貫三郎

こころの吐き出し場 最近は子どもと一緒に映画を観てます、作品の安全度とか備忘録。 この…

貫三郎

こころの吐き出し場 最近は子どもと一緒に映画を観てます、作品の安全度とか備忘録。 この歳になると、そんな話。

最近の記事

「びっくりしちゃうと思う」

「〇〇ちゃん(私)なんか、びっくりしちゃうと思う。」 ともだちと複数人でお茶してて、たまたま出身地の話になった。 彼女の地元では昔から治安の悪い地区があり、公園や路上にホームレスの方が住み着いているのが当たり前の環境で小学生時代からを過ごしてきたらしい。 この話をするときに、上記のセリフを彼女が言った。 もう何年も前の話なのに、いまだに私の心の中にヒリヒリと残ってる。 たしかに、ビックリしちゃうと思う。 見た事ない光景だと思うから。 でも、どうなんだろう。 自分のイメージ

    • 悔し涙を流したとき、私があなたの側にいられたこと

      こどもが習い事の帰り道に初めて泣いた。 「ついていかれなかった…」 絞るように小さい声でつぶやく。 大きなお姉さんお兄さんの多いクラスへ ダンスの組替え変更があった。 内容が難しくなり、苦戦しているんだろう。 いつもなら楽しかった〜とヘラヘラ帰ってくる。 できない振り付けがあっても、気にしていない。 ただただ友達と踊るのが楽しいだけだって様子だったのに。 ぜんぜん喋らない。 「そうか、悔しくて泣いたのか。やる気があって、できたかったから。やりたいんだね、できたいんだ

      • 「葬送のフリーレン14話」をみて真夜中に40代が泣いたワケ

        葬送のフリーレンが面白い。 歳をとって丸くなった、と言う内容のことを言われた僧侶ハイターが、「歳をとると自然とこうなるんですよ」と建前を述べた上で 「…と言いたいところですが」と言葉を続けたシーン。 大人ってなんなのか、大人本人にもよくわからないことを見事に言語化してくれていて、痺れた。 セカオワのHabitくらい痺れた。 「本当は私のこころは 子供の頃とほとんど変わっていません。 理想の大人を目指して、 大人のフリをして、 それを積み重ねてきただけです。 きっと私は死

        • ビールを飲むと思い出してしまう思い出の話

          #いい時間とお酒 「いい時間とお酒」ときいて 特別に思い出す時間がある。 あれは私がまだ20代で 職場の飲み会も数えるほどしか 経験したことのない頃。 そのとき勤めていた会社の部署は とても雰囲気が良く、 飲み会も下戸のわたしを見守って 初手からウーロン茶にして下さり そのおかげで私は、逆に 普段あまり飲まないビールを ちびりちびりと美味しく味わっていた。 安心して飲める人に囲まれて 急かされることもなくのんびりと 味わえるビールならば 苦くてもじっくりと美味しく感じ

        「びっくりしちゃうと思う」

          20代で得た知見を読んで40代がおもったこと

          ハッとさせられる知見と、 20代で得たかったな…と羨ましい知見と、 むずがゆくなる青さに苦笑いする知見と、 どれも宝物のようで愛おしく読んでいる。 中でも印象に残っているのが 「奇跡的に運の良い友人と同じ場にいたから霧山で遭難せずに済んだが、友人にとっては人生全てがそのように進み、人生は、不平等に決定的に運のいい人と、そうでない人がいてそれは努力とかそんなもんでどうにかなるもんじゃないと深く悟った」 といったような内容の章。 こんな悟りを20代で得た筆者が羨ましい。 私の

          20代で得た知見を読んで40代がおもったこと

          馴れ初め備忘録(我ら夫婦の話1)

          ウチの旦那は私に惚れた。 大学生時代の話だ。 彼が友達から誘われて入部したサークルに 一年遅れて私が別の友達から勧誘されて 偶然おなじサークルに入部したため 学部も出身地も違うふたりが これまた偶然同じパートになり (オーケストラ内で同じ楽器として)出会った。 オーケストラ内では パートごとに「トップ」と呼ばれる リーダーみたいな存在がおり、 最高学年の4年生から指名された者だけが ひとりその役割を担う権利を与えられる。 伝統的な指名制度があった。 一年生から「トップ」

          馴れ初め備忘録(我ら夫婦の話1)

          20代の頃の私は「経験値」が喉から手が出るほど欲しかった

          YUKIの「パレードが続くなら」 を聞いている。 100年時代とはいえ健康寿命を考えて 人生がザックリ80年だと見積ると、 私はもうすぐ半分になりそうで 最近は特に死に思いを馳せて意識している。 そのせいで、自分やりたいことを 存分にできる体力と時間があったはずの いまから半分だった20代の頃を思うと 羨ましい気分になることがあったのだ。 しかし、この歌詞を見て 20代の頃の自分の感情を ありありと思い出した。 何もかも経験不足で 不安だった自分の感情を。 想像に想像

          20代の頃の私は「経験値」が喉から手が出るほど欲しかった

          神様ってなんだろうね、って特に信仰する宗教がないワタシなりに考える

          先日スーパーで ペットボトルの飲料を買った。 冷蔵庫の扉が引き戸で、開けて閉めた。 別の売り場に向かった。 ふと違和感を感じて、振り返って確認した。 引き戸が、ほんの5センチくらい開けっ放し。 慌てて扉まで戻り、ゆっくりきちんと閉めた。 私はこの類いの行動が、好きだ。 スーパーで誰かが置きっぱなしにした 別の売り場の商品がポツンとひとつ。 元の売り場に戻す。 本屋の小説コーナーに 置き去りのにぎやかな色彩の絵本。 絵本コーナーに戻す。 コンビニでひとつだけ 並びを外

          神様ってなんだろうね、って特に信仰する宗教がないワタシなりに考える

          「死にたい」って思うことが自分の「恥部」ならば、そりゃ無くならないよなぁと思った話

          現実では誰にも話さないけど。 フツーに死にたい。 四十路になる私がもう20年以上 この気持ちを抱えてるだろうか。 希死念慮あります?(突然の質問) あるって他人から言われたら わたし本当に心配してしまう。 けど、自分には普通にある。 ずっと前から、普通にある。 きっかけは19歳あたりかなと思う。 一人暮らし始めて考える時間が無限に あった、若かった私は将来を考えて 「生きる意味」を深く考えて 考えて考えて考えて考えて考えまくった。 すると、 いままでなんとなくあ

          「死にたい」って思うことが自分の「恥部」ならば、そりゃ無くならないよなぁと思った話

          親との関係が良好だとそれだけでどれほど生きやすいのか間接的に理解した話

          子どもといると、自分も規則正しい生活をしている。 晩ごはんを食べたら,ハミガキをして、ドライヤーで髪を乾かして、それからテレビ。 テレビも時間制限があって、寝る時間が決まってて、寝る前には必ずトイレにいって、みんなで安心して寝る。 こんな生活から自由になった大学時代は楽しかったなあ。。とふと思い出す。 親に強いられた生活、親の影響から自由になりたくて羽ばたいたはずなのに、 子どもを持ってみると「自分が子供だった時代の追体験を親目線からさせられる」。 自分が親と良好だっ

          親との関係が良好だとそれだけでどれほど生きやすいのか間接的に理解した話

          親の死目に自分が傷つくことを防ぐためにメモ

          思いついたこと書いておく。 これは絶対に書いておかねばと思った。 いつかの自分へ。 親がボケた。 親が入院した。 体調を壊した。 施設に入った。 胃ろうになった。 寝たきりになった。 認知症になった。 手の施しようがなくなった。 亡くなった。 自分へ。 あなたは優しいから。 いつかのタイミングで絶対に罪悪感に苛まれるだろうから、先に言っておく。 あなたのせいなんかでは、ない。 あなたが親に与えた「ストレス」のせいで 親の命が短くなったなんてことは、無いのよ。 あな

          親の死目に自分が傷つくことを防ぐためにメモ

          嫌いな奴を堂々と切り捨てて行こうぜって、思った話

          じわじわと嫌いになっていく。 じわじわと好きになっていく。 嫌いなひとがいる。 嫌いな部分を直してくれないままで。 それで毎日、毎日、少しずつ 嫌いになっていく。 好きなひとがいる。 好きな部分をふんわり発揮し続けて。 それで毎日、毎日、少しずつ 好きになっていく。 きっと嫌いとか好きとかって 終わりがない。 ずっとじわじわと 増し続ける。 嫌いな人をコントロールできないから 相手と自分の境界を見定めてとか、 影響されないようにとか、 いろんなコツを見聞きしたけれど。

          嫌いな奴を堂々と切り捨てて行こうぜって、思った話

          自分の母乳の栄養素なんて過信するもんじゃない話

          もし、「母乳つらい…母乳よりミルクが良いよって背中を押してくれる文章が読みたいとか経験談を知って安心したい」人がいたら届きますように。 1人目の赤ちゃんを私は母乳で育ててた。 元々ご存じでした?母乳は血液だってこと。 私は知らなかったです。母乳ってなんかホルモンやらで別に作られるものなのかと思ってた…モロ血液なんかい。飲まれたら減るやないかい。吸血やんけ。 オッパイの膨らみに乳腺という組織がびっしり詰まっており、血液を濾過して赤色から白色になっている。つまり「飲む血液」

          自分の母乳の栄養素なんて過信するもんじゃない話

          ASDの人とただ経験が少ないだけの人

          2年前に住んでいた町に、私の素人体感だけの個人的な感覚だから実際のところ真実は知らんけど。 大人のASDだろうなぁって方がいた。 私はちょっと縁があってしばらくお付き合いさせて頂いたのだけれど、 ASDの特性だと分かった上で、率直に言うと、ただ単純に「無礼だな」と感じることがちょいちょいあって嫌だなぁと感じた。 Twitterとかで当事者のかたが実際に出会って気づいた「世の中の不文律のタネアカシ」のようなことをつぶやくと、それにおびただしいイイネや共感コメントがついて、当事

          ASDの人とただ経験が少ないだけの人

          底無しを埋めるのは結局本人

          GWで珍しく旅行。 電車移動2時間。 指定の斜め後ろに親子が座ってる。 子供がエンドレスにしゃべるしゃべる。よく聞くお母さん。偉いな。 お母さん、ゆうに20分以上は聞いた、30分くらいか?キリ良くなってきた頃合いを見計らってのようにみえた。丁寧に「ちょっとだけお母さん集中させてくれる?」と子に頼んでた。スマホの集中タイムに入った。 偉いなぁと。普段やれてねぇなと自分。 よーく聞いてさ。んで、スマホって言っても、なんか集中して入力してるんよねー、素早い感じでカカカカッスイッ

          底無しを埋めるのは結局本人

          映画ドラえもん のび太と空の理想郷

          子ども安全度☆3 観てきました、最新劇場作。 結論から言えば、カチコチ大冒険には及ばないけどなかなか良作かなと。 良かった点 ・飛行艇が良い。 時代遅れな飛行艇を買う展開なのですが、レトロな飛行艇めちゃくちゃ個人的に好みでした。あと、飛行艇乗りコスチュームがお洒落!カチコチ大冒険と同じ担当者かと、最高。しずかちゃんが!紺色!!(個人用飛行機は残念ながらダサいピンク色…無念。。)でも、ジャイアンのピンク色服似合うしお洒落だったんですよ、今後もあえてのスネ夫ピンクとかやってほ

          映画ドラえもん のび太と空の理想郷