パティシエゆうき

愛知のパティスリーで修行中の現役パティシエお菓子に関することや仕事のこととか。書きたい…

パティシエゆうき

愛知のパティスリーで修行中の現役パティシエお菓子に関することや仕事のこととか。書きたいと思ったときに書いていきます。 Twitter https://twitter.com/ubNY0RZIM2xV4Av

記事一覧

試作の構成が全然決まらぬ

夏の新作に向けて新しいヴェリーヌを考えているのですがなかなか決まらない。 ヴェリーヌとは夏場によく出されるグラスに入ったデザートのこと。 同じ部署の五人でそれぞ…

パティシエが資産形成を始める理由

僕は一年ほど前から主に投資信託で資産運用を始めています。 仕事はケーキ屋で働いていますが周りの人に聞いてみるとほとんどの方が 「資産運用って何?」 「投資やって…

最初に出会った自己啓発本

僕が最初に出会った自己啓発本 この本と出会ってから初めて読書が楽しいと思えるようになりました。 ケーキ屋で働いていて毎日精神をすり減らしていたあの時。 ふと書店…

パティシエこそ勉強するべき

パティシエは非常に多忙ですよね。 朝は早くて夜遅い まさに世間でいう社畜の代名詞みたいなものですがみんなケーキ作りや食べてくれる人たちの喜ぶ顔がみたいといったやり…

無能

パティシエの仕事についてから5年以上経っているが、定期的にどうしようもないケアレスミスというか初歩的なミスをしてしまう。 ルセット(レシピのフランス語)を見間違…

どうしてミスするの

ケーキ屋さんの仕事は毎日が固定化されやすい 焼き菓子や溜め込んでる生菓子とかは在庫を見ながら何日かに一回仕込みを入れるとかになるのだが、その日に店頭に出すケーキ…

固まらないアングレーズ

ケーキ作りの中で欠かせない要素になってくるのがアングレーズ カスタードクリームは出来上がった時点でクリームのように保形性があるのに対してアングレーズはソースのよ…

別れは必ずやってくる

自分が勤めているパティスリーは結構大きい会社で自分達のお店だけじゃなくて、同じグループで東京とかで販売しているお店の商品も何年も前から作っていた。そこは同じグル…

働き方って難しいよね...

私は今はパティシエとしてお菓子屋さんで働いているんですけど、パティシエの仕事ってとにかくハードなものが多い。 重たい材料を持ったり、厨房の中を走り回ったり、仕込…

時代のニーズ

コロナ情勢下のなかで飲食業界は大きな打撃を受けています。 私の働いているお店もバレンタインの催事に出店していますが、例年と比べると大きくお客さんが減少していて売…

試作ケーキようやく完成

1月の中旬ぐらいから試作を続けてた試作のケーキがようやく完成しそうです!! 実に3ヶ月間ほど試作を繰り返してきたわけなんですけど、今回は大きいレクタン(ケーキを仕…

起業に年齢は関係ない

大阪でシュークリーム専門店「Capri」を経営しているオーナーシェフの角島さんとお話する機会がありました。 角島さんは専門学校に在籍していた時からお店をだすため…

夢の原点

今日、大学一年生の短期バイト君に、 「ゆうきさんっていつ夢をみつけられたんですか?」と聞かれた。 その子はまだ大学生になりたてで、なりたい夢も今のところなくて、…

こんにちは!

私は愛知のパティスリーでケーキをつくっている現役パティシエのゆうきです。 毎日数えきれないくらいのお菓子を作り続けています。 実際にパティシエになって、毎日仕事…

試作の構成が全然決まらぬ

試作の構成が全然決まらぬ

夏の新作に向けて新しいヴェリーヌを考えているのですがなかなか決まらない。
ヴェリーヌとは夏場によく出されるグラスに入ったデザートのこと。

同じ部署の五人でそれぞれ作らなきゃいけないのだがそれぞれ担当が決まっている。

イメージだが赤、緑、黄色、青か紫、そして自分が担当している茶色だ。

茶色として思い浮かぶのはチョコやカフェ、紅茶などだろう。
しかし自分は去年から作ってきていた試作の中でこれらの

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パティシエが資産形成を始める理由

パティシエが資産形成を始める理由

僕は一年ほど前から主に投資信託で資産運用を始めています。
仕事はケーキ屋で働いていますが周りの人に聞いてみるとほとんどの方が

「資産運用って何?」

「投資やってるんだ。すごいね」

ぐらいの感覚。
おそらくことパティシエ業界においてはこういう資産形成に興味を持って勉強している人はほとんどいないんじゃないかなーと思います。
(あくまで自分の周りの人を見た個人的な見解ですが笑)

ではなぜ自分は資

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最初に出会った自己啓発本

最初に出会った自己啓発本

僕が最初に出会った自己啓発本

この本と出会ってから初めて読書が楽しいと思えるようになりました。

ケーキ屋で働いていて毎日精神をすり減らしていたあの時。
ふと書店で目に止まったのが自己啓発の金字塔とも呼ばれる
この「嫌われる勇気」です。

いや、自分の名前やんけ...

どうやら自分は嫌われるらしいです。

という話は置いといて少し中身を立ち読みしていたらないように引き込まれてしまい、流れるよう

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パティシエこそ勉強するべき

パティシエは非常に多忙ですよね。
朝は早くて夜遅い
まさに世間でいう社畜の代名詞みたいなものですがみんなケーキ作りや食べてくれる人たちの喜ぶ顔がみたいといったやりがいがあるので日々仕事を頑張っていると思います。
なのでみんな勉強熱心です。お菓子のことは。

でも、同時に不安をみんな抱えていると思うんです。
主にパティシエは低賃金なのでそれによる将来の不安がメインになってくると思うのですけど、それが

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無能

パティシエの仕事についてから5年以上経っているが、定期的にどうしようもないケアレスミスというか初歩的なミスをしてしまう。
ルセット(レシピのフランス語)を見間違えて配合がずれてしまったり、その日に出さないと行けないケーキを勘違いで出さないで期限切れにしてしまったり、つい先日は鍋でオレンジのコンポートを炊いていたのだけれど、大体30分くらいはずっと火にかけ続けて煮詰めるのだが今までは時折そこが当たら

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どうしてミスするの

どうしてミスするの

ケーキ屋さんの仕事は毎日が固定化されやすい
焼き菓子や溜め込んでる生菓子とかは在庫を見ながら何日かに一回仕込みを入れるとかになるのだが、その日に店頭に出すケーキに関してはラインナップをガラリと変えない限りそんなに作業は変わりないと思う。

ケーキ屋さんの中でお菓子のラインナップはそうそう変わるものではない。
大体季節商品などはその時によって変わったりするが基本はほとんどの商品は通年出しているものだ

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固まらないアングレーズ

ケーキ作りの中で欠かせない要素になってくるのがアングレーズ
カスタードクリームは出来上がった時点でクリームのように保形性があるのに対してアングレーズはソースのような流動性があります。
一般的には牛乳とバニラビーンズを沸かしてそこに砂糖をすり混ぜた卵黄を入れて炊き上げるという手法で作られます。
これをベースにしてお菓子作りではフルーツのピューレやチョコレートを加えてムースケーキやケーキにトッピングす

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別れは必ずやってくる

自分が勤めているパティスリーは結構大きい会社で自分達のお店だけじゃなくて、同じグループで東京とかで販売しているお店の商品も何年も前から作っていた。そこは同じグループのなかでチョコ専門で作っているような部署だったのでショコラ部屋と呼ばれていたのだが、数ヶ月後に新しく店舗ができてチョコもそこで製造するようになる関係でショコラ部屋の人たちと同じお店で働くのは今日が最後だった。
本当はその店舗ができるのは

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働き方って難しいよね...

私は今はパティシエとしてお菓子屋さんで働いているんですけど、パティシエの仕事ってとにかくハードなものが多い。
重たい材料を持ったり、厨房の中を走り回ったり、仕込みも結構力仕事が多かったりで一日を終えてみるとかなりの疲労感...
それに加えて労働時間もかなり長くて特に繁忙期、クリスマスのシーズンは1日14時間労働なんかも普通にあったりします。
もはや飲食業界に労働基準法なんかあってないようなものです

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時代のニーズ

時代のニーズ

コロナ情勢下のなかで飲食業界は大きな打撃を受けています。

私の働いているお店もバレンタインの催事に出店していますが、例年と比べると大きくお客さんが減少していて売り上げが思うように上がっていません。

そんななかTwitterでこんなサービスを見かけました。

Cake.jpという会社が行っている、いわばケーキ専用のネット通販サービスです。全国の色々なケーキ屋さんと提携していていろいろなケーキを選

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試作ケーキようやく完成

試作ケーキようやく完成

1月の中旬ぐらいから試作を続けてた試作のケーキがようやく完成しそうです!!
実に3ヶ月間ほど試作を繰り返してきたわけなんですけど、今回は大きいレクタン(ケーキを仕込むときに使われる四角い枠)で仕込むケーキを試作してたんですけどそれがなかなか難しかったです。
味自体は1ヶ月ほどでOKが出てたんですけど、各層のバランスが絶妙で、大きいロットで仕込んだ際になかなか少量で仕込んだ時のような味が出せなくて苦

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起業に年齢は関係ない

起業に年齢は関係ない

大阪でシュークリーム専門店「Capri」を経営しているオーナーシェフの角島さんとお話する機会がありました。

角島さんは専門学校に在籍していた時からお店をだすために動いていて、 専門を卒業してからすぐにお店をオープンしたそうです。

僕はその経歴を見たときにすごく驚きました。

普通お菓子屋さんを出そうと思ったらある程度の修行期間を経て、最低でも5年くらいはどこかのお店でお菓子作りを学ぶのが常識だ

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夢の原点

夢の原点

今日、大学一年生の短期バイト君に、

「ゆうきさんっていつ夢をみつけられたんですか?」と聞かれた。

その子はまだ大学生になりたてで、なりたい夢も今のところなくて、

ただ学生を過ごしている感じ。

「いろいろやってみてはやくやりたいこと見つけたほうがいいよ」

と自分が喋った返しがそれでふと考えた。

いつからケーキ屋になりたかったんだっけ?

多分そんな昔のことじゃない。

学生時代は部活でや

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こんにちは!

私は愛知のパティスリーでケーキをつくっている現役パティシエのゆうきです。

毎日数えきれないくらいのお菓子を作り続けています。

実際にパティシエになって、毎日仕事としてお菓子を作り続けていると、

もうお菓子のことしか頭のなかになくなっちゃって、

こうやって自分の思っていることとかを文章だったり、言葉だったりに

変換して表現することが少なくなったなーと思いました(笑)

お菓子作りはやっぱり

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