今月のお気に入り映画（2021年3月）

・クリストファー・ノーラン『TENET テネット』

細かいところの成り立ち？やらロジックの整合性やらについていわゆる考察とか読んだりそのうえでもう一回観てどうたらこうたら言いたいという欲求は今は喚起されてるんだけど、なんかこの感覚ってただ叩かれたところが赤く腫れてるってだけでそれ以上のものはないのではという思いもある……

— よろすず (@yorosz) March 13, 2021

・ポン・ジュノ『パラサイト 半地下の家族』

前半の割り切ったスイスイ具合、からの中盤ドタバタ〜ラストで飛翔みたいな構成を2時間ちょいにギュと詰めてるからか密度たけ〜。ポン・ジュノらしいなって空間、姿勢、演出もめちゃくちゃあって最高といっていいのかわからんがもの凄い気分になっている（言語化できない）

— よろすず (@yorosz) March 20, 2021

・タル・ベーラ『サタンタンゴ』

閉塞的な状況でいろいろ麻痺してくると気付かぬうちに何らかの救いを求め始めてる自分に気付くって意味では『ニーチェの馬』に通じる体験をしたと言えるけど、後味でいうと『ニーチェの馬』の毅然さに立ち返るような感覚に対して『サタンタンゴ』はマジ吐き気って感じ。酒飲んだ後の不快さに似ている。

— よろすず (@yorosz) March 29, 2021