないですよね。しかし、最近では色んな大事な情報をやり取りする機会も増えましたし、世界中のありとあらゆる人が入り混じる世界になってしまったので、そうそう気楽に構えられなくなってしまった、という事情があります。

そこで「SSL」という仕組みを導入する必要性が高まって来ました。昔は年間に何万円もする証明書を購入して、小難しいツールを使って鍵を生成して、署名を貰って…となかなかハードルが高かったのですが、実は今、自分のドメインを持っていれば、ほとんどの人は無料でSSL導入することが出来ますLet’s encryptという仕組みがあって、対応済みのレンタルサーバなどであれば、ボタンを押すだけです。Linuxのサーバを自前で管理している場合でも、certbotというプログラムが自動対応してくれます。

余程、特殊な事情がない限り、もはや事業者から高価な証明書を買う必要はありません。

勘違いしてはいけないのは、SSLが提供するのは「通信の暗号化」であって、通信先の相手を信用するかどうかは別のお話という点です。悪いことを考えている人たちにとっても簡単に導入できる訳ですから。。

宮崎県よろず支援拠点では、中小企業や個人事業主(創業予定の方も!)からのご相談をお待ちしています。ICTに関することであれば、私(伊藤)宛に直接メッセージ頂く形でも受付可能です。相談は全て無料で何回でもOK!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?