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eスポーツを「いい大人たちのたまり場」にしないために、やらねばならぬこと。

おはプレイド、よろずです。

今年に入ってまだちょっとしか経ってないんですけど、eスポーツの流れが去年1年を通してよりも濃いんじゃないかなっていうことを最近つくづく感じています。

大阪に日本最大級のeスポーツ施設REDEEが出来たり、賞金総額200万以上のクラロワ大会が行われたり、これは完全にキテるなと思うわけです。

自分もそうなんですが、ゲーマーとして多くの時間ゲームに割いてきた経験があるのなら、ゲーム業界に興味を持つのは至って当たり前のことだと思うのです。

ただゲーム業界って学歴だとか、倍率だったりとか、調べれば調べるほど敷居が高くてウッて成りがちなのではないでしょうか。

ただeスポーツ業界、企業を見つめてみるとですね、学歴不問であったりだとか、小さい業界だからこそ「あれ、俺でもいけるんじゃね?」っていう条件で募集しているケースが多いわけです。

そして、「俺も働きたい!」という感情にだんだん美化されて変化されることになっていきます。

注目度がますます高まるこの業界ですが、一体誰がこの業界を作り上げているのでしょうか。

eスポーツ業界はどのように作られているのか。

そんな話の起点にするほどのもんじゃないですね。大雑把に言うと、

・eスポーツ協会(JeSU等)
・eスポーツ関連企業(Wellplayed、JCG等)
・プロゲーミングチーム(Rush Gaming、野良連合等)
・プロゲーマー(梅原大吾選手、けんつめし選手、ふぇぐ選手等)
・大会、チームのスポンサード企業(Razer、Logicool G、サントリー等)

っという企業に加えて、一般人である我々のような観戦したり、大会に参加する人たちでこの業界は成り立っています。

もっと細かく言うとオブザーバーとか、会場準備の会社とか、ネット管理の会社とか沢山の企業が加わって作られてるんですけど、きりがないのでこんな感じです。

なので「eスポーツに携わりたいよ!」って考えると、まず最初に思い浮かぶのが、この"どれか"の会社に就職するというのが一般的な考えになるのかなと思います。

しかしながら、eスポーツ業界はまだまだ小さいですから、こういった企業は毎年のように新卒採用をしているというわけではありません。

この前のCrazy Racoonのような、いきなり「デザイナー募集!」とか、「チームマネージャー募集!」とか、「APEX部門募集!」とかとか。

いつ募集が始まるか分からないので、いつもソワソワしてしまいます。

自分が大学に入ってる間に業界規模が何十倍になって自分の入る隙がなくなっちゃうんじゃないか。なら大学に行かずに早いうちに就職したほうが良いんじゃないかとか、僕は常にそういう思いに駆られていました。

もしかしたら、自分と同じような思いの人がいるかもしれません。
めちゃくちゃ気持ちわかります。(いるかわからんけど。)

でもちょっとだけ待ってほしいです。

急いで条件だけ見て就職してしまったら、あなたのやりたかったことと真逆の方向に走ってしまう可能性があります。

大人たちが屯する、eスポーツ業界という名の"ゲーセン"。

大前提として、会社は利益を求めて動いています。

会社に入って働くということは、その会社の利益を上げる努力をする代わりに、その利益の一部を頂くということです。

だから会社の理念には絶対に従わなくちゃいけないし、通ったとしても、そこの理念と通づる部分があり、利益が見込めるという必要があります。

例えばあなたの中にパズドラのeスポーツシーンを盛り上げたいという思いがあったとします。
大小は問いません。

でもパズドラのeスポーツを取り上げてる会社が人材募集をしていない。
取り上げてない会社が人材募集をしていました。

もしかしたら夢に繋がるかもしれないと思って、そこへ就職したものの、自分の思いは叶わず、ストリートファイターの大会運営をすることになってしまいました。終

みたいな架空の話ですが、就職にはそういったリスクも勿論あるという事を知っておいた方が良いし、あくまで個人的な考えですが、その判断は業界の発展を妨げる可能性もあると思うのです。

ゲームは基本的に若い世代がやるものというか、若い世代(10、20代)が主なユーザーだと思うし、同時にeスポーツも若い世代がこの先ずっと力を持つものだと思っています。

なんですけど、この前京都のeスポーツサミットに参加してきた時、周りは大人世代(30、40代)ばっかりだったんですよ。

それもそのはずで、大体のeスポーツイベントのターゲットは会社で取り組みたいっていう「会社である程度力を持ってる層」に絞られているわけです。

そうすると必然的にストリートファイターだとか。ぷよぷよだとか。
ちょうどその人達が若かったときに流行ったタイトルが採用されやすいんです。

今後もそういう"俺ら世代じゃない"ゲームがeスポーツで力を持つんじゃないかっていう、半ば恐怖に近い感情を最近僕は抱いています。

フォトナのでっかい大会もっと日本でやってほしいんです。
8000大会みたいな賞金ぼかーんっていうクラロワの大会もっと見たいんです。

でもそのためには大人たちにもっと協力してもらわないけんのです。
俺ら10代20代前半だけでどうこうできる話じゃないんです。

eスポーツという業界が、やりたいゲームがあるのに、大人たちが別のゲームに屯して、ただ後ろで眺めるしかない、そういういい年こいたおっさんたちが集まるゲーセンのような環境になってほしくないのです。

自分のやりたいことをするために、やってほしいこと。

ストリートファイターとか、ぷよぷよの競技シーンめちゃくちゃおもろいです。
大会観戦しに行ったことがあります。めちゃ熱狂します。(ストVもぷよぷよも若い世代の人が頑張って活躍してます。)

eスポーツ企業で働いてる方、いい人ばっかりです。

自分の活動も、沢山その人達の協力でアイデアを頂いたり、実際ジャーナルで記事も書かせていただけました。融通これでもかってほど効きます。

正直やりたいことなんでも出来るんじゃないかって思っちゃいます。

ただ、そういう善人ばっかりの業界じゃなくなってくるし、実際そういう業界じゃないし、この熱を感じてカネ目当てだけの大人たちがいっぱい何処かからやってきます。

そういう発展途上の今、このちょうど今だからこそ、気をつけて、本当に気をつけて俺らは進路を見ていかなあかんのです。

だからこんな文字しか書き続けてない、他にはなんにも出来ていない僕なんですけど、この業界に身を投じたいのなら、貴重な若者世代に今いるあなたたちにやってほしいことがあるんです。

ハードルが低い(低すぎていい)ところから毎日やることを決めてほしいなって思ってます。

eスポーツに興味があっても、実際に明確にこういう形でこういうことをやりたいって決まってる人は少ないと思うんです。

僕もです。すんません。

だから必死にどういうことをやりたいかって考えてると思うんですけど、結構今すぐできないことばっかり頭に思い浮かぶんじゃないかなって思います。

でもどれも規模でかいんじゃないかなって思うんですよ。動画撮影・編集とか、大会運営・企画とか、チーム立ち上げとかとか。
どれもすぐできひんのですわ。

だから後回しにして、何もせずただゲームをする日々が続いたり、「eスポーツを仕事にしたいんですけどどうすればいいですか?」って熱量の1つも伝わらないメールをDM送れる大人に送っちゃったりしちゃうんです。

なんで、めちゃくちゃ自分の中でハードルが低くて、なおかつ今までやったことがないものを探してみてほしいなと思います。

それこそnoteとかで"読まれる"(ここ超重要!)記事を書いてみたり、Twitterで好きなゲームの攻略情報を発信してみたりしてほしいなと思います。

ライティング能力は書かなきゃ付きませんし、そもそも付いてる人って世界広いんでほぼいないです。
あんま気にしないでいいです。

「見ず知らずの誰か」に評価される経験があると、次の行動に起こせやすいです。
おすすめです。

(eスポーツの人たちはみんなネット調べ尽くして、情報を掻き集めてるので、あなたの熱をすぐ察知してくれます。)

その繋がりを伝にどこか良い就職先見つかるかもですからね。
やってみて損はないと思います。


何かを発信するって簡単じゃないし、ネットの友達とかリアルの友達にもバレる可能性もあるんで恥ずかしいと思うんですけど、今のうちから何も言わない人間になってしまうと勿体ないです。

eスポーツってやっぱり夢の香りがするじゃないですか。
キーボードもきらきらしてるし。

いつまでもそういう業界であってほしいと思うし、そういう夢がある業種なんて見たことないし、そこに価値があると思ってるし。

だからこそ、今のうちから意思を持って、大人の言うことばっかり聞くんじゃなくて、自分を持って、やりたいことをやれるっていう人間になれたらいいんじゃないかなって思います。

若い世代を大事に出来る人って、若さを知ってる人にしか出来ないことだと思ってます。

その若さを生かして、どんどん無責任なことやっていきましょう。
無責任なこと言いましょう。
そしてその全てに責任を持って強くなっていきましょう。

ばちこり大人たちにアピールしていきましょう。
俺も頑張ります。


ここまで読んでいただきありがとうございました。

良ければスキとフォロー、Twitterのフォローのほど、よろしくお願いします。


ちょっとずつ頂いたサポートを貯めて、色んな場所に行って色んなeスポーツの人とお会いしたいと思っています。 良ければ協力して頂けると幸いです。