文章をかくには、散歩する時間が必要だった
平成から令和にかわる今年のゴールデンウィークは、なんと10日間もの大型連休。
今年1月に第3子が産まれたばかりのわが家にとって、「まだまだ帰省はムリかなぁ」と思っていたけれど。
「いやいやいや…、3人の子どもを夫婦ふたりで10日間もみるほうがキツイでしょ」と考えなおして、飛行機距離の夫の実家へ帰省することにした。
移動はまさに強行軍で、事あることに私と夫は大声で点呼をとる。
「はい!子どもたち、みんないるね!4歳、2歳は手をつないで!!ママのうしろに一列でついてきて!!」ってターミナルの中心で叫ぶ。
なんだよ。ホームアローンかよ。とひとりツッコミもいれたくなる。
ただ、まあ。飛行機に乗ってしまえば、あとは目的地に着くだけなので、ひと安心。
いや、ここにきて赤ちゃんがウンチして大泣きで、隣の席のご婦人に「あら、赤ちゃんどこか具合がわるいんじゃないのかしら?」と言われて、ひたすらスミマセンで胃がきりきりしたのだけれど。
そんなこんなで、やっと義理実家に到着して丸1日がたった。
帰省先には子どもたちの従兄弟がおり、昼間はずっと保育園状態だった。子どもは、子ども同士の世界で遊んでいるので、大人たちはあまり介入せずに、子どもたちがエンドレスで歌うパプリカを聞きながら、手土産のお菓子をつまみつつ世間話に興じる。
平和。ひとことで言えば「平和」だ。
ゆるりと1日がすぎ、夕食後に赤ちゃんの寝かしつけでひとり自室に引っ込んだ私。
ふうとひと息。さて、毎日更新のnoteに取りかかろうとパソコンを開いて手が止まった。
「なに、書こ……」
まずい。四六時中、誰かがそばにいた本日。
noteに書こうと思っていた「テーマ」はあるものの、キーボードを打つ手は一向に進まない。
それもそうだ。私はふだん文章を書くときは、前もって頭のなかで最初から最後までぼんやりと考えて、だいたいの輪郭をつかんでから書く作業にうつっている(だからと言って、スラスラかけるとも限らないけれど)。
この作業は、いつも赤ちゃんとの散歩中や、お風呂につかっているとき。もしくは料理をしているときの、ひとり時間に行っている。
しかし、今回の連休中は、散歩もお風呂も子どもと一緒。料理は一切しない(おいおい…)。
って、ひとりで過ごす時間が全くないじゃないか。
noteの毎日更新には、書く時間(1時間ほど)が確保できれば良いと思っていたけれど。
実のところ、それだけでは足りず、ひとりでぼんやりする時間だって、とっても重要だったのだ。
うーん。
平成最後のゴールデンウィーク、毎日noteを書き続けることは、はたして可能?
なんだか暗雲が立ち込めてくる、義理実家で過ごす連休初日の夜だった。
(連休中、帰省先は雪!と雨の予報だとか)
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