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2025年は「給与デジタル払い」へ

2024年8月、厚生労働省が「PayPay」を「給与デジタル払い」の事業者として初めて指定しました。「給与デジタル払い」とは、スマホ決済アプリのアカウントに直接給与を振り込む仕組みです。この仕組みを利用する場合、会社は事前に従業員の同意を得る必要がありますが、希望する従業員には給与をPayPayのアカウントに支払えるようになります。


「給与デジタル払い」の普及が進む

2020年の公正取引委員会の調査では、約4割の就業者が「給与デジタル払い」を希望しているとの結果が出ており、2025年はこの仕組みがさらに広がる「普及元年」になりそうです。新しい給与受け取り方法が選べることで、利便性が一層高まることが期待されています。


紙の手形廃止に向けた対応

一方で、2026年度末には紙の手形などが廃止される予定です。現在紙の手形を使っている会社は、電子記録債権やインターネットバンキングによる振込などの電子的な決済サービスへの移行を、2025年中に完了させておく必要があります。


早めの準備でスムーズに対応を

「給与デジタル払い」の活用と電子決済への移行は、企業と従業員の両方にとって利便性が向上する大きな変化です。早めの準備を進め、スムーズな移行を目指しましょう。

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