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スポーツが目的なのか手段なのかの掘り下げ

最近まで言語化できていませんでしたが、スポーツが目的にも手段にもなり得るコミュニティにしたいと思っています。

これまで「スポーツを手段で」と表現することも多くてそうした時に、スポーツは目的であってほしいという方がいましたが、目的と手段のどちらかに統一されるものでもないと思っていて、

目的そのものがベースにあって、影響力を高めるために手段としても役立てられるか、そんな関係性かなと考えています。

※以前ツイッターでも投稿しました



そこで今回は、「スポーツ=目的」と「スポーツ=手段」についてもう少し掘り下げたいと思います。


1.スポーツ=目的

コロナ下でスポーツ(特にチームスポーツ)が数か月間できない状況が続いたことで、見直された部分もあると思っています。

自粛中にコミュニケーションがとれていた人もいれば、とれていなかった人もいますが、とれていなかった方でも今月から再び参加される方が一定数おり、純粋に体を動かしたいという欲望は人間の中にあるのだなということを実感しています。

個人的には、その中でもエンジョイ志向を大切にしています。

一般的には、スポーツ=競技的側面が強いですが、”年代もレベルも関係なく楽しむが、スポーツ=目的の本来の姿だと思いますし、一人ひとりが細かく言語化はできていないですが、楽しいと感じている方は多いように思います。

したがって、いろんな効果があってよいと思いますが、どんなスポーツシーンにおいても、スポーツそのものを楽しむということが目的であるべきだと考えています。


2.スポーツ=手段

スポーツを通じて地域を盛り上げたい・元気にしたい・地域を活性化したい

という想いをもった方は年々増えていると思いますが、こういう時にスポーツが地域を盛り上げるための手段と位置付けられます。

しかし実際には前述の通り、スポーツそのものが楽しいが前提にあるべきと考えています。

また参加者にとっても、楽しむためのものでありつつ、

・健康促進のため
・地域のつながりづくりのため
・多世代の交流のため

など各々で目的が含まれていると考えてよいでしょう。


根底にある思いとしては、地域課題・社会課題や目の前にある課題も含め、前向き&創造的な解決策を提示することで、地域・社会が少しでも良い方向になればということです。

その前向き&創造的な解決ツールとして、スポーツが機能すれば良いなと思っています。


具体的な事例としては、公園での新しい遊びの開発があります。

公園の危険な側面がスポットライトを浴びたことで、ボール遊びが禁止になったり、遊具が撤去されたりという流れを多くの地域がたどってきましたが、これにより、遊ぶ場がなくなり、子どもの運動能力の低下も懸念されているため、「安全に遊べる場をつくる」という前向きな課題解決策を提示してきました。

これらの内容は以前、公園緑地にも執筆させていただきました!

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そしてさらに細かく噛み砕くと、スポーツが直接地域課題を解決することができなくても、スポーツを通じて育まれたコミュニティを通じて解決できるかもしれないし、

スポーツのような緩い共通性にこそ、異質な人が集まりやすく、異質な人が集まる中から、新しい価値や解決策が生まれ、外にも発信していけたらと考えています!

3.まとめ

こうして頭の中を整理してみてわかったのは、スポーツ=目的の言語化が難しく、文字社会では一見、スポーツ=手段が強調されてしまっているかもしれないと思いました。

今後も現場で実践しながら、俯瞰的にも見て思考を深めていきたいと思います。

最後に、スポーツ×地方創生×ソーシャルビジネスをテーマにしたオンラインコミュニティを運営しておりますので、ご興味ありましたら、申請をお待ちしております!

追伸
この度、コミュニティスポーツの実践をテーマにした、電子書籍kindle版を出版しましたので、よろしければご覧ください!

https://www.amazon.co.jp/dp/B09KN8FGZR?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1


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