病み上がりで湘南10キロランやっちまった
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病み上がりで湘南10キロランやっちまった

ヨロン@50過ぎのオヤジの愉しみ

『 ハパルア2021 バーチャル・フェスティバル』にエントリーしたぞ

 50代半ばだったか、やぶはら高原ハーフマラソン(長野県)に出たとき、普通なら「50代以上」という年代別の区分けになるところが、ここだけは「50代」の上に「60代以上」となっていて不思議に思ったことがあった。

 決して楽なコースではない。標高が700メートル以上あっただろうか、スタートしていきなり上り坂で息が苦しくなる。何度か出場したが、まともに完走できたと思ったことの無い大会だった。

 そんな大会に高齢者が多く出ているのを見て、「みんな頑張っているなあ」と思っていたのだ。確か80歳代で表彰されていた女性もいた。

 そんな自分が昨年仲間入りしてしまった。還暦ランナーである。

 しかし、現在はコロナ禍。すっかり走る気力を失っていた私は、ここ1年はほとんど走ることも無く、この半年で走ったのは2回。しかも皇居一周5キロを走るつもりが、どちらも2キロ手前でギブアップしてしまった。

 さらに、先月4月に体調を崩し血液検査したところ、CPR値が11.95。どれだけ酷いかというと、この値の基準値は0.3以下で、10を超えてしまうと入院を前提にエコーやCT検査をしなければならないほどだという。

 私は胆嚢炎だった。

 すぐに食事内容を変えた。毎日2食に登場していた揚げ物はとりあえずやめ、10杯以上飲んでいたブラックコーヒーもひとまず中止。もちろん禁酒。その上に抗生物質を飲んでいたところ、なんと胆石がうまい具合に体外に出てくれたようで、炎症も治り、胆嚢炎は治ってしまった。

 胆嚢炎になる直前、ホノルルマラソンの広報を担当している長妻さんからお誘いの連絡が来た。

「『 ハパルア2021 バーチャル・フェスティバル』にエントリーしませんか?」

「ハパルア?なんじゃそれ」

 自慢じゃないが、私は今まで2回ホノルルマラソンにエントリーしている。しかし、その2回とも直前に衆議院が解散、「ザ選挙」サイト(現在は「選挙ドットコム」)を運営している私はキャンセルとなってしまったのだ。2012年と2014年。2012年は野田総理、2014年は安倍総理が衆議院を解散した。だから、私はいまだにこの二人には辛口だ。

 ハパルアがどこにあるのかわからないが、誘われたら断るわけにはいかない。バーチャルマラソンというのは、どこを走っても良いらしいので、これも良い機会だと考えた私は、5月7日の締め切りまでにはハーフマラソンを余裕で完走している姿を想像し、「オッケー!」と返事をしてしまった。しかし、実際にエントリーしたのは10キロコースだった。これは自分の状況認識能力を誉めるしかない。その時すでに胃腸の調子は悪く、直後に胆嚢炎になってしまったからだ。

 胆嚢炎になった私は当然走る気になれない。酒も飲めないのに、なんで走る理由があるのだ。

 茅ヶ崎徳洲会病院の佐藤先生から「CPRがそんなに高いのであればしっかり調べたほうが良い」とアドバイスを受け、採血、採尿、エコー、CT、MRI検査をしてもらったのが4月30日。結果でいくつか心配なところはあったものの、胆嚢炎は治っているということで、もう食事も酒も戻して良いとお墨付きをいただいた。
バーチャルマラソンの締め切りまであと1週間。

 緊急事態宣言のゴールデンウィーク中に走ることができるのは1日だけだったので、5月4日、ラン仲間と一緒に10キロ走ることにした。

 それにしても、病み上がり、しかも半年で2キロも走れなかったのに10キロって………まあ、早歩きくらいのペースで走って、苦しくなったら歩けばいいさ。聞くところによると、ホノルルマラソンなんてそんなもんだっていうじゃないか。

 ということで、ステージを日本のホノルル(かどうかわからんが)湘南海岸に決めた。

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 片瀬江ノ島駅でカッコつけようとしたものの、コロナ禍で成長した腹回りを誤魔化すことはできなかった。

 軽い準備体操のあと、ゆっくりキロ8分くらいのペースで走り始めた。天気は上々。暑いくらい。神奈川は知事が「遊びに来ないでください」と言っているのに、おそらく都内から多くの観光客が来ていて、かなり混んでいた。

 そして海岸では、サーファーたちがコロナなど感じさせない様子で、波と戯れている。遠くには富士山、脳内はサザンの曲がヘビーローテーションで流れている。

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 走り始めて2キロほどすると、自分の浅はかさを自覚するようになる。皇居ランも満足にできないのに、いきなり炎天下の湘南海岸で走れるわけないじゃないか。

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 しかも足元は砂だ。走り難くてたまらん。俺はもしかしたらかなり無謀なことをしているのではないだろうか…苦しい。

 しかし、途中でやめるわけにはいかない。気を取り直して、キロ8分のペースで走っていると、徐々に感覚が戻ってきた。姿勢や足の運び方など全て忘れていて、走るというよりは、ドッタンドッタン早歩きをしているようだったのだ。

 調子が上がってきた私は、なんとか5キロの折返しを過ぎて、湘南バイパスを江ノ島方面に向かって走っていた。

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 ここまで来ると、完走も見えてくる。辻堂海浜公園に入って、家族連れを横目で見ながらランナーっぽく振る舞う余裕も出てきた。

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 最後の2キロはキツかった。足が地面にめり込んでいくような気がして、なかなか前に進まない。お天道様はジリジリと熱光線を送ってくる。

 しかし…とうとう10キロのゴールに到達することができた。最後だけは余裕があるように振る舞ってみる。

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 そしてご褒美は、右手に見える食堂で生しらすとマグロの2色丼。熱く火照った胃袋にスウッと吸い込まれていき、あっという間に無くなってしまった。美味しゅうございました。

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 いくら自分がヘタレランナーだと言っても、ほぼ1年間まともに走っていなかったことを思えば、とりあえず自分を褒めてあげたい。

 今回、ナイキのアプリ「NRC」を使い、Apple Watchで測定した。確かに走り終わったときは結果が表示されていたのだが、なんとiPhoneと同期が取れておらず、iPhone側をいじっていたら、Watchの方の結果表示も消えてしまった。

万事休すか…と思われたが、「フィットネス」に結果は残っていた。
あまり人に見せられるような結果ではないけれど、ここがスタートということで記録として残しておこう。

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 これで、ホノルルへの道が…近くになったとは思わないけれど、まずは秋までにハーフの大会に出てみようかと思えるほどになった。
 コロナが収まったとしても、ランニング時にマスクや消毒を気にするのは続くだろう。以前と完全に同じになるのはずっと先かもしれない。そのとき、はたして自分は走ることができているのか。

 今回、走っているときはマスクを外していたが、そのうち気にしなくていいときが必ず来る。

 それにしても、ホノルル、行きたいなあ…


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ヨロン@50過ぎのオヤジの愉しみ
ポリティカル・ストラテジスト、株式会社VoiceJapan/株式会社世論社代表取締役、武蔵大学非常勤講師、『ザ選挙』(現『選挙ドットコム』)運営、電子楽器のエンジニア(ローランド)から、政治とインターネットの世界へ。長野県上田市生まれ、横浜在住。