米屋こうじ

鉄道写真家/日本と海外の鉄道を旅しながら撮影しています。

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写真展『鉄道憧憬』-天童市美術館-(2)

鉄道への憧れ 私の母は駅売店(KIOSK)に勤めており、 少年時代はしばしば天童駅(奥羽本線)に遊びに行きました。 在来線特急だった「つばさ」の行き先に<上野>や<秋田>の地名を見ては、 「線路は何処に続いているのだろう?乗ってみたいな」と思を巡らせました。 あれが鉄道への憧れ=「鉄道憧憬」を最初に抱いた瞬間だったのかも知れません。 高校時代は山形の高校まで「汽車通学」の毎日。 今のようなスマートな電車ではありません。 当時はチョコレート色や青色の客車で、エアコンはなく夏

    • 写真展『鉄道憧憬』-天童市美術館-(1)

      いきさつ 初めて海外の鉄道に触れたのはタイでした。1994年26歳の時です。 バンコク・ドンムアン空港の側にある駅から乗った列車にはエアコンがなく、デッキの扉も開けっ放し、窓から、デッキから車内に、熱気を帯びた風が吹き込んできます。 駅や車内は乗客で賑わい、 車内には物売りが次々と現れて活気に満ちています。 「そうそう、欲しかったのはこの活気!!」 溢れた嬉しさが、身体の隅々まで広がってゆくのを感じるほどでした。 やがてタイから東南アジア、東アジアへと、少しずつ訪

    写真展『鉄道憧憬』-天童市美術館-(2)