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#日記
安楽死ジェットコースター
モノをとりあえず持つ才能がありすぎる。
自分でも何をどのように持てているのかわからないまま、あれこれごちゃごちゃと持ち替えながら駅の階段を降りていた。
習い事終わり、慌ただしく出てしまって。
ホームに降り、そのままベンチに座っていたが、さすがに収まりが悪いので整理することにする。
電車も来ていないのに隣の席が空いたので、持っていたモノどもを置いていく。
ファイル。切符。グリーンダカラ。傘。携
シミュレーション仮説
高校生になって初めてひとりで東京に出たとき、ただのマンションが小さな小さな歯車が組み合わさって作られたおそろしく大きな集合体に見えて、その壮絶なまでの情報量の多さに眩暈のような感覚をおぼえた。
窓の灯りひとつひとつに人々の生活があり、その生活がまた小さな生活に支えられていて、そもそもその窓もこの建物も誰かの手によって作られ、それがまた生活に繋がり、というデカくて緻密すぎる協働があたりまえに成立し
クロネッカーの青春の夢
6月が終わってしまった。驚いた。
月の終わりごろになると、「そろそろ今月の所感なるものを書かねば」と思うのだけど、今のところ毎回、きちんと、「書かねば」で終わっている。よろしくないルーティン。
でも正直、7月になった、と言われてもちょっとピンときていない。
もう7月も5日目、えッ、5日目? と何度もPCの日付を確認しては、己の記憶を疑っている。
雨、散々降っていた。お気に入りのサンダルは水た
キャトルミューティレーション
雷が木に落ちて、木が倒れて、倒れた先に偶然あった空き家がみしみし潰れたとしますね。
それを見て、「美しい」だのなんだの言って、写真に撮ってTwitterかInstagramか個人サイトか、まぁなんでもいいので上げた男がいました。
同じものを見て、潰れた家を見てパイの実が食べたくなって、「パイの実食べたい」ってまたなんかどっか、知人にでも言った男がいました。
同じものを見て、「自然を無下にした