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小1の息子に算数の思考力問題を解いてもらったら、「これ国語の問題だね」と言われた話

「算数」って数字じゃないの?「国語」の問題ってどういうこと?

セミナーの中で話されていた「国語ができれば、他の教科もできる」というのを、とても実感しています。 下の子(小1)はストイックなところがありますが、楽しみながらほぼ毎日ヨンデミーに感想を送っています。そんな子に、算数の思考力問題を解いてもらったところ、「これ国語の問題だね。」と言われました。 子どもに文章題をこのように言われてから、国語や読書力は大事だなと改めて思いました。

このエピソードは、ヨンデミーがお届けしている「ヨンデミーセミナー」の第13回へのおたよりとして、視聴者の方からお寄せいただいたものです。

▽ヨンデミーセミナー第13回はこちら!

この回では、東大3年・フランス文学専修のMさんとの対談をお届けしました。
Mさんは自身の中学受験の経験を振り返り、「読む力」が勉強にどう活きたのかについて話をしています。

【笹沼】読書が中学受験で役に立ったなと感じたところは?

【Mさん】「全部」ですね。もちろん国語はバツグンにできました。でもそれだけじゃなくて、算数・理科・社会にも読書の影響は大きかったように感じます。 小学校だけじゃなくてその先ずっと、今の大学生になってからも実感していますが、結局「文章を読めるかどうか」が成果を大きく分けるなと。
文章を読めると、問題を読むことや教科書を読むことに抵抗感なく取り組めます。「勉強=試験」と思って試験勉強にこだわる人もいるけど、大切なのは普段の勉強で、どれだけ前向きに、自分から進んで取り組めるかが重要だと思います。

【笹沼】そうですよね。子どもの学力を上げてくれるのは普段の勉強です。試験のA判定とかはその成果があらわれているだけなんですね。
では、算数はどうでしょうか?「結局センスなんじゃないの?」とよく言われますが、読書が役立ったなと感じたところは?

【M】実は算数にセンスは関係ないと思っていて、かなり高度で専門的な段階に行く前までは、文章が読めるかどうかの戦いです。 小学校の問題、見たことありますか? すべて日本語なんです。 文章だけで「あ、このパターンの問題だ。じゃあこういう計算をすれば解けるんだろうな」と想像がつくものばかりなんです。

【笹沼】確かに。でも、保護者さんからすれば、算数より数学の方が記憶に新しいので、ギャップを感じるかもしれませんね。

【M】日本は特に「理系・文系」という区別を強く意識させますよね。でも「うちの子は文系寄りだ」「理系が得意みたい」と最初から強く分けてほしくないです。 小学校の基礎的な学力では教科に関わらず、読書・読解力がとても大事になってきます。

冒頭のお子さんの「これ国語の問題だね」という発言は、まさにこの話を裏付けるようなエピソードですね。


読解力が必要なのは算数だけじゃない!

そう、「これ国語の問題だね」が当てはまるのは、実は算数だけではないんです。

Yondemyの代表・笹沼は起業した当時、家庭教師をしていました。中学受験を志望する生徒たちを指導する中で、読書経験の不足によって「理科」や「社会」に苦戦する子どもたちの姿をたくさん見てきたそうです。

もしも全員に、十分に豊かな読書経験があったなら……
国語だけでは理科も社会も、すべての教科を支える力になってくれるのだから、こんなに心強いことはありません。

でも、立ち止まって考えてみると……
理科や社会に苦戦するのは「読書経験の不足」だと、なぜ言えるのでしょうか?

その秘密は「教科書」「テスト問題」にありました。

理科・社会の教科書の難しさは想像以上!?

Yondemyでは、本の難しさを独自のプログラムで解析しています。

この指標を使い、小学校高学年の理科と社会のテキストを分析してみると……
『精霊の守り人』や『羊と鋼の森』といった、大人でも楽しめる小説よりも難しいことが分かりました。

理科や社会の教科書は、大人向けの文庫本すら超えた難易度の文章なんです。
もちろんフィクションとノンフィクションの違いはあります。
でも、十分に理解するにはかなりの読解力が必要、という点は同じ

文章が理解できないと、いくら「覚えよう」「勉強しよう」と教科書に向き合っても、お子さんの力にはなってくれないんです。

そうなると、ひとりで勉強に取り組める範囲も狭くなってしまいます。
読んでもわからないから誰かに教わることになり、塾や家庭教師などに頼るほかありません。

これでは、時間もお金も何倍もかかってしまうかも……。


テスト問題も長くて難しい!

テスト問題にも、教科書を読むのとは違った難しさがあります。

理科や社会の問題を思い出してみてください。
国語でもないのに、長い文章を読んだ記憶がありませんか?

理科や社会は長い文章を読みながら、文脈を把握し、適した用語を穴埋めしていかなければなりません。長い文章の途中に波線が引かれていて、そこが問題文になることも多いですよね。

しかも、テストは限られた時間の中で解かなくてはなりません。
テスト問題を読むだけで精一杯で、解答づくりにじっくり取り組む時間がなかった、なんてことも……。

しっかりすらすら読めたら、時間に余裕も生まれます。
「解ける問題なのに焦ってミスしてしまった……」なんて、もったいないことも減らせますよね。

ちなみに……
第12回のヨンデミーセミナーでは、「小論文」についても触れています。
テスト問題は、大人でも「いや、解けないよ……」と思ってしまうほど難しく、多い分量の文章が当たり前となっているんです!

▽第12回はコチラ! 大きく変化する大学入試で、重要となってくる力について語っています!

必要な「読解力」は「国語の授業」では身につかない!?

読解力のポイントとなるのは「文章全体の文意をパッと掴む能力」です。

でも、国語の授業で扱うのは文章の抜粋がほとんど
教わるのも「指示語の追い方」や「接続詞の役割」などのテクニックが中心です。

テクニックを使って細かく読み込む力はつきますが……
これはお子さんの学びを助ける「読解力」を育てることには、なかなかつながりにくいんです。

では、文章を丸々1冊を通して読み切る力はどこで身につくんでしょうか?
その答えのひとつは「読書」です!

国語の授業だけでは不足しがちな、文章丸ごとを読み切る体験を、本を読み通すことで補うことができます。
読書好きな子は、楽しみながらどんどん読解力を身につけられるんです。

▽「教科書」と「読解力」についてはこちらにも詳しく載っています!

「読解力」を身につけていくために

ここまで、国語だけではない、すべての教科の基礎となる「読解力」についてお話してきました。

でも、読書が読解力を育てるポイントになることは分かっても……
実際に、お子さんにしっかり読書をしてもらうのって難しいですよね。
「ちょうど良い本がなかなかわからない……」「ずっと簡単な本ばかり読んでいる……」というお悩みもよくいただきます。

そもそも今お子さんは読書に対してモチベーションなんてない状態かもしれません。
読む気のない子に、無理やり難しい本を読ませても、ただ読書が嫌いになってしまい、逆効果になることも……。

そこで、読書を楽しく大好きになれるようサポートし、さらにどんどん読む力も鍛えていくのがヨンデミーオンラインです!

AIヨンデミー先生がお子さんの読む力をしっかり分析し、ぴったりな選書からスタート。
お子さんの読書のモチベーションを支える仕掛け満載のアプリで、楽しみながらレベルアップできます。

楽しくたくさん本を読んでいたら、いつの間にか、勉強が得意になっていることも……!

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