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NovelJAM2018秋・参戦記1:まず結果から

 NovelJam結果報告です。
 正直、まだ気持ちが全然わりきれてないです。


 結果から言うと、無冠でした。まあ、見込みが甘かったのかなー、とか、反省点はいっぱいありすぎて正直きつい。いろいろと「くやしくてしにそう(響けユーフォニアム)」なところはあります。澤さんも日野さんもめっちゃ健闘したし編集つきぬけさんもよくやっただけに辛い。だから参戦記もなかなか書けないのが正直なところです。

 それでもなんとか書こうとPCに向かっても、どうしても言葉が浮かばない。デザインの特訓で小説を書いてなくて勘が鈍ったのかなと思っていつもどおりの短編書こうと思っても、それがまた書けない。無理やり絞り出してなんとかここまでこう書き始めたけど、それでもきつい。強烈な自己批判の嵐なのです。それがNovelJamの恐ろしさ。でもまだ終わっていないんです。来年2月1日までグランプリ期間が続きます。めちゃめちゃきつい。

 NovelJam後すぐに絞り出した短編はこれ。うう、勘が鈍ってる。

 マルチロール https://ncode.syosetu.com/n6422fd/

 ときついきつい言っても仕方がないので書きます。うん。

 今回NovelJamに遠隔参加したのは体力もお金もない中、それでもNovelJamに参加したくなってしまった私の苦肉の策でした。しかし結果、予想したディスコミュニケーション状況は殆どなかった。せいぜいプレゼン直前辺りにチームが会場設営の都合で引っ越しさせられたときに全く応答がなくなったときぐらいで、ほかは適切にコミュニケーションできたと思う。だから、この結果は私の非力もあるよな、とどうしても思ってしまう。
 デザイナーとして参加しても結局素人のデザインだよなと反省しています。でもこれをどうしたらいいかもわからない。それがつまるところ素人だってことです。情報でデザイナー応募が少ないというのを受けてやろうと思っちゃったのがこの結果、このざまです。見込みが甘かった。

 それでもNovelJamというあの空間は魅力的な空間なのです。才気煥発な30人と一緒に過ごせるのはすごく楽しい。辛いけど楽しい。でも、遠隔参加なので今回のNovelJamで私の写った写真は一枚もないと思う。仕方がないことだけど。

 ただ、私の遠隔参加は別の意味もあります。それは前回私が編集をやったときに同じ場を共有することがすごく役に立った。遠隔ではそれがないかわりに、在宅参加なので使用できる機材は無制限。いつもの使い慣れた機材をすべて投入できる。

 プロセッサIntel(R)Core(TM) i7-2600CPU @ 3.40GHz 実装RAM16.0GB モニタ3+液晶タブレット1。それが今回の本務機になりました。

 そして睡眠もいつものなれた自宅でとれる。今「働き方改革」なんてまたひどい搾取がいわれてますが、現実、出版において遠隔作業は増えているように思います。アメコミなんかは実際ほとんど遠隔作業で作られているし、また私が参加していた電子雑誌「オルタニア」と「ガンズ&ユニバース」でも遠隔で編集作業から発行までやっています。そういう現在のスタイルを出版世界のミニチュア実験室であるNovelJamに反映し、どこまでできるかをやってみる、それも意義ではあります。

 で、開始からそういったデジタルコミュニケーションはよく機能しました。NovelJamのYouTubeライブがあることがすごく助かりました。全体の進行状況をこれで確認。まさにライブ感もあってモチベーションも高まりました。
 そしてGoogleドキュメントが大活躍でした。チャットもTwitterのグループ、Facebookメッセンジャーが活躍。意思伝達はそれで行いました。そこで決定したことはGoogleスプレッドシートで作ったタイムラインやFacebookグループにまとめます。私からの成果物の提出はGoogle Driveを使いました。またDropboxも一部使いました。
 チームビルディングのヒアリングもGoogleスプレッドシートに4人が同時に質問に書き込んで一気に行いました。すごくライブ感があって、一気に盛り上がりました。遠隔な感じがしないのがすごく良かった。

 今回のNovelJam自身のエントリーも私は遠隔なのでとくに手続きはありませんでした。あまりの素っ気なさにメッセージを運営さんに送って確認したほどでした。


 本当はGoogleハングアウトもずっとスタンバイしていました。ただ、冒頭の90秒自己紹介では事前に作ったムービーだけで90秒あったので(正確には93秒。使った曲がいい曲なんでトリミングしたくなかった)、ハングアウトによるビデオ中継は使わなかった。でも結局その結果最後までつかわなかったのはほんと、惜しかったかもしれない。今思えばハングアウトでこの環境で普通に帯域が問題ないか実験すればよかった…。しかもムービーは途中で止まった。毎回これです……。

 チームぎめできまったチームメイトは澤俊之さん。ギター小説の人で、日本独立作家連盟の『月刊群雛』で一緒に掲載されたこともあったと思う。第一回NovelJamで一緒のチームHとなり、私は米光一成賞、澤さんは超ベテランプロの新城カズマ先生の最優秀賞に次ぐ優秀賞をとった仲間でもある。ちなみにこのときの編集が今回チームGの編集をしている波野發作さんでした。参加することが判明したのはなんと会場で。参加者リスト見て目が点になりました。こりゃ最優秀狙いだろうなあ、と。私にはできない素晴らしい貪欲さ。見習いたい。
 そして日野さん、つきぬけさんは初対面、といっても対面することがなかった。今回の最後のチームインタビューでようやく顔を拝見しました。それでも同じ4マンセルでNovelJamという「僕たちの戦場」を戦ったチームメイト。初対面だけど独特の信頼感とつながりがありました。あと私、人の名前を覚えるのがすごく苦手で、つきぬけさんとよく話しているのに間違えそうなことがよくありました。すまない……というか、間違えちゃっってたかも。ひいい。もうしわけない!

 本当はNovelJamでは食事もまた楽しいのです。それがチームでできるのはすごく良い。だけど私は今回遠隔参加で無理です。だから腹いせにNovelJamにあわせて隙間社さんがやってる餃子ジャムに参加だー、と冷凍餃子を焼いて食べました。途中で「餃子の盛り付けが逆だ」という指摘を菊地健さんから頂いて、2回めと3回目はきちんと焼き目を上にできました。今回の食事は餃子餃子だったのですが間に一回サンマを焼いて食べました。でもこのサンマも概念的には餃子の一種らしいです……恐るべし餃子ジャム。

これが逆餃子。ぐぬぬ。

あとここまで大変だったのがメンタルと体調の乱高下でした。特に心臓の不整脈と動悸がひどくて夜中に跳ね起きて冷や汗をびっしりかいたりします。それに伴ってメンタルもきつかった。とくに特訓で自信どころかメンタルががっつり削れていました。ひかえめにいってしにそうでした。

そんなとき鉄道模型の友が送ってくれたBlue-ray動画を見たのがいい反撃のきっかけになりました。

引退する兵庫の山奥の除雪車。兵庫県も日本海岸はものすごい豪雪地帯なんですね。それが新しい除雪車と交代することになった。

で、その惜別でこんなの描いた。

 まさかの除雪車の擬人化。

 でもこれが案外評判が一部方面に良くて、かなりメンタルが持ち直しました。

2D絵でpixivで20いいねとか私にはほんとめずらしい。

ちなみに一番いいねをもらってるのはこれ。

 3DCGです。今回この系統の出番がなかった…。

 でも、これによってなんとかNovelJam本番ではメンタルはかなりいい状態でスタートできました。

 長くなったのでここまで。次につづきます。

 我々のチームのランディングページができました。よろしく。

 我々の作品です。ぜひ。



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