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イノベーションとは何か?~論文から紐解く海外と日本の違い~

~概要~

・イノベーションについて

・2つのイノベーションの説明

読了5分

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こんにちは、ぽんです。

今回は『イノベーション』について説明します。



まず、このnoteを書こうと思ったのが、
自分のアウトプットのためだったんですよね。

なので、今回は論文をあさっていたときに発掘した面白い論文と共に説明していければと思います。



『イノベーションとは?』


イノベーションの定義はいろいろあるのですが、
自分がしっくりきたのは、シュンペーターの定義です。


イノベーションとは新結合のことである。

5つに分類など詳しいことは山ほどあるのだが、
この言葉をあんな昔に提案できたことが素晴らしい。


新結合とは組み合わせて新しいモノを作るという
意味であり、既存と既存でも良いという概念だ。

一方で自分たちがアイデアを思いついたときは、
大体1990年までには世に出ていることが多い。


本当に昔の人は頭が良いんだなぁ
と感心するばかりだ。



『2つのイノベーション』


さてさて、ここからが本題です。

まず、2つのイノベーションについて説明しましょう。


①インクレメンタルイノベーション
ーー継続的にver.UPしていくもの

②ラディカルイノベーション
ーー業界や既存製品に急進的な変化をもたらすもの


上記が2つのイノベーションの説明です。
で、例を挙げると、

①はガラケーにお財布機能が付いたこと

②はガラケーがスマホに切り替わったことです。


いわゆる大衆が考えている破壊的イノベーションんんんみたいなのは②の方です。


そして、面白い論文を見つけました。こちらです。

Source: Based on “Business R&D and Innovation Survey 2009” by USCB and NSTF


日本とアメリカの①、②のイノベーションの比率が圧倒的に異なるんですよね。

主にこのイノベーションなのですが、
オープンイノベーションを説明するときなどに
使われ、企業間の繋がりの強さなどが関係して
いると言われています。


で、こちらがその企業間の繋がりとイノベーションについて説明したモノです。


Source: Based on Fleming (2004)

繋がりが弱い方が、すぐに異業種との
知見の交換が可能となりブレ―クスルー、
いわゆるラディカルイノベーションが
確立するという訳です。


そして、日本の企業の問題は同業種との
密接すぎる繋がり、そして異業種での
密接な繋がりが逆にイノベーションを
阻害しているということです。


これらを打開する施策をいろんな人が論じては
いるのですが、『言ってるようで言ってない』
人ばっかりなんですよね。

だれか、この論文で何か新しいモノを
作ってくれることを願います。

まぁ今回はこのへんで。


終わり

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