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私が完全フリーランスにならない理由

先日、仲の良い編集者とサクッとファミレスで会いました。
話題に登ったのは、私が完全フリーランスにならない理由。

心の本業はライターですが、実際に私の生活を支えているのはフルタイムで働いている仕事です。
それはそれはおかしな矛盾が起きていて、
私が一番やりたいことはライターなのに、時間の比率でいうとフルタイムの仕事が半分以上を占めています。

出勤前、電車での通勤中、休憩時間、休日...
どれだけ隙間時間を使っても、ライターワークの時間がフルタイムワークのを時間を超えることはありません。

それなら、フルタイムワークをパートタイムにして、ライターの仕事を増やせばいいのでしょう。
でも、私がそれに踏み切れない理由があります。
それは、ライターだけで食べていける自信がないから。
....いいえ、正確に言うと自分の書く文に自信がないから。

7月にポートクイーンに選出されてから1つ分かったことがあります。
それは、私の自己評価は周囲の評価とは比例しないということ。

ポートクイーンのオーディションで受賞したことは何を意味するのでしょうか。
おそらく、審査項目にあったであろう「健康美」「知性」「礼儀」などが評価されたことを意味するのでしょう。
そして "ミスコン" である以上、
「あなたには一定の "かわいい” という評価が保証されました」
ということも意味しています。

ですがどうでしょう、当の私はそれを認められません。

いくら周囲の称賛を得たところで それは周囲への深い感謝へと変わり、
私が自分へ与える称賛と自信へと変わることはないのです。
これが私の悲しい現実。

結局私は、
自分を認めてあげることでしか自己評価を上げる方法がないのです。

これは文にもいえることです。
どれだけ周囲に評価されても、私の自己評価はそうすぐには上がりません。
どこまで頑固なのでしょう、そしてどこまで自己に対する期待が高いのでしょう。

ファミレスで編集者はこう言いました、
「成功体験を積めばいい」と。
私の文を読んで、実際に行動を起こした人や人生や考え方が変わった人、
そういった人をたくさん見ていけばいい。
もしかしたら一生自信はつかないかもしれないけれど、いつかライターだけで食べていこうと覚悟できる時が来るかもしれない、と。

視界が少し、開けました。
私に足りないものは「覚悟」ではなく、「覚悟を持つための自信」。
だからこそ、今持っている案件を全力でこなし、書くことに関する成功体験をいっぱい作ることが唯一の自信を持つ方法なのでしょう。

私が完全フリーランスにならない理由、
いえ、なれない理由は
難しくもあり案外簡単なのかもしれません。

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