「これまでのキャリア」と「40代からのキャリア」
ハイタイ!(沖縄語で「こんにちは」という意味です)、わきよりこです。
前回は「今のワタシと昔のワタシ」と題して、病気などをきっかけに自分の内面がどのように変化したのかについて、書きました。 今回は、私が20・30代、どのような価値観で仕事をしてきたかを、のんびりお届けしようと思います。気軽に楽しんでもらえたらうれしいです。
ボンヤリですがやりたいことがあった私は、それに時間をつかいたかったので、非正規労働者として社会人生活スタートしました。就職氷河期だったという事情もあります。
社会人1年目2年目と経過していくなかで、「非正規でもお金をもらっているから、『私にこの分野は任せてください』といえるものがほしいな」とか、友人が結婚で沖縄県外に引っ越す姿をみて「わたしも引っ越す可能性あるかもな・・。看護師のように全国どこでも仕事ができるような技術を身につけたい」と思うようになりました。
そんなとき、たまたま参加した勉強会に「仕事は、コーチングコーチです。コーチとは相談者の人生の伴走者みたいな者です」と自己紹介した方がいました。自分がやりたいことはコレかもしれないと思い、後日、コーチの方からコーチングについての話を聞いて、コーチ養成機関の基礎コースを申込みました。基礎コースの2.5日間はあっという間でした。受講生仲間に恵まれて「この人たちともっと学びたい」と思った私は、迷うことなくコーチングトレーニングを続けて、29歳でプロコーチになりました。
そしてプロになったのとほぼ同時に結婚が決まり、沖縄から夫の住む奈良に引っ越すことになったのですが・・そこで「資格の取得はゴールではなく、スタートライン」という言葉の意味を嫌というほど味わいました。 今もコーチングの認知度が高いとはいえませんが、10年前は・・でした。知人にコーチングについて説明したあとに「へ~、人の話を聴くだけで、お金もらえるんだ。」とか「若い子と話したい!というスケベ心のおじさんとか寄ってきそう、大丈夫?」と言われるのは日常茶飯事でした。
一言で言うと「お金払って相談にのってもらう文化が根付いていないから、めちゃくちゃ頑張らないと収入得るの無理」という現実だったのです。
私は要領がいい人間ではないので、仕事の質はクソ真面目さで向上させていく!いざとなれば睡眠時間を削ればいい!という考えで仕事をしてきました。そんなことをしていたせいか30代後半にストレスが原因の帯状疱疹を発症し、38歳の時には乳ガンがみつかりました。「40歳に片足つっこんでいるのに、20代のノリで体に負担をかけて仕事している。この仕事の仕方は、ちょっとずつ変えていこう」と思いました。
仕事の仕方を変えるというのは、素直に言うと「単価の高い仕事とか、安定的に仕事の依頼がくる状態になる」ということです。何から始めたらいいのか分からず月日ばかり経っていたのですが、大学院や放送大学で勉強している先輩コーチ達をみて、コレだと思いました。
「俺がしばらく稼ぐから、学校に行ったら? 俺が学校に行きたくなった時は、よーりーに稼いでもらうしww」という夫から後押しの言葉もあり、今年10月に放送大学に入学しました。現在は臨床心理を中心に学んでいます。
約20年ぶりに学生にもどって戸惑ったり、卒業後のことを考えて不安になったりしますが、「まずは目の前の学業をがんばろう」と思っています。 若い頃から、目の前のことをクソ真面目にやりつづけて自分のキャリアを築いていったので、今後もその調子でやっていきます。これからは、身体も大切にしながら♪
●おまけ● 挿入する写真を探していたら、おサルさんと目があいました^^。キョロキョロしながらも自分の道をすすんでいきそうなサルですね