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トングリ砂漠のふたご座流星の火球

2021.12.14夜明け前のトングリ砂漠(中国)のふたご座流星群の火球

https://apod.nasa.gov/apod/ap211217.html

砂漠に星空は、よく合うと思う。
砂漠自体が、我々にとって非日常的風景だ。そこで、非日常の最たる宇宙(星空)を眺めるとすんなり、その世界に入り込めるのではないかと思うのだが。いつか、砂漠の星空観察に行ってみたいものだ。

このふたご座流星群の火球、冬の大6角形のカペラとアルデバランのちょうど間のあたりから、出現している。
現地で見たら、迫力のある火球だったろう。

この星空、火球はもちろん見事だが、星々も美しい。
天の川と冬の大6角形を形作る、明るく輝く1等星がよく見える。

冬の大6角形の位置関係は下記の図。
上の写真と位置関係を同じにするために90度回転させた。

https://kids.yahoo.co.jp/zukan/astro/winter/0016.html

火球の出現地点から、1時方向にある明るい星が、カペラ。
画面の中で一番明るい左側の星が、全天で一番明るい星シリウス。
オリオンの胴体部分の3つ星の上、オリオンの肩の部分で黄色く輝く星は、オリオン座のペテルギウス。もうすぐ、超新星爆発を起こすだろうと言われている星だ。

冬の大6角形は、天の川を挟んで、6つの一等星で形作る。シリウス(おおいぬ座α星)、プロキオン(こいぬ座α星)、ポルックス(ふたご座β星)、カペラ(ぎょしゃ座α星)、アルデバラン(おうし座α星)、リゲル(オリオン座β星)が見える。

α星、β星・・。
α星は、その星座の中で一番明るい星。
以下明るさの順に、β星、γ星、δ星・・・と続く。

星座は全部で88個ある。(星座の名前や境界が、人や国によってまちまちだと都合が悪いので、国際天文学連合(IAU)で1928年に決めた。)

全部覚え、それを自分の目で視認できる様になるのは、なかなか難しい。
(そもそも、南半球でしか見ることができない星座もある。)
しかし、特徴的で覚えやすいものから、一つ一つ覚えていって、それぞれの星がわかるようになると、星空がぐっと身近な感じになる様に思う。

別に試験を受けるわけじゃないから、じっくり取り組んでみますか。


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