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2022年9月11日実施FP1級学科試験応用編の配点がどうだったかを検証してみる

FP1級学科試験に無事に合格していました

2022年9月11日に実施されたFP1級学科試験を受験しまして、その日のうちに自己採点をして合格していることは確信していたところです。

そして、先週合格発表がありその結果も郵送されてきました。試験を受けたのはもうだいぶ昔のことに思えますが、無事に合格していました。

FP1級学科試験合否通知書 兼 一部合格証書

合格発表自体は先週の月曜日10月24日で、その際は受験番号をサイトに打ち込むと合否が表示されるというもので、試験実施機関であるきんざい(一般社団法人金融財政事情研究会)から郵送で書面の結果が来たのは金曜日の28日になってからでした。

自分の結果、8割を超えたかなと思っていたのですが、わずかに届かず158/200=79%でした。

ここで、実際の得点が明らかにされたので、これを基に応用編の配点を推測していこうかと思います。

前提条件

FP1級の学科試験は基礎編と応用編で構成されています。
基礎編はマークシート式全50問で100点満点。
応用編は記述式で大問5問で100点満点。
200点満点中120点(6割)取れば合格。

基礎編は1問2点で間違いない。
応用編は大問1問で20点の配点×5=100点満点というのは間違いない。

小問で0点という配点はないとする。
(ある小問の両方合ってて点数がくる、というのはあるかもしれない)

ここで、応用編の各小問にどれだけ点数が配点されているのかは事前にも事後的にも不明であるため、わかる範囲でそれを推測しよういうのが今回の記事の主題です。

今回の結果

上記の写真を基に表にまとめると以下のような感じです。

FP1級学科試験 試験結果

応用編は記述式と言っても計算過程を書くものと、答えそのものを書くもの(穴埋め式)とあり、失点したのは全て穴埋め式のものです。

配点推測

応用編で間違えた問題【分野】(失点)

応用編で間違えたのは以下の問題です。

【ライフプラン・リスク】(-4)
問51④公的年金の併給
問53⑥国民健康保険賦課限度額

【金融資産運用】(-6)
問54③ザラバ方式
問56③インフォメーション・レシオの値
問56④インフォメーション・レシオ、投資信託どちらが有利か

【タックスプランニング】(-2)
問59①賃上げ促進税制大企業の税額控除割合
問59②賃上げ促進税制大企業の上乗せ措置の増加割合

【不動産】(-2)
問61④高度利用地区

配点で間違いないもの

問59①,② は各1点 (合わせて-2点)
問61④は2点(1問で-2点)

推測される配点

問51④
問53⑥
各2点 (合わせて-4点)

問54③ザラバ方式
問56③インフォメーション・レシオの値
問56④投資信託有利不利 
各2点(合わせて-6点)
もしくは、問56③インフォメーション・レシオの値は配点3点で次の④は1点、というのは考えられるかも。

全体的な配点傾向

今回のFP1級の試験結果は以下の通りでした
受験申請者数 8,027
受験者数(A)  5,347
合格者数(B)    657
合格率(B/A)   12.28%

ここ最近の合格率(合格者数/受験者数)は以下のようになっています

2022年9月  657 5,347 12.28%
2022年5月  582 6,192  9.39%
2022年1月     531   7,958     6.67%
2021年9月     930   7,134    13.03%
2021年5月   1,474  7,348    20.05%
2021年1月     884   8,884      9.95%

試験実施機関としては、合格率ないし合格者数は安定させたいという意向が働くものと思います。

また、今回はちょっと見ていると、私含め全体的に予想配点より実際の得点がちょっと少なかったという感想が多いようです。

以上より
・穴埋め式の配点を少し多くした(1点よりも2点にした)
・正答率の低い問題の配点を少し増やした
ということが行われたのではないかと推測します。

特に、ボーダーライン上にいる人にとっては、配点をちょっと変えれば5点から10点くらいは平気で動きそうなものです。穴埋め問題の配点を各1点から、各2点にするだけでも、そこそこ動きますので。

実技試験もあるのでまたそろそろ勉強します

FP1級の資格を得るためには今回の学科だけではなく、実技試験もパスしなければならないので、そろそろ対策していきたいと思います。

本日は以上です。ご覧いただきありがとうございました。


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