スクリーンショット__29_

円盤に乗る派の上演「Qua(くぁ)」と大岩雄典の展示「別れ話」を米光一成がプレイし、製作者とおよそ1時間それについて語るという無茶ブリ


美術展示、演劇上演、講義、対談、ワークショップの8日間、タイトルは「形」。モデレーターは劇作家の岸井大輔さん。
その初日、アフタートークのゲストに米光一成が登場します。

形と遊ぶために
2020年2月8日
土曜日
13:30~15:00
演劇公演円盤に乗る派「Qua(くぁ)」

円盤に乗る派の上演「Qua(くぁ)」と大岩雄典の展示「別れ話」を米光一成がプレイし(まったくどのようなものか知らないままに行ってみるわけです)、製作者とおよそ1時間それについて語る、という無茶ブリを岸井大輔からされ、ちょいと、まあ、あわわ、でも、そりゃおもしろそうだからやるけど、noteに載せるから紹介テキストを書いてくださいよ、と岸井大輔にお願いして書いたもらったテキストが以下。

==============================

ゲームはプレイするものですけど、プレイして楽しむものっていっぱいあります。たとえば、僕は、絵を見るとき、完全にプレイヤーとして見てます。アート作品は、ルールブックみたいなものと思っています。僕にはアートもゲーム同様、やってみて楽しむものということです。

やってみたら楽しいものをつくっている若いアーティストに展示と上演を依頼して、今度いっしょにやります。といっても、2作品とも一見、どうやってプレイしたいいいかよくわかんないと思います。ご存知のとおり、そういう、とっつきにくいゲームが僕は好きなんですよ。やりこみ甲斐あるというか。で、この2作品を、演劇とか美術のファンじゃない人がプレイしたらどう思うのかなー、と思ったのでした。

で、米光さんにやっていただいて、(見てもらって)どうだったか、お伺いできればと思います。2人の作家にもアートの専門家じゃない人の作品の感想を聞きたいだろうし。何より、美術とか演劇に縁遠い人には、わかりやすくなるんじゃないかな、と思いました。僕もちょっと司会に立ちます。けど3人で話してもらえたら面白いと思います。才能のある若者を米光さんに紹介して自慢したいだけ、かもしれません。

この公演と展示は、アートについてのレクチャーシリーズ「形」の一部です。(詳しくはサイトhttps://playsand.work/s/katachi/)同じ日に同じ会場で、16時30分から岸井がプレイとは何かの話をするんですが、演劇の話だけじゃなくて、オンセとかも例にして話します。さらにその後は『ビデオゲームの美学』の松永伸司さんと、プレイについて考えます。こんな調子で8日続くイベントの初日です。(全22クラス通しフリーパスが1万円(学生6000円)ですよ。安いでしょう)一日いてもらえると楽しいかもしれません。

=======================
データ

円盤に乗る派「Qua(くぁ)」の公演毎にアフタートークを企画しました。 日毎のレクチャーのテーマに合わせて行います。演劇上演、アフタートークを、同日他クラスとあわせお楽しみください。

2月8日(土)13:30~15:00ゲスト =米光一成 登壇=カゲヤマ気象台 大岩雄典
「形」の演劇上演と美術展示は、どちらも「プレイ」できるものです。初日に、「ぷよぷよ」や「想像と言葉」で知られるゲームデザイナーの米光一成さんをお招きし、円盤に乗る派の上演「Qua(くぁ)」と大岩雄典の展示「別れ話」をプレイしていただき、感想を伺うトークを行います。 13時30分から演劇の上演、14時ごろから1時間程度トークをします。展示は13時から開場しています。
==============================

というわけで、みなさんも、ぜひー。

ポタライブと『ぼくがゲームを作らないと世界が滅んでしまうから』

続きをみるには

残り 1,098字

¥ 100

サポートいただいたら、記事に還元できることに使います。表現道場マガジンをよろしく! また、記事単体で購入できますが、月額800円「表現道場マガジン」がお得です。